村松友視のレビュー一覧

  • 帝国ホテルの不思議

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    帝国ホテルで働くそれぞれの現場のプロの話。
    裏側で見えないところもこんなにこだわり抜いてホテルの空間を作っているかと知って驚いたし面白かった。
    バーテンダー、清掃係、コンシェルジュ、靴磨き職人等々。
    帝国ホテルに泊まってみたくなりました。

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    2018年11月11日
  • アブサン物語

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    10年ほど前に読んで、部分的に何度か再読していたが、今回ふとしたいきさつで知人のネコをひと月半ほど預かったことで読み直した。
     子供の時から家にはネコがいて、ずっとネコを見ながら生活していた。そんなネコを飼ったことのある人なら文中の描写にネコのしぐさがありありと思い浮かび、ニヤリと笑いながら読んでしまうだろう。愛すべきネコへの気持ちがにじみ出てくる文章だ。ネコを飼っている人にたびたびこの本を勧めてきた。
     ペット、いや伴侶のネコはいつか死の旅に出る。最後はさすがに湿っぽいが、21年の生涯を全うしたネコへの愛情と家人との暮らしぶりをユーモラスに描いた物語。一気読みだった!

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    2018年11月08日
  • アブサン物語

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    遅ればせながら、村松友視さんの「あぶさん物語」を読みました。あぶさん、21歳で幸せな生涯を閉じた・・・いいえ、村松夫妻の心に、読者の心に、そして私の心に生き続けてますね!
    著者と二人で東京から新神戸に新幹線で旅した日・・・、生まれて初めて猫と対面し、ぐるぐる喉を鳴らしてるのが怒ってると勘違いして、途方に暮れてた奥様・・・。1995年12月、発行されるや否や猫好きは言うに及ばず、皆様に読まれたベストセラーだそうですね!時代を超えていつまでも感動を呼ぶ作品だと思います!

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    2015年12月21日
  • アブサン物語

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    ネタバレ

    16年前(1999/4/7)に読んで本棚に入れておいた文庫を再読。
    覚えていたより易しい文章で、アブサンと同じキジトラの、まだ生まれて6ヶ月のうちの猫が寝ているのを片手で撫でながら、すらすら読んでしまった。
    最終章では、一昨年アブサンと同じ21歳で亡くなったうちの三毛猫の最期を思いだしてぼろぼろ泣いた。
    それにしても男のひとが動物に対して向ける誠実さ、距離の取り方って、滑稽なくらい生真面目で愛しい。

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    2015年05月04日
  • アブサン物語

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    今読むと平凡なエッセイだが、当時は元編集者の村松友視、椎名誠、嵐山光三郎の三氏が始めた新しいスタイルのエッセイだったそう。
    最終章では泣けた。

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    2014年12月08日
  • アブサン物語

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    【本の内容】
    我が人生の伴侶、愛猫アブサンに捧ぐ。

    21歳という長寿をまっとうし、大往生をとげたアブサンとの“ペット”を超えた交わりを、ユーモアと哀感をこめて描く感動の書き下ろしエッセイ。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2014年08月23日
  • 帝国ホテルの不思議

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    ものすごく大勢の人が帝国ホテル内で働いていることを知った。

    フロントとかベルマンとかソムリエとか「ああいるね」という職種の人ばかりでなく、神主さん、氷彫刻師、ランドリーの方、施設関係の方など「そんな仕事も!?」とか「必要だろうけど、自社でやっているとは驚き」という人たちにインタビューしているところが良かった。

    庶民なので、帝国ホテルなんて泊まれないよと思っているが、一生に一度ぐらい贅沢してみたくなった。

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    2014年06月27日
  • 帝国ホテルの不思議

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    帝国ホテルはやはり噂通り日本を代表する場所であった。無知なので、大それたことは言えないが、読むうちに情熱とプライド持って働くってすごい。プロフェッショナルってすごい。
    俺も頑張りたい。いつか帝国ホテルに泊まるは、ひとつの目標になりました。

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    2014年05月24日
  • アブサン物語

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    アブサンという猫と出会い、元来強烈な猫好きであったとも思われない著者が世話をすることとなり、実に21年間伴侶として過ごした事象が綴られている。この本の最大の特徴は何か。著者の読み手への心遣いである。出会いの経緯、去勢、撮影モデル、旅行、往生のエピソードにおいて、実はアブサンの行動は極めて簡略に記されている。あくまでアブサンに関わる自分の狼狽、カミさんの成長?が滑稽に綴られているのだ。

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    2014年05月08日
  • 帝国ホテルの不思議

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    まさしく、おもてなしの世界である。ホテルという外国から入ってきたものに、日本独自のおもてなしの文化を加えて、新たなホテルのサービスに進化してさせている。帝国ホテルという巨大企業、そしてそれに従事するスタッフそれぞれの生き様を描いている。

