【感想・ネタバレ】「パパは大変」が「面白い!」に変わる本のレビュー

あらすじ

“イクメンブルー”という言葉を、知っていますか
「イクメン」という言葉がもてはやされることなく、男性の育児が当たり前となった昨今。にわかに話題を集めるのは「イクメンブルー」という新たなキーワードです。
男性も家事・育児の分担を求められる一方、賃金の上昇は見込めず、相変わらず長時間労働を余儀なくされている。
そんな状況のなか、世間やママが求める「理想のイクメン像」と、仕事と家庭の両立に奮闘する「現実のイクメン」の乖離にいま、日本のパパたちが苦しんでいます。

本書では、「パパのための育児本」といった本からは一歩も二歩も進み、単なる「イクメン」から視座を上げ、育児を含めた人生そのものを楽しむ「ポスト・イクメン」へと脱却する具体的な方法を提示します。

◎「家庭内ぶら下がり社員」になっていませんか?
◎「まずは週1回、定時に帰ることから始めよう」
◎「弱音を吐けるパパ友をつくろう!」……etc.

「ママが怖い」「仕事と家庭の両立がしんどい」パパも、今日から変わります!!

第五章には、「男性学」の第一人者・田中俊之氏(武蔵大学助教)との特別対談を収録。

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Posted by ブクログ

「男は仕事、女は家庭」という時代からイクメンという言葉からも分かるように男性も家庭に入り育児をしっかりと行う時代に変化しつつある中での、パパの苦悩や対策が書かれている。正しくあろうとすることやまじめに考えすぎて苦しい時もあるかもしれないが、育児を子供と過ごせる大切な時間と捉えて直すことで楽しく笑顔の時間が増えると感じた。家庭と仕事場以外にサードプレイスをしっかり持ち、うまく自己流と他者の多様性を取り入れることがうまくいくコツの1つ。

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2021年09月04日

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夫婦で読みました。現代の先を行くパパの姿がきちんと文章に落とされていて、全体的に暗めの育児本の中でも明るい気持ちにさせてくれました。

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2018年02月28日

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社会の変化から、パパたちの変化についても考える。幸せな家庭を築いて、老後も幸せな生活をしていくために、今、仕事から半分降りるのもあり。やっぱり幸せな人生を生きるためには、自分で自分の人生を楽しまないとね。そんなことを考える。

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2017年08月01日

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改めて薦められるパパ向け育児書。
近頃の社会的な変化を汲みながら、さらにアップデートされた内容でした。

ファザーリングジャパンのことも著者の安藤さんのことも知っていますので、一度は読んだり聞いた内容が多いですが、そのギッシリと詰まった内容。少しずつ新しくなって網羅されている点に感服します。

個人的に特に面白かったのは終盤の田中さんとの対談。
仕事も育児も半分降りよう。

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パパが主夫になる路線の方が、その家庭にとっては正しい選択だった。
おのおのの家庭にとっての”正解”を多様な選択肢から導き出すのが、今後のポスト・イクメンたちの課題の一つ。

しなやかな生き方
「諦める力」はパパになると得られる。
本当はポジティブなもの。

「毎日24時間仕事に費やして年収1000万円」より、年収500万円でも子どもの笑顔を2倍もらっているほうが幸せなのではないかと思います
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妻との戦いも「半分降りる」
楽になれるし、他に労力をかけた方がいい。
→まさに、この数年最も消耗していたのが妻との戦い。

あなたの人生は「仕事だけではないし、子育てだけでもない」

さあ、人生を楽しもう。笑ってる父親に

20代のころ、管理職になりたいと思わなかった。
どうみても幸せそうに見えなかったから。
でも今の子育て世代の大変さを20代の人は幸せそうに見えてないのかもしれないね。

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2017年04月19日

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想定読者は男性だろうと思いつつ手に取ってみたけど、女性も読んでみても面白いかも!
プレイングマネージャーである自分は反省しきり。隗より始めよ、だなあ。

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2022年07月30日

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【感想】
仕事のマネジメントと家庭のマネジメントをうまく融合させて
具体例を多く交えながら進む論調は、好みが分かれるだろうが
自分は非常に読みやすく共感ポイントが多かった。

【私的ポイント】
特によかったポイントは以下の3点
・家庭内コミュニケーションを業務視点で振り返る
・イクボス化に向けた業務調整とルール作り
・MBAではなくPTAでマネジメントスキル向上
▶︎ワークライフバランスという分断する考えではなくワークライフミックス・シナジーといった混ぜ合わせた新たなプランを作る気概が必要だと感じている。

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2021年03月17日

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いわゆるイクメン、男性が父親になる時のための指南本ではあるけれど、家庭を事業体と考えるという発想、ワーク・ライフ・バランスを「天稟型」ではなく、もっと多方面に足を伸ばした「寄せ鍋型」と捉える発想などは、男性にも女性にも関係なく提案できることではないかと思う。

