ヒラサトのレビュー一覧

  • 雪の翼のフリージア

    ネタバレ 購入済み

    あとがきに「再起」の物語とありますが、「再興」「再会」etc…でもありますね。

    皇帝への父の失言(?)により、家禄取潰しとなり、父母妹との再会も禁じられ、その離別中に母を亡くした少女フリージア。
    更に人身売買の被害に遭うも、どうにか抜け出し、天覧飛翔会で優勝し家の再興と妹との再会を褒美として賜ろうとするも、賭博元締めらの益だけの為に足と翼を打ち砕かれ…。
    ガレットとの出会いにより、戦える義翼を手に入れ再び奮い立つも彼女を取り巻く環境は何とも残酷で…。
    再び射撃されたり、困難に陥るも、最後の白馬ブッフォンに拍手かな

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    2024年08月02日
  • 雨の日のアイリス

    ネタバレ 購入済み

    プロローグで不穏な状況だった事が示されるが、序盤はアイリスとその主人であるアンヴレラ博士との幸福な情景が描かれる事もあり、中盤以降のアイリスを取り巻く環境があまりに辛くて読了を断念してしまいそうになるほどでした。
    代用品ではありながら幸せだった頃のアイリス、その耳にロボットに対する社会の扱いや不条理は届いていても、実体験するまで真意に気付くのは誰しも難しく。
    中盤、自身を映す鏡には異形のロボット、音も視界も雨の中、命令され逆らえない強制労働。
    そんな中で出会うリリスとボルコフ、生きる事の意味について話す3人に、決断の時は迫り…。

    途中に挿入されていた各種の描写から、バッドエンドは避けられない

    #切ない #感動する #深い

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    2023年12月12日
  • 雨の日のアイリス

    購入済み

    良かった

    最後は救いのある終わり方で良かった。
    人とロボットとの関係性は、古くからのテーマの一つ。
    感情を持ったら、その時点で我々も感情移入できてしまう。
    そうなったら単なるロボットとは見られない。

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    2022年07月01日
  • 雨の日のアイリス

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    読み出した途端自分の中に電流が流れるかのごとく衝撃的に面白かった。時間が経つのも忘れるくらい読み進んでしまった。

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    2022年04月18日
  • 雪の翼のフリージア

    Posted by ブクログ

    1巻完結。
    フリージアの闘志に感動。彼女が義翼を作って貰うために義翼士の家を訪ねたシーンで、雪の中に道が出来ていて、それが彼女が這って来た跡と知った時言い知れぬものが込み上げた。
    『雨の日のアイリス』とは話しの繋がりは無いけど強いたげられた者が必死に生きる姿を描いているのは同じ。
    とても大切な作品です。

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    2019年12月29日
  • 雨の日のアイリス

    Posted by ブクログ

    ロボットに特別興味があったわけではないが、評判が良かったので読んでみたらとても楽しめた。
    幸せでコミカルな日常が描かれるのは序盤だけで、主人公にとってはこの世の地獄とも言うべき状況に叩き落とされる。そこからどう再起していくのか、という内容の話。必ずしもロボットである必要があるのか、と言われると正直微妙だが、全体的に面白かったのであまり気にならなかった。
    悲しい展開も多いが、救いがあったので読後感も良かった。

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    2019年12月07日
  • 雨の日のアイリス

    Posted by ブクログ

    ロボットを中心にした物語。
    家政婦ロボットとして幸せな毎日を過ごす中、主人が亡くなります。
    その中で、人間との違い、道具として扱われる現実を直面します。
    ロボットと人間の間に揺れる中で、主人公アイリスは自身の思いを抱えていくのです。
    その先にある風景が美しい作品です。

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    2019年08月18日
  • 雪の翼のフリージア

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    羽の折れた選手がふたたび空を目指す。聞こえはありきたりだが、丁寧に切なく描かれており自然と涙がこぼれた。まとまりがあるストーリーと心地好い読後感、素晴らしい作品であるかと。

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    2018年06月15日
  • 雨の日のアイリス

    Posted by ブクログ

    そのロボットが愛されようが愛されまいが、見た目がいくら人類に似ていようがロボットに対する偏見は消えないのが悲しい。
    アイリスの想いとは裏腹に彼女を取り巻く環境は悪化していくのが読んでて辛かった。
    あんなにひどい目に遭っているのに、いつでも笑顔を絶やさずにニコニコへらへらしているような様子は可哀そうを通り越して痛々しい。
    最後は都合がよすぎる気がしないでもないが、救われて良かった。

