神田房枝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
絵画を観察することによる、知覚力の向上について書かれており、新しい世界を少し見れたようで嬉しくなった。
絵画を見るように世界を見ることで、同じ時間でも人生が豊かになるだろう。
本書内では、それだけでなく、ビジネスとの繋がり(優秀なビジネスマンがアートを収集している等)が特に終盤に書かれている。
妙に説得力がありそうなのかと思うのだが、読み終わって考えてみるとあんまり関係もないようにも思える。
世界を観察することで人生を豊かにするという観点で無理にビジネスに繋げなけても良かったのではないか。
ビジネスという目的にとらわれると見えないものがある。 -
Posted by ブクログ
すごく斬新な見方をもたらしてくれる本でした。
思考する前に「知覚」があるなんて考えたこともなかった。
知覚とは気付く力で、人が見逃している要素をくまなく発見し観察することができる能力だということだと捉えました。
「見る」「考える」ことと、「知覚する」「観察する」の違いが途中まであまりしっくり来なかったんですが、ホームズの例を出してくれたおかげで一気に腑に落ちました。(笑)
たしかにホームズは相棒のジョンが気付かない点を全て知覚し、そこから知覚した情報に基づき対象を観察しています。
そんな能力を少しでも身につけることができれば世界に対する認識は大きく異なるんだと思います。
絵画トレーニングを実 -
Posted by ブクログ
「知覚とは、自分を取り巻く世界の情報を、既存の知識と統合しながら解釈すること」
「新しいものは「誰かの主観」から生まれる」
データの世界、AIの時代に本当に必要な力って何だ?と思うのだが、上記の"解釈""主観"はキーワードだなと思う。
人間の知的生産プロセスは「知覚・思考・実行」という3つのステージから成る。思考の重要性はよく言われていることなので、いつもその力の付け方には注目する。しかし、本書では、思考以前の知覚力こそが優秀な人材が持つ特徴だという。近年、デザイン、アート、哲学、リベラルアーツの重要性が説かれる理由は本書を読めば、理解できる。物事の見方 -
Posted by ブクログ
おもしろかったけど、あれ?もうおしまい?って思った。
あっという間に読み終わってしまうので茫然。
出し惜しみしないでもう少しクダサイ~って感じでした。
きっと「著書はいっぱいあるんだから、他のも読みなさい」ってことなのね。うん、頑張ります。
アメリカが世界のビジネスの基準なんだぜ!
ということがこの本のベースにあるので、私の心の奥の方が、「こ、これからは違うかもよ!! 同じ英語でも、合わせるのはそっちかもよ! すでに世界地図ちょっと変わってきてるじゃん!!」とムキになっているのを感じた(でも小声でだけど)。
っていうのも、アメリカ式のビジネスってやっぱりちょっと時々、なんていうか、人の心をポ