紀野一義のレビュー一覧

  • 般若心経・金剛般若経

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    2種のお経の本文と現代語訳が書いてあるだけなので、これだけで素人が正確に意味を理解するのは難しいのかもしれませんが、豊富な注釈があるので丹念に読めばそれなりに頭に入ってきます。
    般若心経の一部をつい忘れたときにすぐに参照するのにも便利です。

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    2023年02月21日
  • 仏教の思想 12 永遠のいのち<日蓮>

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    日蓮について最初に読む本であるとは思わないが、独自な視点がいくつかあり、必読文献である。

    紀野一義は日蓮の人物像と信仰の本質を突く。
    紀野に比べて、全体的にオーソドックスな梅原猛だが、日蓮の歴史哲学について触れる部分は独自性がある。日蓮は陰がないという指摘も意義深い。

    昭和44年の著作なので、事実関係はいくつか修正が必要な本。

    ・中世の祖師の蒸発時代の存在
    ・日蓮の意識の中で神々の存在は大きい
    ・日蓮は生涯の大事のとき、いつもひとりになろうとした
    ・「死して候はば、必ず各々をもたすけたてまつるべし」
    ・千日尼という名前は日蓮の命名
    ・「日本一のえせもの」

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    2018年03月28日
  • 般若心経・金剛般若経

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    なんとなしに¥108だったから…だれかれとなく、仏教というものに触れてみたい、そんな気がしたからだった気がする。
    お題目のように唱えられたり、写経されているこの般若心経。それを無駄とは言わないが、この般若心経は一種仏陀という男の境地であるから、実践以上のなにものからも、その境地は得られない。書いたり唱えたりすることだけで得られるのなら、誰も苦労しない。しかし、きわめて当たり前のこと。こんな当たり前のことをわざわざ書かなくても、存在するということそのものが、般若波羅蜜多なのだから。おそらく、哲学の境地というのは、一周まわってみたとき、当たり前が当たり前であると驚ける、そこにあるのだといつも思う。

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    2018年10月08日
  • 般若心経・金剛般若経

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    やはり、仏典を読むには正攻法しかないわけで、その最適の書ということだと思う。
    不親切と言えば不親切。
    しかし、そうでないと接近さえ認められない。

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    2015年01月23日
  • 般若心経・金剛般若経

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    2003年8月1日に通読しました。
    もう一度、読みます。
    (2014年2月5日)

    読み終えました。
    (2014年2月9日)

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    2014年02月10日
  • 生きるのが下手な人たちへ

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    紀野一義著「生きるのが下手な人たちへ」PHP文庫(2003)
    *明日新でも悔いがないように、今日を生き切らねばならない。今日を良い加減に生きておいては、明日死ぬとき死んでも死に切れないのである。今日を最高に生きているかどうかは再三再四問わねばならぬことである。


    *「澄む」ということは大切である。妻だから、子供だから、という甘ったれた根性を捨ててしまうことである。わが子に限ってとか、夫に限ってとかいった、思い上がった独りよがりな人間臭い捉われを、どこかで放り出して、謙虚に生かされているという思いを深くすることである。

    *目に見えるものより、目に見えないものをしっかりと見つめて生きる。その生

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    2010年04月24日
  • 般若心経・金剛般若経

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    こういったシリーズはそろえておきたいものです。
    チョット原典関係で調べたい事があった時には先ずこういった本にあたります。
    般若心経もさっぱりと現代語にしてあって、後に注がまとまっているので読みやすいですね。

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    2009年10月04日
  • 般若心経・金剛般若経

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    中村元先生の講義と併せて原典を読む。般若心経は短く親しみがあるが、金剛般若経は難解。繰り返し何事にも囚われてはならない、執着がある時点で悟りには程遠いということが書かれているように朧げながら感じるが、一つ一つの言葉は理解できていない。

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    2021年02月21日
  • [マンガ]仏教入門

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    紀野一義著「マンガ 仏教入門」サンマーク文庫(2003)
    *八正道
    ①正見・・・とらわれの心を捨てて物事をありのままに正しく見ること
    ②正思唯・・・ものごとを正しく考え判断すること
    ③正語・・・正しい言葉を話すこと
    ④正業・・・正しい行いをすること
    ⑤正命・・・規則正しい生活をすること
    ⑥正精進・・・正しい努力をすること
    ⑦正念・・・正しい思いと目標をもつこと
    ⑧正定・・・心を正しく安定させ常に心を安らかにすること
    *相違相関性を持っている縁起であるから独立した個として存在することは不可能である。
    *あらゆるものが変化することを諸行無常といい相違相関性の空的存在を諸方無我といい、今の涅槃寂静(

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    2013年08月29日
  • 仏教の思想 12 永遠のいのち<日蓮>

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    長かった仏教の思想シリーズも最終巻「日蓮」である。

    仏教宗派の中でただ一つ創始者の名前が宗派の名前になり、のちの
    多くの新興宗教の母体となる日蓮の思想が、今となっては明らかな
    間違いである(決して無価値ではないが)天台宗の祖「智ぎ」の教判に
    基づいているというのが興味深かった。

    迫害を受けることで使命感とその宗教的世界を深めていった日蓮が
    もし当時の為政者に受け入れられていたらはたしてどうなったので
    あろうか。

    まだ仏教熱は冷めていないようなので次は龍樹あたりを攻めて
    みようかと。

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    2013年03月25日
  • [マンガ]仏教入門

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    仏教の基本から宗派まで幅広くマンガで紹介されています。
    初刷が1998年で買ったのが第11刷・2010年でした。毎年増刷されてるいようなので、、広く長く支持されているのではないでしょうか。

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    2012年09月15日
  • 般若心経・金剛般若経

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    この本で「ぎゃーてい、ぎゃーてい、はらぎゃーてい、はらそーぎゃーてい」の意味を知る。とはいえまだ、写経をする境地にはいたっていない。

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    2010年05月05日
  • 般若心経・金剛般若経

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    囚われてはいけない。
    囚われてはいけないという事にも、囚われてはいけない。
    それがこの経の内容です。

    色とは物質世界です。
    でも、色にレベルがあるのなら、精神世界とはより薄い色かもしれません。

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    2016年04月12日