村松友視のレビュー一覧

  • 幸田文のマッチ箱

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    幸田文の人生を辿った物だが、やっぱり父・露伴のかかわりが凄い、深い。
    思った以上にディープな文情報が得られました。

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    2018年04月25日
  • 黒い花びら

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     42歳で死去した歌手、水原弘の伝記。読みやすいのだが、当時の芸能週刊誌や、政治から芸能、ヤクザなど多岐にわたってフィクションなのかノンフィクションなのかよくわからない独自の世界を築いている大下英治による水原に関する著書からの引用が多すぎる。かなり重要な場面でもそれらの丸写しであり、著者は単にそれらをまとめただけ、という印象だ。
     まあこれも、村松がそれらを読んでから「アレンジをして」文章を書いたりしたら、逆に盗作と呼ばれてしまうからかも知れない。そういう意味ではアザーピープルズフンドシでスモウレスリングを取る形にせざるを得ないのかも知れないけれども、例えば村松が会ったという複数の関係者につい

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    2017年10月12日
  • 村松友視の東海道中膝栗毛 シリーズ古典(5)

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    1992年の少年少女古典文学館21「東海道中膝栗毛」を元にしてるということは
    私が東海道中膝栗毛に触れたのがこの本という可能性あるね。
    小学生で読んでたら微妙に違うけど…。
    しかし弥次喜多コンビはほんとヒドイ。
    しかし人気でて21年も旅してたとはすごい。
    作者の名を語らせてメタな構造にしてるの、先駆けだね!

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    2017年06月21日
  • 老人の極意

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    「老人の極意」(2015.10)を読み、次いで「大人の極意」(2016.7)を読みました。「大人の極意」がとても面白かったので、あらためて「老人の極意」を読みたくなりましたw。ここでも第26話「幸田文さんの千代紙のマッチ箱」が光っています(^-^)銀行のマッチ箱に四季折々の千代紙を貼る習慣、幸田文さんおしゃれですね!この「極意」の2冊、著名人のエピソードが沢山登場する「大人の極意」が断然面白いと思います(^-^)
     「老人って何?」: ①辞書では、年寄り ②老人福祉法では、65歳以上 ③いろんなことをいっぱい見てきた人 ④まだまだ若いものには、まだまだ〇〇くらいは、と言い始めたら ⑤硬軟自在、

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    2017年02月18日
  • 帝国ホテルの不思議

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    ネタバレ

    帝国ホテルで働く人々のインタビュー集?色々な職業があるのですね。みなさん帝国ホテルへの愛情と自分の仕事への誇りを感じました。

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    2015年11月25日
  • 帰ってきたアブサン

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    著者はよほどアブサンを愛していて、その死をひきずっているようだ。アブサンの飼い主として、アブサンにみっともない親バカぶりを示しちゃいけない、そんな思いが強烈に伝わってくる。ご本人はそう悟られたくはないようで、やはり自分の思いを伝えたいようで、その葛藤の中に生きていらっしゃる。

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    2014年05月08日
  • アブサンの置土産

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    願わくば、カミサンのアブサン記も読んでみたい。猫についてまったくの素人から出発して、最期を腕の中で迎えられた。ダンナにはカミサンの知らないアブサンとの関わりがあるように、カミサンには案外それ以上のダンナが知らない関わりがあったのだろう。

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    2014年05月08日
  • 帝国ホテルの不思議

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    帝国ホテルが持つ伝統や格式。そうしたものはそれを作ろうとして作り上げられたものではなく、日々お客様に最高最良のサービスを提供しようと努力することで培われてきたのだということがよく分かる。
    これは一人の人間の品格や信頼がどうやって作られていくかということに似ている。
    人もホテルも会社も店も、日々の誠意の積み重ねの上にしか、尊敬されるべきものは作り上げることはできない。
    そういうものは毎日毎日、薄皮を重ねていく地道な作業の結果として、誰にも真似のできない多様な層を持った厚みとして成り立つのだ。

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    2014年03月06日
  • 帝国ホテルの不思議

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    帝国ホテルで働く人々に焦点を当て、
    帝国ホテルそのものを浮かび上がらせようと言う作品です。

    帝国ホテルの様々な部署の人達が出て来るんですが、
    その一つ一つのエピソードは、比較的短く纏められている。
    私の好みとしては、もう少し深堀りして欲しいところですが・・・。

    帝国ホテルは、行ったこともあるし、
    買い物をしたこともありますが、
    泊まったことはないんだよねぇ(苦笑)。

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    2014年02月01日
  • 村松友視の東海道中膝栗毛 シリーズ古典(5)

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    十辺舎一九の東海道中膝栗毛を子供向けにやさしく書き下ろしたもの。
    さらさらとおおざっぱに弥次さん喜多さんの世界がわかる。

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    2011年02月07日
  • アブサン物語

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    今宵も猫本を1冊。内田百?『ノラや』とはちょっと趣向を変えて(失礼、かな?)、これを読み返して、寝ます。『ノラや』から町田康『猫にかまけて』『猫のあしあと』というライン(私が勝手に引いた)があるとすれば、年代的にも状況としてもその間に置かれるべき1冊。とはいえ、そのラインからはちょっと逸れるかな、というのが個人的な感想です。私がそう感じる理由は……。いくつかあるし、詳述すれば長くなりそうだし、ちゃんと綴れるかどうか心許ないし、控えます。敢えて、一言。「伴侶」であるアブサン(猫の名)が死んだとき、著者の「カミさん」は「辰吉丈一郎の十二ランウド目」と綽名されるほど泣き腫した、……と述べられているけ

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    2011年07月19日
  • アブサン物語

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    星2.5

     なんとなく聞いたことのあるタイトルに惹かれて読みました。

     猫の一生のお話でした。猫って、びっくりするほど(と私は思ったのですが)長生きするんですね。ともかくアブサンはとても長生きした猫さんです。いいですね。

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    2010年02月06日