中田浩資のレビュー一覧

  • 沖縄の離島 路線バスの旅

    Posted by ブクログ

    車の運転のできない者としてバイブルのような一冊!
    であるが、やはり沖縄をばすで旅することは難しいのだなとよーく学ぶことができた。

    0
    2023年03月27日
  • ディープすぎるシルクロード中央アジアの旅

    Posted by ブクログ

    下川裕治が仏教に関心があるとは知らなかったが、三蔵法師こと玄奘がたどったとされる行路を鉄道、バス、乗合タクシーなどを使って、相変わらずの貧乏旅行をした旅行記。
    玄奘の時代も旅のリスクは大きかっただろうが、現代も国境問題があってアフガニスタンに入れず一部行程を断念したり、中国のウイグル地区では中国政府によるやたらと厳しい検問や外国人のホテル利用制限に苦労したりした。特に、新疆ウイグル自治区におけるウイグル族への監視は、最近も世界各国から批判されているが、相当厳しく抑圧的であったようで、著者も「魔王がいる」かのようだと言っている。
    それに比べると、キルギスやウズベクあたりはかなり自由な感じらしい。

    0
    2020年01月25日
  • ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行

    Posted by ブクログ

    この人の作品では、観光地の案内的な内容のものよりも、こうした挑戦もののほうが面白いと思う。自ら国境フリークと称しているが、日本人にはなかなか体験できない、というか理解の難しい国境越えの話はとても興味深い。

    0
    2016年07月14日
  • 不思議列車がアジアを走る

    Posted by ブクログ

    下川氏の作品の魅力は、何と云っても単なる旅行記やガイドの類と違って、行った先で氏が感じたことが非常にリアルに伝わってくることだ。まるで自分が体験したことのように感じられるところが上手さなのだと思う。
    本書は列車をテーマにしているけれど、描かれているのは人である。人を運ぶ列車なのだから当然なのだけど。
    本書はいわゆる「乗り鉄」の人にはお勧めしない。何故なら読むとかならず乗りに行きたくなるからだ!

    0
    2013年10月10日
  • 一両列車のゆるり旅

    Posted by ブクログ

    夏の北アルプス、吹雪の日本海、里山の無人駅―超ローカル線の車窓をぼーっと眺め、昭和の名残漂う駅前旅館に泊まる旅。JR地方交通線「身延線・大糸線」「水郡線・只見線」「日田彦山線・久大本線・豊肥本線・肥薩線」「鳴門線・牟岐線・徳島線・予土線・内子線」「陸羽東線・陸羽西線・五能線・津軽線」「留萌本線・宗谷本線」のほか、台湾・韓国のローカル線と駅前宿の旅コラムも収録。(表紙裏)

    海外紀行作家・下川祐治さんの、珍しい日本紀行文。
    シリーズのように読んでいた貧乏旅行と違い、制約があまりないので、いつもの七転八倒するような面白さは薄い。
    じゃあ何が良いんだっていうと、ローカル線を乗り継いでご当地の旅館(駅

    0
    2019年01月10日
  • 不思議列車がアジアを走る

    Posted by ブクログ

    かつて「ど○く」で連載されていた頃、愛読していた。
    この本ではなかったかもしれないが、著者は列車に乗車中テロに見舞われた経験を持っているらしい。
    (「ど○く」のコラムでそういう話をしていたように思う)
    とにかく経験豊富なバックパッカーである。
    本に載っているようなディープすぎるところには私なら行けない。
    貴重な疑似体験をさせてもらっている。

    0
    2016年10月18日
  • 一両列車のゆるり旅

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アジア格安旅行でお馴染の、下川さんの、国内旅行の本。
    出版は新しく、ごく最近である。
    …にもかかわらず漂う、昭和のかほり。

    この本の旅のこだわりは、まずは各駅停車の旅。
    特急や、リゾート列車などの、オサレなものには乗らない。
    宿泊は、作者が思う、いわゆる『駅前旅館』に限る。
    “温泉旅館”や、“ビジネスホテル”は対象外なのだ。
    映画の寅さんが利用するような宿。
    その時代の行商の人などが(唐草模様の風呂敷背負って?)利用するような宿。
    そういう宿を探すのにも苦労したらしい。
    まず一つには、ホームページが無いから。
    だいたいが、老女一人で運営しているから、サイトなどは作れない。
    中には、もう食事の

    0
    2017年09月28日
  • 週末アジアでちょっと幸せ

    Posted by ブクログ

    Webで公開していた内容をベースに作られたものだろうだが、週末旅というものがとても楽しそうだ。ウルムチと沖縄の離島以外はほぼ行ったことのある地域だったが、このような旅の仕方のあるのだなあと感心した。
    特に興味深かったのは、金子光晴の足跡を辿った旅だ。自分も金子光晴の作品を読んでみたいと思った。

    0
    2015年10月14日
  • 台湾の秘湯迷走旅

    Posted by ブクログ

     野湯というものの存在は知っている。
     沢谷を遡っていったところ、自然に湧いている温泉のことだ。
     16年前に塩原の甘湯新湯なる野湯までサイクリング同期に連れていかれ、入浴写真を掲示板に貼られたいい思い出。
     この時に思った。
    「やっぱり温泉はお金払ってシャンプーボディソープがあるところに入りたいなぁ」と。

     時は過ぎて三、四年前。
     これは別のサイクリング同期と、台北くんだりまで登山に行った時のこと。
     陽明山の最高峰、七星山に登った後(大変な悪天候だった)、新北投温泉の公衆浴場へ向かった。
     そこで見たのは、めっちゃ人多っ!
     台湾人も温泉好きなのである。

     さて、本書は台湾の温泉を全

    0
    2021年04月04日
  • 不思議列車がアジアを走る

    Posted by ブクログ

    さすが下川さんの鈍行旅行記。インドネシアとチベット・タイの話が面白かった。鈍行列車には、地元の物売りが乗ってくるんだね。普通に旅行していたら、絶対知りえない世界を教えてくれた。ロシアの話がもっと知りたかったな。

    0
    2015年02月05日
  • 週末アジアでちょっと幸せ

    Posted by ブクログ

    忙しくなってくるとどこかに行きたくなる。
    どこかに行けないから、旅行の本を読んだりする。
    電車の中で、本を読みながら異国の地にいることを考える。
    どこかに行きたいと思う今日この頃(夏休みもとれてない)、週末でどこかに行こうかと思い読んでみた。
    著者は、海外で思いっきり遊ぶのではなく、なにか一つを求めて、週末に出かける。その話に若さはなく、落ち着いた行動、筆つかいがいい。逆に言うと、自分の年も感じさせる。

    0
    2012年10月21日
  • 週末アジアでちょっと幸せ

    Posted by ブクログ

    韓国、台湾、マレーシア、ベトナム、タイ等、週末を使ったアジア旅行記。Webを文庫にしたものなので、文章が少し足りなく感じた。写真もそれなりにあってイメージはつかめる。台湾で週末に温泉なんてかなり贅沢。

    0
    2012年09月25日
  • 週末アジアでちょっと幸せ

    Posted by ブクログ

    自分にはこんな旅出来ない、が、正直な感想。サバイバル系には本当に縁遠く、アジアに住んではいても根がヘタレな自分には、本当に好きだからこそできる旅が羨ましい。うん、俺は旅が嫌いだ。だから擬似体験でお腹いっぱい。

    0
    2012年08月31日