十三湊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
心も体も疲れ切った人が、ていねいな料理で元気になる、という設定は珍しくないけれど、この人の描く世界は、とても心地が良い。
お料理の彩りもクリアで新鮮、人の描き方もとてもやさしい。
本郷の下宿屋さん、というのがまた良いじゃないですか!
本郷・・・文豪の匂いがする。
レトロな洋館風、ステンドグラスのはまった窓。
昭和だ!
季実(きみ)は、ブラックな会社に疲れ果て、無職無気力な生活を送り、自己嫌悪に陥っていた。
見かねた母が、東京のすみれおばあちゃんのところへ行かないか、と勧める。
そこで、出張料理人をしている、皆月桃子(みなづき ももこ)と出会う。
おばあちゃんの下宿屋さんの、ただ一人の下宿人である。
ろくでなし親父、母親蒸発、二十三歳でバツイチになったという彼女だが、清潔でツヤツヤしていて、そんな不幸を感じさせない、小柄なのに不思議な存在感。
・如月 始まりのおむすび
心と体を癒すやさしい味が喉を滑り落ちる
・弥生 情熱のポモドーロ
頑張りすぎて料理を嫌いにならないで
・卯月 夢のランチボックス
自分で作ってみれば、愛情のありかは何処にあるか分かります
・皐月 別れの食卓
傘をありがとう。料理を教えてくれてありがとう。
季実が主人公なのかと思ったら、意外と桃子?
ハンサム、からの関西弁の元夫も悪い人ではなさそうで・・・
さつきさんは切なかったです。
「さつき」の次は「みなづき」だけど、その次は「ふみづき」じゃなくて「きみ」なのかなあ・・・ -
Posted by ブクログ
今回も人の想いのこもった優しいお話だった。
ただ今までよりも重い展開が多かった印象。
ちどり亭を継ぐことを決心した彗太にはプロの料理人としての怖さを経験するという試練が待っていたし、花柚さんの前には行くへ不明のお兄さんが現れて覚悟を問われる場面がやってくる。
そのどちらにも、実にこの物語らしい相手を想い遣る前向きな結末が語られて、あー、いいなあ。とてもいい。
読み終わって幸せな気持ちになる物語だ。
それにしても美津彦さんがこんなにまともになって行くとは思わなかった^^
あと、どの巻もそうなんだけど、読むと自分も料理したくななってくるよ。
これでおわりかなと思っていたら、まだ続くんだね。
うれしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ2作品目。
前作に引き続き、相手のことを想って作る料理はどれも美味しそう♪
花柚さんの手ほどきもやっぱりうん、うん♪と勉強しつつ楽しめました^^
二十四節気七十二候が折々出てきてとても興味津々!カレンダーとか購入してみようかな、って本気で考え始めてます^^
食材の美味しい季節、時期をふまえて料理をするって本当に素敵だなぁ。。
作り置きも増えたりして昔よりは丁寧に作れるようになった私のお弁当作りだけど、、
もっともっと丁寧に、もっともっと美味しく楽しく作りたいって思える本です^^
今後のちどり亭の行方、彗太の将来。色々気になり始めた展開です。