松野正子のレビュー一覧

  • 思い出のマーニー 上

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    育ての親を信じることができず、心を開ける場がどこにもなかったアンナが、不思議な少女マーニーと出会い、傷を癒していく。
    とにかくアンナとマーニーとの交流、何よりラストが美しくて儚くて、大好きな作品です。

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    2013年11月19日
  • 思い出のマーニー 下

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    何歳で読んでもいい。

    無理のない整合性で、主人公の成長が描かれている。すごいと思った。だから、共感した。

    月並みな感じはあんまりしなかった。

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    2025年10月17日
  • 思い出のマーニー 上

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    途中までは主人公の感情の発散の仕方やコミュニケーションの取り方にイライラさせられ、ああでも思春期真っ只中ってこうだったよな、などと考えているうちに不思議な展開になり、最後は私も爽やかなひと夏の別れを経たかのようで、危うく涙しかけた。

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    2024年12月09日
  • 思い出のマーニー 下

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    ネタバレ

    マーニーの正体がわかる瞬間、世界が逆転しミステリー小説のような驚きがあった。
    めでたしめでたしの感動的ラストではあるけど、こうだったらなというような優しい世界だなあと思った。

    本筋はアンネの混沌とした心の内側であったり、世界への向き合い方の変化であったりなので、生き辛さを抱えてる子どもや、かつてそんな子どもであった人には刺さる作品だと思う。

    子どもって、イマジナリーフレンドを作ったりもそうだけど、現実と空想の世界が無理なく混ざり合ってるなかで生きてるんだなあ。
    そんな子どもの心に寄り添って描かれている名作だと思う。

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    2024年04月03日
  • 思い出のマーニー 上

    購入済み

    田舎をイメージして読むと面白い

    イギリスの田舎をイメージできるような文章かなと思う。

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    2022年03月31日
  • 思い出のマーニー 上

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    最初はとっつきにくい感じを受けたけど、読み進めるうちに、どんどん夢中になっていきました。
    最後はホッとアンナと同じ気持ちを共有できて、温かい気持ちで読み終えました。
    最後まで、はっきりした答えは出ないけどアンナとマーニーの交流はとても掛け替えのないものだったし、アンナの成長する姿も追えてとてもよかったです。
    小学生や中学生の頃に出会っていたら、ワクワク、ハラハラしながらもっとアンナに感情移入して、素晴らしい読書体験ができたんじゃないかなって思いました。
    ジブリ作品も観ましたが、やはり原作の方が丁寧に物事の流れが描かれているので、ジブリ好きの人も是非手にとってみてもらいたいです。

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    2018年07月23日
  • 思い出のマーニー 上

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    ネタバレ

    養母の元からとある老夫婦の元へ預けられることになったアンナ。
    心を開くことのできる家族も友達もいない。
    そんなある日、不思議な少女、マーニーに出会う。
    みるみる打ち解け、強くひかれ合う二人だったが…。

    スタジオジブリで映画化、『思い出のマーニー』の原作本を読んだ。
    今年は児童書を色々と読んでみたいなと思っていたので、ぴったり。
    児童書…本当にあなどれない。
    海外文学&上下巻の壁にドキドキしつつミーハーな気持ちから読み始めたものの…面白かった!
    ざっくりあらすじのようなものを読んで何となくこういうこと?と考えていたよりももっと深く、切ないお話だった。
    ミステリのようなドキドキ感も味わえるので、

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    2017年08月04日
  • 思い出のマーニー 下

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    ネタバレ

    養母の元からとある老夫婦の元へ預けられることになったアンナ。
    心を開くことのできる家族も友達もいない。
    そんなある日、不思議な少女、マーニーに出会う。
    みるみる打ち解け、強くひかれ合う二人だったが…。

    スタジオジブリで映画化、『思い出のマーニー』の原作本を読んだ。
    今年は児童書を色々と読んでみたいなと思っていたので、ぴったり。
    児童書…本当にあなどれない。
    海外文学&上下巻の壁にドキドキしつつミーハーな気持ちから読み始めたものの…面白かった!
    ざっくりあらすじのようなものを読んで何となくこういうこと?と考えていたよりももっと深く、切ないお話だった。
    ミステリのようなドキドキ感も味わえるので、

    0
    2017年08月04日
  • 思い出のマーニー 上

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    ジブリ映画を見て原作を読みたくなったので。
    少女アンナの繊細さ、不器用さ・・・
    自分にも同じようなところがあったように思えて感情移入してしまう。
    マーニーがアンナにとってどれだけ大きな癒やしであり、支えであるか。
    マーニーの愛情を感じながら読んでいます。
    早く下巻も読みたい!

