ジョーン・G・ロビンソンのレビュー一覧

  • 思い出のマーニー 下

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    アンナはマーニーを通じて他の人と心を通じ合うようになり友達ができて成長する。
    また彼女自身のバックグランドについて詳しく知り自分を好きになっていく
    こんな良いお話に出会わせてくれたスタジオジブリにもお礼を言いたい

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    2025年06月23日
  • 思い出のマーニー 下

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    1980年の出版である。原題はWhen Marnie Was There?
    1967である。書かれてから13年もたって翻訳された。もっと早く翻訳されていれば子ども時代にも読んで記憶があったであろうが、初めて読んだ気がする。
     あとがきで著者から直接家の写真ももらったと書かれている。
     100分で名著では1回で結末まで説明されたが、話が急展開するのは下巻である。
     小学生が今読んでも面白いと思われる。

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    2024年03月22日
  • 思い出のマーニー 下

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    ネタバレ

    下巻を読んでみた。上巻の「よくわからない」を取り消したいくらい面白かった。
    マーニーがいなくなって、それが幻だとアンナが気が付く。
    しめっち屋敷の新しい住人『リンゼー家』の人々との交流が下巻のメイン。


    アニメはマーニーとアンナの交流がメインで、マーニーが実は祖母だったという事までは分かったけど、『寂しい少女が見た幻』という認識しか持てず、バタバタと終わってしまった印象だった。見終わっても「だから、何?」と思ってしまった。

    原作はマーニーとの交流の上巻。それと比較して下巻は『リンゼー家の人々』との交流がメインで、単なる『寂しい少女が見た幻』というだけではない事が分かってよかった。

    アニメ

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    2024年03月10日
  • 思い出のマーニー 下

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    ネタバレ

    p199が印象的だった。
    映画を見たときはまだ経験が少なくて、あまり心に響かなかったけど、いま大人になって本を読んだら感動できた。目から汗が出た。p206らへん。

    アンナは血のつながった家族を早くに亡くしてしまったけど、優しいひとが周りにたくさんいて、周りに恵まれていたことを自覚できてよかったなと思う。

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    2023年11月08日
  • 思い出のマーニー 下

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    ネタバレ

    とっても悲しいけれども、心温まるお話でした。

    そう、気づくでしょうけれども
    マーニーはあるとても悲しい経験をしていました。
    なぜ風車小屋を怖がったのか…

    それと最後に思わぬ事実が突き付けられます。
    大事な言葉がいっぱいあるので
    大人でも突き刺さる要素は多いはずです。

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    2023年06月21日
  • 思い出のマーニー 上

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    ネタバレ

    今更のごとく読んでるとか言わない。

    出会えてよかったけど…胸の痛む本だな。
    私そのものを見ているようでちとつらい。
    (ただしアンナがそうなったいきさつは違います)

    そんな彼女が不思議な子に出会ったとき
    運命は変わります。
    まるで水が流れるかのように
    彼女は動き始めるのです。

    だけれども、どうやら秘密がありそうで…

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    2023年06月12日
  • 思い出のマーニー 下

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    下巻では、マーニーとの別れと新たなる出会いの話。

    新たなる出会いの方でアンナの心もどんどん回復していきます。

    新たなる出会いの家族がとてもいい家族で。

    そしてマーニーの正体も明らかに。

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    2023年06月05日
  • 思い出のマーニー 上

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    ジブリの映画から原作を読んでみました。

    映画では北海道になっていましたが、舞台はイギリスなのですね。

    上巻では、療養に来ていたアンナが不思議な少女、マーニーに出会うまでと出会って仲良くなっていく様子が書かれています。

    はたして、マーニーの正体は?

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    2023年06月05日
  • 思い出のマーニー 下

    購入済み

    真実を知るのが楽しみな本

    後半の真実が明かされる部分は一気に読んでしまいたくなるし、その方が臨場感が味わえると思います。

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    2022年04月03日
  • 思い出のマーニー 上

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    子供の頃のお気に入りの作品。アンナに強く感情移入して、幻想的でサスペンスの様な雰囲気の物語に夢中になって読んだ。マーニーとのすれ違いの友情に号泣した。読書体験の思い出が大切過ぎて映像作品は観れない…。

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    2021年02月20日
  • 思い出のマーニー 下

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    物心ついた時から、夕方という時間帯は怖かった。明るくもなければ暗くもなくて、あの薄暗さが不気味で大嫌いだった。緊迫感、焦燥感、迫りくる何かへの言いようのない不安な気持ち。夕方になると、部屋の明かりは必ずつけていないと落ち着かない。
    まさかその夕方に、わたしの中で懐かしいという感情が芽生えるなんて、あのころは思いもしなかった。

    街がオレンジ色に染まると、気分がどうしようもなく塞ぐ。ただただ悲しくて、気がついたら声も立てずにぼろぼろ涙が溢れてきていることも度々あったし、計り知れない絶望感のようなものが押し寄せてくることもあった。
    どうしようもない孤独感、終わりゆく一日を悟っての虚無感、襲いかかる

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    2015年03月11日
  • 思い出のマーニー 下

