安藤哲也のレビュー一覧
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改めて薦められるパパ向け育児書。
近頃の社会的な変化を汲みながら、さらにアップデートされた内容でした。
ファザーリングジャパンのことも著者の安藤さんのことも知っていますので、一度は読んだり聞いた内容が多いですが、そのギッシリと詰まった内容。少しずつ新しくなって網羅されている点に感服します。
個人的に特に面白かったのは終盤の田中さんとの対談。
仕事も育児も半分降りよう。
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パパが主夫になる路線の方が、その家庭にとっては正しい選択だった。
おのおのの家庭にとっての”正解”を多様な選択肢から導き出すのが、今後のポスト・イクメンたちの課題の一つ。
しなやかな生き方
「諦める力」はパパにな -
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【読書その29】ファザーリングジャパン安藤哲也氏の、イクメン又はこれからイクメンになろうとする人のための育児本。妊娠・出産から3歳ごろまでの子育てについて、父親になる男性が知っておきたいことを、漫画を交えながら、楽しく、そして、わかりやすく学べる本。
自分のように奥さんが妊娠中でこれから子供授かる「プレパパ」、赤ちゃんが生まれたばかりで奮闘中の「仮免パパ」にもお薦めの一冊。さらに、自分も読んで妻にも勧めたが、奥さんにも読んでもらうと、夫婦で育児についての理解が深まり、非常にいいと思う。
本書で「職場でパパ宣言をして、職場を味方につける」というのがある。私はこの本を職場への通勤途中に読んでいて、 -
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ネタバレファザーリングジャパンの安藤さんの本。
対象年齢は0-3歳までのパパをターゲットにしている。
僕は、「新しいパパの教科書」でファザーリングジャパンの「仕事も子育てを楽しむ」という考えに共感して、本書を読んでみることとした。
「新しいパパの教科書」と内容は似ているところは多い。ただ、「新しいパパの教科書」は硬い感じで記載されているが、本書は漫画を交えたり、語り口が柔らかかったり、こちらの方が新しいパパには読みやすい。
以下気になった内容
◼️「心から楽しい」という体験を子どもにさせるためには、一緒にやっている大人が、心から楽しむことが一番なのです。パパの笑顔が、子どもの楽しい気持ちを倍増 -
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いわゆるイクメン、男性が父親になる時のための指南本ではあるけれど、家庭を事業体と考えるという発想、ワーク・ライフ・バランスを「天稟型」ではなく、もっと多方面に足を伸ばした「寄せ鍋型」と捉える発想などは、男性にも女性にも関係なく提案できることではないかと思う。
印象的だったのは、家庭における男女の役割が大きく変わったことと、現在の経済状況との変化が呼応したものであり、その「変化」が従来の「男は外、女は内」という基本理念を 現実として覆してしまっている「事実」があるということ。
それなのに、現実には親子ともども職業としては「公務員」を目指し、女性に「専業主婦」指向が高まるなど、事実を見据えてい -
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ネタバレ父親は、母親と同じレベルの育児をできないのが当然ということにホッとさせられる。
大切なのは家庭内が生き生きできる環境を整えること。それには、子供や妻への目配り気配りが大切。
これは、職場で部下を生き生き働かせるのと全く同じことですね。
やはり育児は母親が行うもの。
その現実をしっかり認識しつつ、妻や子供が笑顔で居られるためのサポートこそ、男性の役割なのだと感じた。
以下、備忘だが、ダブルマザーになってはいけないと言う点には共感。
確かに、父親が母親の細かさでチクチクやったら子供は荒むだろう。
また、自分が喜怒哀楽を表現したり、妻と色々な議論をしているところを見せることが、豊かな子供を育て -
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【育児を考える】
家庭でどうふるまうべきなのか、子どもも親も人生全体に影響する育児をどう行っていくべきなのかという実践の目線と、日本の少子高齢化対策のヒントにならないかというマクロな目線とで読んでみた。
家事や育児に対して「当事者意識」を持って取り組み、よい親というよりかはいつも笑っている親になるのが理想的である。これ手伝ったほうがいいですか?と聞かれる指示待ち人間にはイラっとするが、家庭でも一緒。
少子高齢化対策のほうでは、企業で変える部分が大きいと思うが、いいなと思った取り組みは、トヨタ自動車が行った配偶者手当廃止と子ども手当の支給。一人あたり月2万円だそうだ。
ワンオペ育児だと、2 -
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「イクメン」という言葉が定着したものの、多くのパパが理想と現実の乖離に直面し、イクメン・ブルーになっているという認識の下、「ポスト・イクメン」として「よい父親」ではなく「笑っている父親」をめざそうというコンセプトで、家庭、職場、地域、それぞれでの実践的アイデア・方法を解説。
指示待ちの「家庭内ぶらさがり社員」にならない当事者意識が重要であること、間接育児という考え方、アウトソーシングも1つの解決方法であること、育休はできれば4か月取るべきであること、「寄せ鍋型のワーク・ライフ・バランス」として家庭や職場に次ぐ「サードプレイス」を持つことが重要であることなど、男性が楽しく充実した子育てをしていく -
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●育児を会社に例えている点が興味深い
家庭が幸せになる「事業計画」を立てよう
→子育てにかかる費用を計算(幼稚園、小学校、中学校…)
●産後、豹変したママのメンタルに向き合えない
不安定なママの精神的ケア
→「共感、受容、称賛」が大切
ママの話をしっかり聞く
ありのママを認め、日頃の頑張りを褒める
●仕事を半分降りるのも一つの考え
育休の取得を推奨
→地域の活動(PTAなど)を積極的に参加し、会社以外の顔を持とう
産後専業主婦になった私は、自己肯定感が下がる時が多いです。
人との関わりが減り、誰にも褒めてもらえない、認めてもらえない…
そんな時に旦那さんから、「共感、受