矢部正秋のレビュー一覧
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論理的な思考法を学びたくこの本を読みました。
この本で学んだことは、
・考えるポイントは、誰が言ったかではなく、何を言ったかである。話している内容とその根拠の有無のみに注目する。話し手の肩書きや権威ははずして考える。受け売り思考は削り、自分の頭で考える。
・答えは一つではない。問題を解決するオプションは多いのだから、様々な選択肢を用意し、その中から最適なものを考え、選ぶようにする。二者択一、白と黒だけで考えない。
・何も考えず権威のいいなりになってはいけない、よく考えずに伝統や規範にしたがうべきでない。自分の頭で論理的に考えねばならない。
という点です。
そして、学んだことを生かす -
Posted by ブクログ
やりて弁護士がビジネス・人間関係のノウハウを豊富な事例で解説する内容です。
・情報の真偽の大切さ
国家の生死の帰趨を左右する時でさえ、海軍の大本営発表によって、日本軍の戦果は誇張され、損害は無視された。その結果、国民のみならず陸軍も欺かれ、悲惨な負け戦に突き進む。そんな失敗から学ばず、今なお国会では虚偽答弁がはびこっている。
・言葉の厳密な定義
また、政界関係者の発言だが、意味をなさない言葉の羅列や同義語反復の繰り返しが横行している。
・マルチオプションのすすめ
問題が発生したとき、選択できるオプションが複数用意されるだけで心は平静に保たれる。そのためには、必要な関連情報を広く深く集める⇒状況 -
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ネタバレ弁護士と聞くと、いかにも論理的に話し、言論の場においては検事と並んで最強だというイメージがあります。口喧嘩では到底かなわない。
本書はそんな弁護士の中でも「プロ弁護士」と謳うわけですから、そんなプロが日頃どんな考えで仕事をこなしているのか、言論に強くなりたい人にとってはとても気になるものです。
本書ではまず、交渉の場においては相手を調べることが大事だと述べています。主観的な事実ではなく、客観的な事実を選別する。勝手な自分の思い込みだけではダメだということです。
また俯瞰的な視点、つまり「少し遠くを見る」ことで、視野が広がり、新たなアイディア、価値観が生まれます。これは私も強く感じることで、 -
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考えることは人間の存在根拠。
単純化の悪例 ヒトラーの二分法。
現実直視
二分法ではなく中間オプションの存在を知る。
エピクテトス 自分の自由になるものと自由にならないものとを区別せよ。。 平時も非常時も自分の支配できるものは何か、自分がとり得る手段は何か考える。
絶対の権力は絶対的に腐敗する。
即物的思考。
多数意見を正しい意見と錯覚する 木下是雄
エリートもどきの特徴
1 自分が常に正しい
2 高慢で人を見下す。思いやり皆無
3 批判は上手。提案下手
4 他人の批判に弱い。逆ギレする
5 上司にへつらう。保身に巧み
自分の評価は他人がする
誰が言ったかではなく、何を言ったか -
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ネタバレ[ 内容 ]
「具体的に考える」「オプションを発想する」「直視する」「共感する」「マサカを取り込む」「主体的に考える」「遠くを見る」―キャリア豊富な国際派弁護士が現場で鍛え上げた「物の考え方」を、七つのコンセプトに集約して説き明かす。
[ 目次 ]
第1章 話の根拠をまず選りすぐる―具体的に考える
第2章 「考えもしなかったこと」を考える―オプションを発想する
第3章 疑うことで心を自由にする―直視する
第4章 他人の正義を認めつつ制する―共感する
第5章 不運に対して合理的に備える―マサカを取り込む
第6章 「考える力」と「戦う力」を固く結ぶ―主体的に考える
第7章 今日の実りを未来の庭に