伯方雪日のレビュー一覧

  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    別の作家さんが同じ街を舞台に書き下ろす短編集なんて
    ワクワクしかなかった!
    個人的には、ホントスカと大黒天が特に好きだった!
    全部面白かったけれど。

    0
    2025年10月01日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    がまくら市という架空の町を舞台に、様々な事件に遭遇する作品集です。
    5つのお話が収録されておりますが、どれもとても興味深い内容でした。

    1.弓投げの崖を見てはいけない
    5年目の結婚記念日のプレゼントを買いに行った帰りに若者たちの不注意で事故に遭い、しかも証拠を消す為に殺そうとするなんて…。
    犯人たちへの憤りとともに、このお話に一気に引き込まれました。
    しかし登場人物のうち3人が物を持ったまま走る描写があり、最後に車で跳ねられた人物の手に持っていたものが飛んでいくシーンがありましたが、具体的に誰かは書かれておらず…。
    結末を読者に委ねる展開はあまり好きではなかったのですが、あとがきを読んでびっ

    0
    2024年05月09日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    鎌倉に似た町を舞台にした短編集。
    色々な個性が楽しめて面白かった!
    道尾さん、伊坂さんはやって引き込まれるけど
    全部面白かった!

    0
    2017年06月25日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    一つの舞台で共有して書くシェアードワールド。
    この作家さんが書いた人物が、この作家さんのところにも出てる!わー!っていうところにも興奮。
    好きな伊坂さんの作品はやっぱりよかったし、この作品読まなかったら知らなかったなっていう人もいたのでいい出会いでもあったり。
    読みやすかったのであっという間。
    忘れないうちに続編を買わなければ。

    0
    2015年07月03日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    5人の作家による、不可能犯罪ばかり起こる蝦蟇倉市での事件を描いたミステリ小説。伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏目当てで借りたが、共通のテーマがあったおかげで他の作家さんとのリンクも楽しく、全編あっと言う間に面白く読めた。もちろんお勧めは「浜田青年ホントスカ」。伊坂節全開のおとぼけっぷりが愉快な作品。

    0
    2016年01月06日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    不可能犯罪ばかり起きる架空の街
    「蝦蟇倉市」を舞台に、
    五人の人気作家が書き下ろした短編集。
    SFやファンタジーでは時々見受けられる
    「シェアードワールド」というものらしい。

    街のどこに何があって、市長はどんな人で、
    という設定は作家陣がアイディアを持ち寄ったとか。
    そのため作者が違っても、街の描写などは共通点があって
    何というか「安心して読める」(^ ^

    でもやはり作者によって切り取るポイントや目線、
    事件の展開や「謎解き」のプロセスは違い、
    何より文章の温度・湿度・テンポ感など
    文体の違いも楽しめる(^ ^

    しみじみとした余韻が残るもの、
    「んなアホな」とツッコミたくなるもの、
    ふわ

    0
    2015年10月08日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読。前は文庫本じゃない方を読んだ。旅のお供として借りる。設定はうっすら覚えてるけど、結末とかは全然覚えてなかった。道尾秀介のは結末がはっきり分からなくて、前回もいらいらしたよな。よーく読めば分かるらしいけど。再度読み返す気力はない。伊坂幸太郎のはやっぱひょうひょうとしていい。他のやつもみんな面白かった。他の本も探してみようかな。

    0
    2015年06月17日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    字が小さくて読み応えあり。『弓投げの崖を見てはいけない』最後で車にはねられたのは誰か?自分の推理が合ってるかどうかが気になる。

    0
    2015年03月01日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    蝦蟇倉市で不可能犯罪が起こるアンソロジー。

    伊坂さん道尾さん以外は初読なので
    らしさ はわかりませんが
    1冊としても十分楽しめました。

    0
    2015年01月27日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    がまくら市という架空都市の舞台を各作家たちがシェアして描かれた作品集

    伊坂さん目当てで購入して読んだ。
    想像以上におもしろかった。

    道尾秀介さんの作品が最初でよかったと思う。
    多視点で描かれていてミステリーとして楽しめたし、
    伏線や環境設定も詳しく描かれていたので、その後の
    ほかの作家の作品へのリンクが見つけやすくなっていたと思う。

    伊坂作品も登場人物の少なさ、限定された環境の中でもさらに狭い環境でキャラを立たせてすごいと思った。

    大山さんの密室ものも不可能犯罪係という部署を設けて真知博士という人物が登場し、その後にも顔を見せておもしろい。

    福田さんの「大黒天」はそれの真実を求める姉

    0
    2015年01月10日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    架空の都市を舞台にした連作短編集。
    章ごとに作者が違い、それぞれクセのある文章
    なのに、違和感なく1冊の中に納まっていました。

    道尾秀介さん:どちらにしてもバッドエンドな感じで、
    うわぁ!と思いましたが、実際に事件として起きる
    としたら、こういう風に解決しきる前にぷっつりと
    途切れる終わり方をして、その後も人々の暮らしは
    続いていくのかと考えさせられました。

    伊坂幸太郎さん:インパクトはそれほどでもないかなと
    思いました。世の中にはきっと、こういう職業で
    生活している人もいらっしゃるだろうと思いつつ
    読み終えました。
    各作家さんがどういう順番で物語を仕上げたのは
    不明ですが、道尾さんがトッ