    今回の場合、ロボットの反乱は人間からの見方であって、ロボットからすれば当然の権利を主張しているだけだと思うと、ロボットと人間の共生も人間のエゴでしかないような気がしてくる。
    フランケンシュタインコンプレックスも人間

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    2017年03月15日
  • 雨の日のアイリス

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    幸せな冒頭から始まり、このまま博士との日常が綴られて欲しかった。でも、博士が亡くなり、アイリスがひたすら不幸のドン底に堕ちていくのが読んでいて辛い。
    辛いけどその中で他のロボットと知り合い、ささやかな楽しみを見つけ、必死に生きていく姿が少しホッとする。
    終わり方は、ちょっと都合が良すぎる気もしたが、こうでなければ納得がいかないから、まあ良しかな。
    女神の像の下で終わっていても良かったかもしれないが、それだと非常に後味の悪い話になっていただろう。

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    2015年08月26日
  • 雨の日のアイリス

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    これぞラノベ

    導入からエンドまで、テンポよく進んでいく。停滞なく楽しめる感じはラノベならではと思う。

    物語が終わってみると、導入部の意味合いが違ってくるけど、こういうのもある種の叙述トリックなんだろうね。

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    2014年09月13日
  • 雨の日のアイリス

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    人とロボットが共存する世界で、アイリスという少女型ロボットに焦点をあてたお話。
    タイトルからも察しがつく通り内容はシリアスとなっている。
    可愛らしいアイリスを襲う悲劇。終盤は涙なしでは読めない。

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    2013年12月02日
  • 雨の日のアイリス

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    とても優しい物語だった。
    こういう仕事をしたいな、と思わずにはいられない作品だった。
    終わり方が素敵。

    0
    2013年11月27日
  • 雨の日のアイリス

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    雨の日のように、静かな文章で綴られる物語。無駄のない文章で綴られる「生きる」をテーマにした物語が胸を打ちました。

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    2013年07月23日
  • 雨の日のアイリス

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    良い意味で表紙の萌えイラストに騙されました。
    物語は王道で、ありがちな感じです。
    ですが、それを差し置いても「先が気になる」と思わせる魅力があります。

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    2013年06月26日
  • 雪の翼のフリージア

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    非常に読みやすい作品でした!

    物語は翼をなくした少女が最速を競う大会に出場し、優勝するために義翼としてもう一度空を飛ぶ話しです。

    翼を失って空が飛べないという絶望的な状況にも関わらず自分の夢のために諦めないでもう一度空を飛ぶために努力する少女の姿が事細かに表現されています。

    彼女を取り巻く人間関係も面白く、久々に時間を気にせず作品の世界に入っていました。

    松山先生もあとがきでおっしゃってましたがこの作品は「再起」の物語であり「再会」の物語でもあります。
    1巻完結なので非常にスッキリと読み終えることができました!

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    2013年05月29日
  • 雨の日のアイリス

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    アンブレラ博士のメイドとして働くアイリスという名のロボットの、破壊と喪失と再生の物語。幾重にもリフレインするロボットの逃亡劇の結末は食傷気味な気がするが、ロボットとは、生きるとは、人間とは何かを問いかける。秀逸なSFである。

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    2012年09月10日
  • 雨の日のアイリス

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    命の大切さ、廻り、友の大事さなどいろいろ教えてくれる作品だった
    人が死ぬことの重み。こころのあり方など本当に深い作品だった

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    2012年06月17日
  • 雨の日のアイリス

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    久々に心震えたロボットが主役の感動系。 大賞にならなかったのはレーベル的な方向性の違いなのか何なのか。
    パッと見可愛らしい表紙だが残酷でグロい描写があり、「生と死」について考えさせられるのでまるでライトノベルらしくない。
    けど文句なく名作です。 ぜひ手にとって読んでみてください。

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    2012年05月29日
  • 雨の日のアイリス

    Posted by ブクログ

    何気なく購入してみた一冊です。

    ロボットものとのことなので、ほんわかと心温まるストーリーを予想していたのですが、見事に予想を裏切られました。
    助け合い、生への執着、心の葛藤。ロボットなのに、その濃厚なヒューマンドラマの連続には衝撃を受けます。

    斬新なロボットものを読みたい方にお勧めです( ̄∀ ̄)

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    2012年06月24日