そのロボットが愛されようが愛されまいが、見た目がいくら人類に似ていようがロボットに対する偏見は消えないのが悲しい。
アイリスの想いとは裏腹に彼女を取り巻く環境は悪化していくのが読んでて辛かった。
あんなにひどい目に遭っているのに、いつでも笑顔を絶やさずにニコニコへらへらしているような様子は可哀そうを
...続きを読む通り越して痛々しい。
最後は都合がよすぎる気がしないでもないが、救われて良かった。
今回の場合、ロボットの反乱は人間からの見方であって、ロボットからすれば当然の権利を主張しているだけだと思うと、ロボットと人間の共生も人間のエゴでしかないような気がしてくる。
フランケンシュタインコンプレックスも人間が上位にいることが前提の考え方だと思うし…。
そういえば、アイリスの見た目からして、恐怖の谷は越えているということだと思うが、その技術力はすごいと思う。