印象的だったのは、家庭における男女の役割が大きく変わったことと、現在の経済状況との変化が呼応したものであり、その「変化」が従来の「男は外、女は内」という基本理念を 現実として覆してしまっている「事実」があるということ。

それなのに、現実には親子ともども職業としては「公務員」を目指し、女性に「専業主婦」指向が高まるなど、事実を見据えていない行動が蔓延しつつある。

著者たちはこれを「泥舟にすがりつく状態」と描写し、「そういう状態にある子どもたちをサルベージする」ことが、これからの親の役目、社会の課題であるとする。とても共感できる意見だった。

父親(だけではなく親のどちらも)は「背中を見せる」存在ではなく、子どもと向き合って同じ方向から社会を見つめ、一緒に育っていく。これが家庭の幸福の基本にある。そしてその「家庭」も血縁だけではない、もっと緩やかで穏やかな関わり方があってもいいと思う。

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2019年05月08日

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仕事と同じで指示待ちではなく主体的に行動しようと決意しました。
主体的に動くことによって大変が面白いに変わっていくんでしょうね。

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2019年02月15日

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ネタバレ

父親は、母親と同じレベルの育児をできないのが当然ということにホッとさせられる。

大切なのは家庭内が生き生きできる環境を整えること。それには、子供や妻への目配り気配りが大切。
これは、職場で部下を生き生き働かせるのと全く同じことですね。

やはり育児は母親が行うもの。
その現実をしっかり認識しつつ、妻や子供が笑顔で居られるためのサポートこそ、男性の役割なのだと感じた。

以下、備忘だが、ダブルマザーになってはいけないと言う点には共感。
確かに、父親が母親の細かさでチクチクやったら子供は荒むだろう。
また、自分が喜怒哀楽を表現したり、妻と色々な議論をしているところを見せることが、豊かな子供を育てることになるのだとも感じた。

良書です。

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2018年09月07日

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【育児を考える】
家庭でどうふるまうべきなのか、子どもも親も人生全体に影響する育児をどう行っていくべきなのかという実践の目線と、日本の少子高齢化対策のヒントにならないかというマクロな目線とで読んでみた。

家事や育児に対して「当事者意識」を持って取り組み、よい親というよりかはいつも笑っている親になるのが理想的である。これ手伝ったほうがいいですか?と聞かれる指示待ち人間にはイラっとするが、家庭でも一緒。

少子高齢化対策のほうでは、企業で変える部分が大きいと思うが、いいなと思った取り組みは、トヨタ自動車が行った配偶者手当廃止と子ども手当の支給。一人あたり月2万円だそうだ。

ワンオペ育児だと、2人目が生まれないというデータも参考になった。家事や育児に父親が取り組むことで子どもの数は変わる。

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2017年11月12日

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「イクメン」という言葉が定着したものの、多くのパパが理想と現実の乖離に直面し、イクメン・ブルーになっているという認識の下、「ポスト・イクメン」として「よい父親」ではなく「笑っている父親」をめざそうというコンセプトで、家庭、職場、地域、それぞれでの実践的アイデア・方法を解説。
指示待ちの「家庭内ぶらさがり社員」にならない当事者意識が重要であること、間接育児という考え方、アウトソーシングも1つの解決方法であること、育休はできれば4か月取るべきであること、「寄せ鍋型のワーク・ライフ・バランス」として家庭や職場に次ぐ「サードプレイス」を持つことが重要であることなど、男性が楽しく充実した子育てをしていくための実践的なヒントが多く、有益であった。
ただ、全体的に子育てをビジネスに喩える描写が多かったのだが、こういうのが響く男性も一定いるのだろうとは思いつつ、それには違和感を覚えた。特に、パパがママをマネジメントするとか、パパは家庭内の経営者としての意識を持つべきとか、パパは「ダブルマザー」になるのではなく、1つ上の視座から家庭を俯瞰する「家庭内イクボス」をめざすべきといったアドバイスは、形を変えた男尊女卑のような印象を持ってしまった。そういう言い方が響く男性向けの方便とは思いつつ、その点は結構気になった。

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2021年12月26日

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●育児を会社に例えている点が興味深い
 家庭が幸せになる「事業計画」を立てよう
 →子育てにかかる費用を計算(幼稚園、小学校、中学校…)

●産後、豹変したママのメンタルに向き合えない
 不安定なママの精神的ケア
 →「共感、受容、称賛」が大切
 ママの話をしっかり聞く
 ありのママを認め、日頃の頑張りを褒める
 
●仕事を半分降りるのも一つの考え
 育休の取得を推奨
 →地域の活動(PTAなど)を積極的に参加し、会社以外の顔を持とう

産後専業主婦になった私は、自己肯定感が下がる時が多いです。
人との関わりが減り、誰にも褒めてもらえない、認めてもらえない…
そんな時に旦那さんから、「共感、受容、称賛」をもらえたら元気が出るだろうな

