【感想・ネタバレ】必殺闇同心 大合本 全3巻収録のレビュー

あらすじ

【全3巻収録】いつの時代も権力と結託し法と秩序の抜け穴を潜って、
己だけの欲を満たそうとする悪は居る。
お白州で裁けぬ巨悪を闇で抹殺する者たち!
それを人は闇の始末人と呼んだ!

人気テレビ時代劇『必殺シリーズ』の脚本家と
時代劇漫画の第一人者が怒涛のタッグを組んだ!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

劇中で強姦殺人が9人以上

連載中は爆笑しながら読んでいた時代漫画(連載当時は漫画扱いされていたのでそう記す)
時代劇ドラマの脚本家であった中村勝行が黒崎裕一郎の筆名で書いていた小説を神江里見が描いた作品
原作小説も大概にエロスとバイオレンスが中心で江戸時代の人々の描写は薄味であるので
漫画版は輪にかけてエロスとバイオレンスが強調された作風である
この作品では『始末人』と呼ばれている

連載初回が連続強姦殺人犯の血走った眼のコマで始まり2回目も同じ連続強姦殺人犯の血走った眼と涎を垂らして裸の女に歯を剥き出している扉絵なので
読んだ当時はどういう漫画なのか訝しんだが、つまり強姦と殺人とそれらの凶悪犯への復讐のみが描かれている漫画なのだ

最初の標的である強姦殺人犯は少女の首を絞めて事切れてから彼女に挿入し達すると大声を上げる様子が活写されている
そしてその次の話も、兄に騙されて老醜の元に送り出された妹が生娘であるのに座禅転がし※で破瓜をされてその瞬間に「ぎゃーっ」と大声で悲鳴を上げさせられ乳房にもいくつも歯形が残るまで噛みつかれて愛人になる事を承諾させられている
この愛人にされた妹というのが不憫で兄を殺されると、無宿の疥癬病みの浪人どもに自分を輪姦させる替わりに復讐させようとしている
女を縄で縛っていたり人と話している間にフェラチオさせる悪漢などの描写が面白過ぎる
ちなみに絵柄のお陰でいやらしくはない

強姦の他にも放火殺人や強盗殺人なども勿論ある
最終話『娘供養』は最初の時点で強姦されて逃げ出した少女が投身自殺しその後にも強姦されて逃げ出して殺される少女が被害者である
また始末人に殺される標的はセックスしている最中に殺されたりもしているし
頭蓋骨が両断されて脳漿がこぼれたり腸が落ちたりといったグロテスクもたっぷり描かれている

エロスとバイオレンスが笑えてしまうほど満載で連載中は吹き出しながら読んだし改めて再読しても本当に笑えた
ワンコインで買って読み終える間は笑えて楽しい作品なのでお薦め

新・必殺闇同心という漫画は、今作に感銘を受けた女性作家の若槻咲美(『咲』名義)が描いた全く同じ小説の漫画化でそちらも読んだ
女性の絵は咲先生の方がずっと良作だ
原作小説『娘供養』だけは電子書籍で読めないのが残念

※女性に座禅を組ませた上で後ろ手に縛り寝転がせてヴァギナに挿入する体位のこと

#笑える #憧れる #共感する

0
2025年11月13日

「青年マンガ」ランキング