    0
    2017年01月10日
  • 思い出のマーニー 下

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    孤立から仲間とともに。

    幸せな物語であることは間違いないが、後半はストーリーの落とし込み方に苦労があったのではないか。

    夢想と空想がつながり、そこに過去の現実があった。ワンタメニーがキーパーソンだったなんて。

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    2016年07月10日
  • 思い出のマーニー 下

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    ジブリの映画を前にテレビで見ていて、でもうる覚えだったので本を手にしました。
    子どもの頃、大好きだった児童書のなつかしい感じ。
    児童書といってもあなどれません。すごくいいお話だった。ファンタジーなところもありつつ、人間性や人間愛について深いなぁと思わせるところあり。
    心を閉ざしているアンナがマーニーと出会い、村のペグ夫妻やワンタメニーたちに静かに見守られ、少しずつ自分を取り戻していく。リンゼー一家に出会って、また色々と物語が展開していくわけだけど。最後は圧巻のラスト。そうだったのかぁ!映画を見ていたのに忘れていたので、驚きとうれしさと温かい気持ちでいっぱいになりました。

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    2016年06月30日
  • 思い出のマーニー 下

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    同名のジブリ映画の原作で、初めて読んだのですが、冒頭から感動…。

    孤独な少女アンナが、のどかな地でマーニーやプリシラたち一家と友達になり、成長していくあったかいお話でした。

    映画と違うのは、不思議な現象や家族愛に重点を置いているというわけではなく、あくまで友情に重点を置いているというところでしょうか。
    ただ、先に観た映画の方を好きになりすぎて、後半からあんまり感情移入できなくなったのがちょっと残念です。
    先に読むべきだったかな…。

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    2016年06月15日
  • 思い出のマーニー 上

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    マーニー不思議な子。子ども向けの文体なんだけど、時々どきっとすることが書いてある。
    2015.8.19

    0
    2015年08月19日
  • 思い出のマーニー 下

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    ネタバレ

    上巻はうーん、ちょっと情景が浮かびにくいなという感じ。でも下巻は一気に読めた。アンナが現実世界となじんでいく過程が好き。
    アンナの周りにはいろんな大人がいたけど、ミセス・リンゼー、ミスター・リンゼーのようなタイプのひとはそれまでいなかったのでは。このふたりと出会えたことで彼女の価値観が大きく変わったように感じた。

    映画は観ていないのでこれを機に観てみようかな。

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    2015年05月20日
  • 思い出のマーニー 下

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    ネタバレ

    原作は映画よりも、アンナとマーニーの真実についてさらっと書かれていたのだと気づけて、それもまた良いと思いました。
    リンゼー家の人たちとの出会いによって、さらに変化していくアンナを感じることが出来て、自分も満たされた!
    と同時に、翻訳って本当に大事なんだなと思う。
    言い回しとか言葉の選び方で印象がガラリと変わると思うので、文庫で出ている方も読んでみたい。

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    2015年01月15日
  • 思い出のマーニー 上

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    児童文学の魅力に改めて感動しました。
    最近は現実的な本を読むことがほとんどで、そこから解決策の参考にしたり、自分を投影したりということをしていました。
    でも、この本を読んで、純粋に物語の中に入って空想することの喜びというか、小中学生の頃感じていたわくわくを思い出して、嬉しくなった!
    映画から入ったとはいえ、児童文学って、自分が児童じゃなくても色んなことに気付けるし、おもしろいな~と思えた。映画も大好き!

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    2015年01月15日
  • 思い出のマーニー 下

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    アンナが人と関わることの楽しさ、心地よさ、素晴らしさを感じられるように成長して一安心。マーニーのおかげかな。

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    2014年09月10日
  • 思い出のマーニー 下

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    人の世界には内側と外側がある。そして自分は「外側」の人間であると、周囲と自分に高い壁を作り嫌なことがあっても「何も考えない」ことで乗り切ろうとする少女アンナ。
    海辺の町に引っ越してきたアンナは、一軒の屋敷に住む少女マーニーと出会い、秘密を共有する親友となる。

    上巻では周囲とうまく馴染めないアンナの苦悩とマーニーとの不思議な出会いが、下巻ではアンナに訪れる変化と新しい出会い、そしてマーニーに隠されていた謎が解き明かされていく。舞踏会、森、そして風車小屋…マーニーと過ごした時間は、アンナの固く閉ざした心を溶かし変化と成長に大きく影響を与える。
    人は「外側」と「内側」を行ったり来たりしながら周囲と

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    2014年07月22日
  • 思い出のマーニー 上

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    映画を見る前に原作を読んでおこうと思い読んだ。いつマーニーが出てくるのかとそわそわしながら読んでたが、マーニーがついに現れるとぐんと面白くなる。続きが気になるので早く下巻を読まなくては。

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    2014年07月07日
  • 思い出のマーニー 上

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    主人公アンナが抱える問題は自分と共通しているところがある。集団の輪に入れない孤独を抱えている人は決して少なくないと思う。この夏スタジオジブリ最新作の原作小説ということで読んでみた。児童文学というジャンルは子供の時以来だけれど、対象年齢は少し高めに設定されていると思われる。青年期に抱える悩みに何かしらの解答が導き出されていることを期待したい。

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    2014年06月29日