神江里見のレビュー一覧
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劇中で強姦殺人が9人以上
連載中は爆笑しながら読んでいた時代漫画(連載当時は漫画扱いされていたのでそう記す)
時代劇ドラマの脚本家であった中村勝行が黒崎裕一郎の筆名で書いていた小説を神江里見が描いた作品
原作小説も大概にエロスとバイオレンスが中心で江戸時代の人々の描写は薄味であるので
漫画版は輪にかけてエロスとバイオレンスが強調された作風である
この作品では『始末人』と呼ばれている
連載初回が連続強姦殺人犯の血走った眼のコマで始まり2回目も同じ連続強姦殺人犯の血走った眼と涎を垂らして裸の女に歯を剥き出している扉絵なので
読んだ当時はどういう漫画なのか訝しんだが、つまり強姦と殺人とそれらの凶悪犯への復讐のみが描かれてい -
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正統派時代劇
本格的で重厚な正統派時代劇。長所も短所もこの言葉で表現できてしまう。
大長編作品ではあるが、連作短編の形をとっているのでどこからでも読めるし、どこで読むのをやめても良い。ずいぶん読みやすい作品である。
一応捕物帳 ミステリーもののカテゴリーに入るのだろうが、ミステリー要素はほとんどなく、江戸時代人情ものである。
絵柄は典型的劇画であるが、かなり丁寧に描いてあるので読みやすい。 -
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昭和の薫りが強い作品
昭和の薫りが強い作品であるが、かっちりとした絵柄とコミックらしい飛び抜けたストーリー展開で今でもまずまず読み進めることができる。主人公の藤堂高虎は長じては次々と主人を変えるので有名な人物であるが、少年時代はそれなりに純朴な人物として描かれていてなかなかに面白い。