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“イクメンブルー”という言葉を、知っていますか
「イクメン」という言葉がもてはやされることなく、男性の育児が当たり前となった昨今。にわかに話題を集めるのは「イクメンブルー」という新たなキーワードです。
男性も家事・育児の分担を求められる一方、賃金の上昇は見込めず、相変わらず長時間労働を余儀なくされている。
そんな状況のなか、世間やママが求める「理想のイクメン像」と、仕事と家庭の両立に奮闘する「現実のイクメン」の乖離にいま、日本のパパたちが苦しんでいます。
本書では、「パパのための育児本」といった本からは一歩も二歩も進み、単なる「イクメン」から視座を上げ、育児を含めた人生そのものを楽しむ「ポスト・イクメン」へと脱却する具体的な方法を提示します。
◎「家庭内ぶら下がり社員」になっていませんか?
◎「まずは週1回、定時に帰ることから始めよう」
◎「弱音を吐けるパパ友をつくろう!」……etc.
「ママが怖い」「仕事と家庭の両立がしんどい」パパも、今日から変わります!!
第五章には、「男性学」の第一人者・田中俊之氏(武蔵大学助教)との特別対談を収録。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
改めて薦められるパパ向け育児書。
近頃の社会的な変化を汲みながら、さらにアップデートされた内容でした。
ファザーリングジャパンのことも著者の安藤さんのことも知っていますので、一度は読んだり聞いた内容が多いですが、そのギッシリと詰まった内容。少しずつ新しくなって網羅されている点に感服します。
個人的に特に面白かったのは終盤の田中さんとの対談。
仕事も育児も半分降りよう。
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パパが主夫になる路線の方が、その家庭にとっては正しい選択だった。
おのおのの家庭にとっての”正解”を多様な選択肢から導き出すのが、今後のポスト・イクメンたちの課題の一つ。
しなやかな生き方
「諦める力」はパパになると得られる。
本当はポジティブなもの。
「毎日24時間仕事に費やして年収1000万円」より、年収500万円でも子どもの笑顔を2倍もらっているほうが幸せなのではないかと思います
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妻との戦いも「半分降りる」
楽になれるし、他に労力をかけた方がいい。
→まさに、この数年最も消耗していたのが妻との戦い。
あなたの人生は「仕事だけではないし、子育てだけでもない」
さあ、人生を楽しもう。笑ってる父親に
20代のころ、管理職になりたいと思わなかった。
どうみても幸せそうに見えなかったから。
でも今の子育て世代の大変さを20代の人は幸せそうに見えてないのかもしれないね。
Posted by ブクログ
いわゆるイクメン、男性が父親になる時のための指南本ではあるけれど、家庭を事業体と考えるという発想、ワーク・ライフ・バランスを「天稟型」ではなく、もっと多方面に足を伸ばした「寄せ鍋型」と捉える発想などは、男性にも女性にも関係なく提案できることではないかと思う。
印象的だったのは、家庭における男女の役割が大きく変わったことと、現在の経済状況との変化が呼応したものであり、その「変化」が従来の「男は外、女は内」という基本理念を 現実として覆してしまっている「事実」があるということ。
それなのに、現実には親子ともども職業としては「公務員」を目指し、女性に「専業主婦」指向が高まるなど、事実を見据えていない行動が蔓延しつつある。
著者たちはこれを「泥舟にすがりつく状態」と描写し、「そういう状態にある子どもたちをサルベージする」ことが、これからの親の役目、社会の課題であるとする。とても共感できる意見だった。
父親(だけではなく親のどちらも)は「背中を見せる」存在ではなく、子どもと向き合って同じ方向から社会を見つめ、一緒に育っていく。これが家庭の幸福の基本にある。そしてその「家庭」も血縁だけではない、もっと緩やかで穏やかな関わり方があってもいいと思う。
Posted by ブクログ
【育児を考える】
家庭でどうふるまうべきなのか、子どもも親も人生全体に影響する育児をどう行っていくべきなのかという実践の目線と、日本の少子高齢化対策のヒントにならないかというマクロな目線とで読んでみた。
家事や育児に対して「当事者意識」を持って取り組み、よい親というよりかはいつも笑っている親になるのが理想的である。これ手伝ったほうがいいですか?と聞かれる指示待ち人間にはイラっとするが、家庭でも一緒。
少子高齢化対策のほうでは、企業で変える部分が大きいと思うが、いいなと思った取り組みは、トヨタ自動車が行った配偶者手当廃止と子ども手当の支給。一人あたり月2万円だそうだ。
ワンオペ育児だと、2人目が生まれないというデータも参考になった。家事や育児に父親が取り組むことで子どもの数は変わる。
Posted by ブクログ
「イクメン」という言葉が定着したものの、多くのパパが理想と現実の乖離に直面し、イクメン・ブルーになっているという認識の下、「ポスト・イクメン」として「よい父親」ではなく「笑っている父親」をめざそうというコンセプトで、家庭、職場、地域、それぞれでの実践的アイデア・方法を解説。
指示待ちの「家庭内ぶらさがり社員」にならない当事者意識が重要であること、間接育児という考え方、アウトソーシングも1つの解決方法であること、育休はできれば4か月取るべきであること、「寄せ鍋型のワーク・ライフ・バランス」として家庭や職場に次ぐ「サードプレイス」を持つことが重要であることなど、男性が楽しく充実した子育てをしていくための実践的なヒントが多く、有益であった。
ただ、全体的に子育てをビジネスに喩える描写が多かったのだが、こういうのが響く男性も一定いるのだろうとは思いつつ、それには違和感を覚えた。特に、パパがママをマネジメントするとか、パパは家庭内の経営者としての意識を持つべきとか、パパは「ダブルマザー」になるのではなく、1つ上の視座から家庭を俯瞰する「家庭内イクボス」をめざすべきといったアドバイスは、形を変えた男尊女卑のような印象を持ってしまった。そういう言い方が響く男性向けの方便とは思いつつ、その点は結構気になった。
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