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    イギリス児童文学でもあり、以前から読んでみようと思っていた作品の一つであったことを、ジブリの最新作の特集(月刊MOE)で思い出し、ようやく手にした。題名も『思い出のマーニー』でしたが(笑)原作タイトルは“WHEN MARNIE WAS THERE”
     岩波少年文庫では、上下巻に分かれているので、感想は、こちら下巻の方に。

     物語は、養父母の元を離れて、ひとり転地先に向かうアンナの列車旅から始まる。ここで、心を閉ざした感のある孤独なアンナの思いといきさつが少し語られ、後書きで訳者の松野正子さんが、この出だしがとっつきにくいのでは案じていらしたが、心象的にも深みのある作品らしいと感じた。

     ア

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    2014年09月15日
  • 思い出のマーニー 上

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    児童書ですが、思春期の女の子の繊細な心象が描写されていて、大切にしてきた本です。
    ジブリで映画化されると聞き、驚きましたが、映画も悪くなかったです。

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    2014年08月31日
  • 思い出のマーニー 下

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    とある出来事から心を閉ざしがちになった少女の成長の物語。

    とても面白かった!

    上巻を読んだ時に、表現面(情景、心理描写など)がいいと思っていた。
    しかし、最後まで読んでみて、ストーリーの質も高いことが解った。
    大人であっても十分楽しめるものになっている。
    (逆に言えば、児童文学としては、若干難しいかもしれない。)


    このような素晴らしい作品を読めたことは、原作者はもちろん、翻訳者の力量によるところも大きい。
    ありがとうございました!


    映画を見る予定がある人は、映画の後に読んでみるといいかも知れない。
    映画とはひと味違った角度から、再び思い出のマーニーを楽しめると思う。

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    2014年07月29日
  • 思い出のマーニー 上

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    とても面白い!

    ある出来事から、心を閉ざすようになってしまった少女が、自分と近い感性の少女との出会いを通して成長していく物語。
    ジブリで言えば、「魔女の宅急便」や「耳をすませば」に少し近い雰囲気を持っている。

    児童文学ということもあってか、情景描写がとても丁寧である。
    おかげで、イギリスを舞台としているにもかかわらず、ノイズを感じることなく読み進められる。
    これは原作者はもちろんだが、翻訳者の力量によるところも大きいのだろう。

    また感情の表現も多彩であり、かつ感情をもろに書くだけではなく、その表出としての行動を書く感情チラリズムも多く、大人でも十分楽しめる。

    解るように書くということは

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    2014年07月28日
  • 思い出のマーニー 上

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    映画になるまで原作を知らなかったのですが、こんな名作だったとは! 岩波少年文庫だし、もっと前に児童文学の定番になっていてもよかった作品です。内向的な女の子の内面を、すごくうまく書いています。
    訳もかなりいいです。

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    2014年07月16日
  • 思い出のマーニー 下

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    10年ぶりに再読。
    ちょっと内向的でヒネた主人公アンナと不思議な少女マーニーとの心の交流を描いた上巻、そしてマーニーの謎をするする紐解きながらアンナが変わっていく下巻。ストーリー性も描写力も文句なし、大満足の作品でした。
    児童向けの作品なので、ストレートでわかりやすい表現が多いです。でも扱われている内容は、子どもからの脱皮を経験した大人だからこそ分かることも多いので、おそらく子供目線と大人目線で感じ方が変わるのではないでしょうか。私は10年前と今回とでは明らかに感じ方が違いました。20年前にも読んでいたら、きっともっと違いを感じたと思います。
    今夏上映のスタジオジブリ映画も期待しています。

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    2014年06月18日
  • 思い出のマーニー 下

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    ネタバレ

    子供のための物語であるから、子供の時に読みたかった。子供の時にはきっと、ずっと共感できただろうと思うから。しかしこれは大人にとっても、救いの物語だった。とてもよかった。
    この物語の、なにが、こんなにも心に残るのだろうと考えると、やはりアンナの心をきりとって文字にもってくる、感性だと思う。
    こどもの心は混沌だ(混沌だったと思う)。うれしさ、悲しさ、悔しさ、希望、どれも鮮明すぎて、ありのままとらえることはとっても難しい(と思う)。しかし小説の中でアンナの気持ちを、いっときも作者は見失わない。アンナ、ひとりぼっちで繊細な、孤児の少女は、鮮明に存在し続ける。
    マーニーのせかいとアンナのせかいが異なるこ

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    2014年05月29日
  • 思い出のマーニー 下

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    じんわりと満たされていくような読後感。驚くべき愛の物語でした。これを米林宏昌監督がどう料理してくれるのか、楽しみです!

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    2014年05月28日
  • 思い出のマーニー 上

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    「この世には目に見えない魔法がある」

    "魔法"と言っても、心躍るような
    キラキラした魔法とは少し違う
    切ない霧が立ち込める不思議の中を
    漂うようなアンナとマーニーの世界。

    茶色のビロードのような耕した畑、
    ずーっと続くキャベツ畑の青、
    生垣の間には真っ赤なけしの花。

    明るい光の象徴のような、みつばちが飛び交い
    お花でいっぱいの小さな庭のあるお家と、対照的に
    美しくも悲しく静かな夢のような入り江に面して建つ、
    小さな青い窓のたくさんある四角いお家。

    この本に詰まった花、海、風の音と匂いが
    ジブリでこの夏映像化されるのがとても楽しみ。

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    2014年04月25日