村松友視のレビュー一覧

  • アブサン物語
    10年ほど前に読んで、部分的に何度か再読していたが、今回ふとしたいきさつで知人のネコをひと月半ほど預かったことで読み直した。
     子供の時から家にはネコがいて、ずっとネコを見ながら生活していた。そんなネコを飼ったことのある人なら文中の描写にネコのしぐさがありありと思い浮かび、ニヤリと笑いながら読んでし...続きを読む
  • アブサン物語
    遅ればせながら、村松友視さんの「あぶさん物語」を読みました。あぶさん、21歳で幸せな生涯を閉じた・・・いいえ、村松夫妻の心に、読者の心に、そして私の心に生き続けてますね!
    著者と二人で東京から新神戸に新幹線で旅した日・・・、生まれて初めて猫と対面し、ぐるぐる喉を鳴らしてるのが怒ってると勘違いして、途...続きを読む
  • アブサン物語
    16年前(1999/4/7)に読んで本棚に入れておいた文庫を再読。
    覚えていたより易しい文章で、アブサンと同じキジトラの、まだ生まれて6ヶ月のうちの猫が寝ているのを片手で撫でながら、すらすら読んでしまった。
    最終章では、一昨年アブサンと同じ21歳で亡くなったうちの三毛猫の最期を思いだしてぼろぼろ泣い...続きを読む
  • アブサン物語
    今読むと平凡なエッセイだが、当時は元編集者の村松友視、椎名誠、嵐山光三郎の三氏が始めた新しいスタイルのエッセイだったそう。
    最終章では泣けた。
  • アブサン物語
    【本の内容】
    我が人生の伴侶、愛猫アブサンに捧ぐ。

    21歳という長寿をまっとうし、大往生をとげたアブサンとの“ペット”を超えた交わりを、ユーモアと哀感をこめて描く感動の書き下ろしエッセイ。

    [ 目次 ]


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    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文...続きを読む
  • 帝国ホテルの不思議
    ものすごく大勢の人が帝国ホテル内で働いていることを知った。

    フロントとかベルマンとかソムリエとか「ああいるね」という職種の人ばかりでなく、神主さん、氷彫刻師、ランドリーの方、施設関係の方など「そんな仕事も!?」とか「必要だろうけど、自社でやっているとは驚き」という人たちにインタビューしているところ...続きを読む
  • 帝国ホテルの不思議
    帝国ホテルはやはり噂通り日本を代表する場所であった。無知なので、大それたことは言えないが、読むうちに情熱とプライド持って働くってすごい。プロフェッショナルってすごい。
    俺も頑張りたい。いつか帝国ホテルに泊まるは、ひとつの目標になりました。
  • アブサン物語
    アブサンという猫と出会い、元来強烈な猫好きであったとも思われない著者が世話をすることとなり、実に21年間伴侶として過ごした事象が綴られている。この本の最大の特徴は何か。著者の読み手への心遣いである。出会いの経緯、去勢、撮影モデル、旅行、往生のエピソードにおいて、実はアブサンの行動は極めて簡略に記され...続きを読む
  • 帝国ホテルの不思議
    まさしく、おもてなしの世界である。ホテルという外国から入ってきたものに、日本独自のおもてなしの文化を加えて、新たなホテルのサービスに進化してさせている。帝国ホテルという巨大企業、そしてそれに従事するスタッフそれぞれの生き様を描いている。
  • 幸田文のマッチ箱
    村松友視のおかげで幸田文を知った。マッチ箱との出会いがいい。
    編集者としての仕事ぬきで訪問を重ねている。 幸田文もその都度季節の千代紙を貼ったマッチ箱を準備して待っている。さぞかし楽しい会話がはずんだことでしょ。 「みそっかす」を手始めに幸田文の本を読んでみたい。
  • 高橋治のおくのほそ道ほか シリーズ古典(6)
      奥の細道は江戸時代に松尾芭蕉によって書かれた俳諧紀行文です。芭蕉は1683年、門人である曾良と共に江戸を出発し、関東・東北・北陸を経て大垣に至るまで旅を続けました。各地でよんだ句は50句にもなります。旅程は600里、5ヶ月あまりの旅でした。この奥の細道は芭蕉円熟期の代表作と賞されています。

     ...続きを読む
  • アブサン物語
    アブサンは、幸せだったと思います…。
    ねこの体温が伝わって来るような1冊でした。
    ハードカバーと両方所持(笑)
  • 橋本治の古事記 シリーズ古典(7)
    古事記の原典にあたっていないので、どの程度、橋本治氏の脚色が入っているか分からないが、それを前提に感想を書きますと・・・・。

    天皇制確立後に、天皇制の正当性を確固たるものにするために、書かれたのが古事記だとしたら、兄弟での殺し合い、セックスしまくり、裸踊りと、めちゃくちゃだなあというのが率直な印象...続きを読む
  • アブサン物語
    2009年4月3日購入

    最後は・・・(ゴシゴシ)
    まあいいや。

    少し引いて眺めた感じの文章で
    たんたんとアブサンと私のことが綴られる。

    筆に力がこもってくると
    自分でもわかるのか茶化すような文章が入るのが
    なかなか面白い。

    猫の話はやっぱり好きである。
  • 東海道中膝栗毛
    子供の頃、中学生かな
    読んだ記憶がありも一度同じものを読みたいと思ったけど、一体どの本だったか見つからない、十辺舎一九の原作でないことは明らかで、この本も2010年発売だから違うんだけど、読んだ感じは近いんだ。
    やっぱり面白いね
  • ゆれる階
    著者の生い立ちの記
    環境も登場人物たちもなんとも不思議な…と思ってしまうけれど戦中戦後ではままある話なのかしら
    わからんなー!と思いながら、でもそうなんだよなと思わされスッと入ってくるのはさすがだと思いました。
  • 帝国ホテルの不思議
    帝国ホテルで働く人たちへのインタビュー記録です。
    総支配人からお客さん第一線から裏方まで幅広い。プロのこだわりや細かいノウハウがおもしろい。
    お客さんのハードルが最初から高い仕事って大変だなぁ。
  • P+D BOOKS 時代屋の女房
    過去に読んでいるか不明だったのでまずは読んでみた。
    大井町〜下神明あたりを歩いても全然思い出していなかったのでちゃんと読んでいなかったらしい。
  • 北の富士流
    北の富士流
    著者 村松友視
    新広社
    2016年7月10日 発行

    九州場所が始まった記念に、こんな本を読んでみました。
    なかなか、面白かった。

    現在の解説者でも断トツ人気の北の富士。
    私が小中学生のころ、現役時代も人気ありました。
    貴ノ花(若貴の父親)との「かばい手」の一番、よく覚えています。みん...続きを読む
  • 七人のトーゴー
    『私、プロレスの味方です』で有名な村松友視の短編小説集。『当然プロレス』も昔買ったけど、プロレス話が深すぎて1作しか読んでない。実家に有るんだっけな。

    グレート東郷を筆頭に、戦後活躍した日系悪役レスラーたちの足跡を追うために、なんとなくハワイに降り立った主人公。ひょんなことからつきまとってきた現地...続きを読む