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2021年06月23日

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パパになっての参考書籍4冊目である。
この書籍のタイトルが内容に合っているのか?はともかく、幅広く書かれている印象で、なるほど、そうだよね、と思うところがいっぱいあった。


「ママがキレるNGワード」は「家族サービス」と「鉄だろうか?」。その言葉からは「大変そうだから手伝うよ」という当事者ではないようなニュアンスが含まれるため。よくわかる話。

ママは「理想のママ像」と自分を比べてしがちで、いつも減点法で自信をなくしている。だから、パパはありのままのママを認めてあげましょう!そのとおり。でも、パパも自信をなくすこともあるんだよなー。寝る時はママじゃないと寝なかったり。。

「週に1回は寝かしつけをしている」「朝はオムツを替えている」と主張しても、赤ちゃんは週に1回だけ寝るわけでも、朝だけおしっこをするわけでもない。ママたちは毎日、誰に褒められるわけでもなく何回もそれをやっています。それなのに、たまの家事・育児でパパが"褒めてアピール"をすれば、ママは当然苛立ってしまうのです。
そのとおり、いつもママへの感謝に忘れないようにし、もっと積極的に育児に関わっていかないといけないね。

会社に育児休業という「制度」があっても「風土」がない。でも、うちの会社では男性で育休を取った実績がある!

厚生労働省は2016年から「出生時両立支援助成金」を新設し、育児休業取得者がでた中小企業に60万を給付する。そんな制度があるとは知らなかった。

自分の子どもを地域のパパママたちに認識してもらうのはとても大切なことです。
これは、田舎で育ったからよく分かる!村で生まれた子は、村の皆の子。とは言い過ぎかもしれなけど。地域のみんながどこの子どもか分かって、気にかけてくれると本当に助かるし、様々なリスクにも対応できると本当に思う。だから、なるべくご近所さんに挨拶するようにしているし、子どもが生まれたときも挨拶まわしをしました。
娘が出歩くようになったら、皆さんよろしくお願いします。

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2018年02月08日

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ネタバレ

こどもの日。
仕事と育児でかなり追い詰められていた時期で、ついつい手に取った本。
「よい父親ではなく、笑っている父親になろう」というファザリングジャパンのスローガンは、妙にしっくりきた。

育児に対する社会的な偏見に対して、次代の担い手を育成する社会性を持った営みをしているんだという反論。

言われたことだけをすることに面白みを感じることはない。

聞き分けのいい子供は、無意識に自分の感情を抑え込んでいる可能性が高い。

子育ては、期間限定のプロジェクト。
ライスワーク。
旅行に行って職場にお土産を買ってくるのは、日本人だけ。

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2017年05月05日

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父親時間を出来るだけ取りたいと考えており、興味があり手に取る。私も何人かの方にはお会いし、お話ししたことのあるファーザリングジャパンに所属している方のパパ応援本。

社会も変わってきており、その中で父親の役割、求められる事が変わっている事を感じる。今まさに変革中で、家庭を大切にしたいと考える人と、今まで通り仕事をやって欲しいと考える企業とのギャップの中で、どういうスタンスを取り、周りに理解してもらえるのかをイメージするには良い本だと思う。

【共感】
パパは間接育児、ママのケア「共感、受容、賞賛」

2枚目の名刺を持とう

地域活動を楽しむパパ「イキメン」

良い父親ではなく、笑っている父親を増やす

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2017年05月03日

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ポストイクメン。
のんびりと肩肘張らずに。
家庭、職場、地域を楽しむ^ - ^
できることはできる、できないことはできないっかな〜〜、

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2017年04月23日

Posted by ブクログ

「理想のイクメン像を求めすぎないで」という話はあるものの、「もっと頑張れ」感が否めなかった。
が、出世など色々と諦めつつ、もっと大事なことに時間を使うべき、というのは、少なくとも今の時代はその通りだと思う。
とはいえ、労働時間に対する成果をしっかりと評価できない(「時短でも、時短じゃない人ひとり分の成果を出した」ような人が評価されない)企業がなくなれば、出世はあきらめる問題ではないと考えたりしました。

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2017年03月22日

Posted by ブクログ

ファザーリング・ジャパン のことは何かで読んで知った気になっていたが、それが表面的なものだったと反省した。
もうこどもが大きくなったので育休とるとかいう時期でもないし、会社で部下がいるわけでもないからイクボスという言葉とも無縁ではあるが、これからの日本の会社のあり方、会社との付き合い方を考える上では読んでおいて損はない1冊。
興味深かったのは、「平日昼間問題」。「おとうさんが家にいても不安にならない」という社会が来るのはもう少し先かもしれないと思いながら、それでは世の中は変わらないんだろうなぁと思いました。

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2017年03月14日

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