ヒラサトのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好きだったご主人様に先立たれてしまったメイドロボットが更に運命の変転を受けて、思いを伝え合う絆を噛み締める話。
書評で絶賛されていたもので読んでみたのだけど、
往年のアシモフに傾倒した身には、なぜ人造物にそんなことをやらせるのかという掘り下げが足りなく思えて、そのロボットたちの扱いによる悲劇にまるで浸れなかった。
誤作動でなく、意図して作られた故の悲劇であったりすればまた違うのだろうが、高い金をかけて作ったはずの製品に対してああいう扱いはない。
結局、ロボットということでSF的考証をある程度期待してしまったのだけれど、妖精さんを捕まえて精神回路にしたとでもいうような理屈の通らなさに、勝手にがっかりしてしまった。
性格が決まるのは、量子的な確率に支配される、的な理屈がどこかに据えられていれば納得いったかもしれないのだが、残念、私が望むような理屈は、通らなかった。 -
Posted by ブクログ
ストーリーはすごく好きなんだけど、どうしても途中で違和感を感じるところが出てきた。
明らかに自意識の芽生えているロボットが多数存在している世界にも関わらず、それが世間の注目(問題)になっていないのが最大の問題で、人間の認識が甘すぎるという展開が目立っていた(例を上げれば公開処刑)これは感情を宿したロボットが出始めた頃に出る問題であって完全に普及した世界でここまで杜撰で認識の甘い組織や人間がいるというのは流石に信じたくない。
まあ、ロボット三原則よりさらに杜撰な原則な時点でどうしようもない世界なのかも知れないが。
それでも
「となりの家の猫型ロボットが悪さをして警察に射殺されてたよ昨日テレビでやってた」や
「それじゃあ、君たちもういらないからひとりずつ並んで踏みつぶすわ、他のロボットもそこで見てな」
というのが平然と行なわれる世界は想像したくもない。
自意識が芽生えたロボットがアイリスが初めてであったならこの違和感がなかったんだろうが、それだと物語が成立しないし、仕方ない。
ストーリーはすごく好きだっただけに気になるところが多い作品だった。