    0
    2015年01月10日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    架空の町、蝦蟇倉市を舞台にしたアンソロジー。バラバラに書かれたものではなくて、登場人物が重なっていたり、ある作品の事件が別の作品の裏で起こっていたり、作品ごとがゆるく繋がっているのが面白かったです。

    0
    2015年01月01日
  • 誰もわたしを倒せない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    4+ 

    第三話の話。
    いやあ、すっかり騙された。最近は叙述トリック不感症を自認するほどやられない体質になっていて、残念だなあ、寂しいなあとつくづく思っていたところ。第1話、第2話と読んで、完全に油断していたので気持ちいいぐらいスカッと騙された。いやあ爽快だわ。私がプロレス好きだから、というわけではないが、あの流れでは、プロレスファンほど引っかかりやすいのではないだろうか。解説の乾くるみが好きそうな仕掛けだなと思うと、またニヤリ。

    エピローグで明かされる真相は、割と容易に想像のつくものだったので、もう一捻りあると更に良かったようにも思うが、物語のテーマを考えるとあのままでなければ成立しない必

    0
    2012年12月21日
  • 誰もわたしを倒せない

    Posted by ブクログ

    プロレスとバーリ・トゥードをテーマにした連作ミステリー。

    どんでん返しがとにかく秀逸です。4つの短編が収録されていますが、いずれも終盤であっと声をあげること請け合い。特に第三話は秀逸。見事にひっかかりました。

    トリックとテーマがよく絡んでおり、謎解き派の方にもプロレス好きの方にもお薦めの一作といえましょう。是非どうぞ。

    0
    2012年12月17日
  • 誰もわたしを倒せない

    Posted by ブクログ

    プロレスや格闘技の世界を舞台とした本格ミステリ連作短編集。

    本格ミステリは色々な世界に溶け込み、その世界を本格ミステリとして再構築してしまう力をもっています。しかしもちろんのこと相性というものがあります。まるで相容れないと思われた世界が、本格ミステリと融合した時の美しさは得も言えません。
    そう、プロレスの世界は意外と本格ミステリと相性が良かったのです。それが証拠にここで扱われているミステリ的ネタは実にオーソドックスなものなのです。それがプロレスの世界に溶け込んだ時に、今までにない感触を生み出しました。使い古されたネタが水を得た魚のように活き活きと輝きを増すのです。

    嗚呼なるほど、アイデアと

    0
    2009年10月04日
  • 誰もわたしを倒せない

    Posted by ブクログ

    プロレスとミステリが高次元で融合した傑作。題材がプロレスなればこそ成立するトリックってあるんだなぁとついつい感心。本書を200パーセント堪能するにはまずプロレスファンになることから始めないと。厄介ですね。

    0
    2009年10月09日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    がまくら市という架空の都市を舞台にしたミステリーアンソロジー。
    道尾秀介さんの作品は『いけない』収録作で既読だったので、なんとなく他の作品が追随しているように見えてしまう。
    好みの作品と、ちょっと読み進めづらい作品があった。
    自分的ベストは福田栄一さんの『大黒天』。初めての作家さんだったけど、かなり引き込まれる文章で面白かった。

    0
    2025年07月25日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    連作で、それぞれ作者が違う。
    こういうのは、それぞれがお題に沿って書くのだと思っていたら、他の話の人物が別の話に登場したりするのが面白かった。

    単行本のタイトルは『蝦蟇倉市事件』と漢字だったが、文庫本ではひらがなに改題された。
    漢字の方が不思議町っぽい雰囲気がして合ってると思うけど、読めない人が多くて改めたのかな。
    私も読めなかった。

    0
    2024年12月04日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    いつ買ったか忘れるほど前から積んでいました。浜田青年、こんなところにイタンスカ。不可能犯罪ばかりが起こる蝦蟇倉市を舞台にした短編集で、伊坂幸太郎の『ジャイロスコープ』に収録されていた「浜田青年ホントスカ」を改めて読む。

    複数の作家による連作というわけでもないから、この短編集に臨む作家5人の姿勢いろいろ。前の作家の話をまるで気にせずに書いている人もいれば、小ネタ程度に話題に出す人もいる。その点で、道尾秀介から伊坂幸太郎への流れは連作風の楽しさを味わわせてもらえました。蝦蟇倉市地図の掲載もオツ。

    異なる作家陣による2作目もあるとはつゆ知らず。次も是非というほどにはこの1作目全部が全部は面白くな

    0
    2019年03月11日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    不可能犯罪の名所、架空の都市、蝦蟇倉(がまくら)市を舞台にした、5人の作家の連作ミステリ。それぞれが少しずつ重なりあっており、人間関係も楽しめる。それぞれの作家の作風はそれなりに違うはずだが、違和感なくマッチしている。全部で11人の連作らしく、地図に記載があるが、出てきていない場所も多い。、しかし、架空の地図はどうしてこんなにわくわくさせてくれるのか。
    個人的ヒットは、伊坂幸太郎作品に出てきたホテル「バスコ・ダ・蝦蟇」なのだが、残念ながら地図には乗っていない。

    0
    2018年06月26日