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    2013年12月29日
  • 幸田文のマッチ箱

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    村松友視のおかげで幸田文を知った。マッチ箱との出会いがいい。
    編集者としての仕事ぬきで訪問を重ねている。 幸田文もその都度季節の千代紙を貼ったマッチ箱を準備して待っている。さぞかし楽しい会話がはずんだことでしょ。 「みそっかす」を手始めに幸田文の本を読んでみたい。

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    2013年06月13日
  • アブサン物語

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    ネタバレ

    アブサンは、幸せだったと思います…。
    ねこの体温が伝わって来るような1冊でした。
    ハードカバーと両方所持(笑)

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    2011年05月23日
  • アブサン物語

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    2009年4月3日購入

    最後は・・・(ゴシゴシ)
    まあいいや。

    少し引いて眺めた感じの文章で
    たんたんとアブサンと私のことが綴られる。

    筆に力がこもってくると
    自分でもわかるのか茶化すような文章が入るのが
    なかなか面白い。

    猫の話はやっぱり好きである。

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    2009年10月04日
  • 東海道中膝栗毛

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    子供の頃、中学生かな
    読んだ記憶がありも一度同じものを読みたいと思ったけど、一体どの本だったか見つからない、十辺舎一九の原作でないことは明らかで、この本も2010年発売だから違うんだけど、読んだ感じは近いんだ。
    やっぱり面白いね

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    2023年07月27日
  • ゆれる階

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    ネタバレ

    著者の生い立ちの記
    環境も登場人物たちもなんとも不思議な…と思ってしまうけれど戦中戦後ではままある話なのかしら
    わからんなー!と思いながら、でもそうなんだよなと思わされスッと入ってくるのはさすがだと思いました。

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    2023年01月08日
  • 帝国ホテルの不思議

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    帝国ホテルで働く人たちへのインタビュー記録です。
    総支配人からお客さん第一線から裏方まで幅広い。プロのこだわりや細かいノウハウがおもしろい。
    お客さんのハードルが最初から高い仕事って大変だなぁ。

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    2022年10月02日
  • P+D BOOKS 時代屋の女房

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    過去に読んでいるか不明だったのでまずは読んでみた。
    大井町〜下神明あたりを歩いても全然思い出していなかったのでちゃんと読んでいなかったらしい。

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    2022年05月08日
  • 北の富士流

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    ネタバレ

    北の富士流
    著者 村松友視
    新広社
    2016年7月10日 発行

    九州場所が始まった記念に、こんな本を読んでみました。
    なかなか、面白かった。

    現在の解説者でも断トツ人気の北の富士。
    私が小中学生のころ、現役時代も人気ありました。
    貴ノ花(若貴の父親)との「かばい手」の一番、よく覚えています。みんな貴ノ花の味方でしたが、北の富士も人気でしたね。

    北の富士も若い頃、あまり強くなかったようです。しかし、三段目でもたついていた昭和35年夏、名古屋場所後の北海道巡業。両親のいる旭川の前、釧路の親戚に呼ばれてご馳走になってすっかり酔っぱらって朝帰り。それがうるさい兄弟子に見つかり、土俵に引っ張りださ

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    2021年03月21日
  • 七人のトーゴー

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    『私、プロレスの味方です』で有名な村松友視の短編小説集。『当然プロレス』も昔買ったけど、プロレス話が深すぎて1作しか読んでない。実家に有るんだっけな。

    グレート東郷を筆頭に、戦後活躍した日系悪役レスラーたちの足跡を追うために、なんとなくハワイに降り立った主人公。ひょんなことからつきまとってきた現地の運転手か、その知り合いかは定かではないが、とてつもなくプロレス人脈を持っており、ハロルド坂田に会わせてもらうことになる…。

    前半数作は、プロレスサークルの覆面レスラーの話が若干変わっているが、プロレス中心の話。後半数作は、プロレス関係ない話で意外であった。

    もともと編集者ということで、語彙がし

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    2019年10月31日
  • 猪木流 「過激なプロレス」の生命力

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    表紙に「アントニオ猪木 X 村松友視」とあったので、猪木と“プロレス界の住人”である村松の対談本と思って安心して手にしたのだけれど、さにあらず。
    よく見ると、二人の名前の下に、スポーツ報知の記者が「構成」として載っている。村松の「<あとがき>のようなもの」で明らかにされているが、本書はこの記者が二人に個別にインタビューした内容を対談形式に構成し直したもの。そして、どうにもこれが消化不良の元になっている。
    村松の興味深いコメントに猪木がどう反応するのかと思ってページをめくると、そこに登場するのはこの記者のあまり意味のない解釈や解説(もどき)。村松の前著「アリと猪木のものがたり」の一節を引用したり

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    2019年02月11日