深田久弥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ヒマラヤ研究の第1人者でもあった深田久弥の著作。
地球上に8000mを越える山はヒマラヤ山脈にしかなく第三の極地と呼ばれている。
世界で最も若い山脈でインド大陸が北上しアジア大陸に接触して今も隆起しているとか。
ヒマラヤには地球上でもっとも高い14峰の8000m級ピークがあり、この地域以外には7000m以上の山は存在しないとゆう圧倒的な存在感を放っている。ちなみにヒマラヤを除けばアンデス山脈アコンカグアの6961mが最高標高になる。
1950年フランス隊がアンナプルナに登頂成功させる。これが人類初の8000m峰登頂になり、世界は大登山時代を迎えたようです。
本書は、世界最高峰のエベレストから -
Posted by ブクログ
むむ。小説では、なかったです。
登山家で文筆家の筆者が、実際に多くの山を登頂し、日本の標高1500m以上の山の中から選び抜いた百の山々の随筆集。
一座(山は神様が座る場所なのでという事らしい)、5ページほど、その地誌、歴史、容姿などを丁重に書かれています。
さすが、本当に自分の足で登り見て確かめている文章は明らかで重きがあって愛がある。そこに山があるから登る方がいらっしゃるように、そこに本があるから読むしかあるまいと、よくわからないまま予約して動揺しておりました。
indoor派の私は、湊かなえさんが山ガールと知った時、イヤミスはindoorでしょうが⁉︎って裏切りさえ感じましたよ。
行ったこ -
Posted by ブクログ
深田久弥の日本百名山執筆前の短編随筆を編集した一冊。
タイトル、表紙はかわいい山ガールですが、ぶっちゃけ”山ガール”向けな山行エッセイでは無いかな~と。山ガールの「ヤ」の字もでてこない昔ながらの山旅記録です(笑)。
今では自家用車で普通にアプローチ可能な各山の登山口も昔はそこにアプローチするまでに汽車、バス、歩きでまる一日かかったりして、ましては登山道もなく杣人をガイドに雇ってやっと登頂できたりと、昔の日本の山々の奥深さを感じれる一冊です。そういった中で数多くの山を登り歩いた著者はすごい岳人だったんだなあとつくづく思う次第であります。
他の日本の山岳エッセイ同様、色々な山を登り巡ってから