かんべあきらのレビュー一覧
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ネタバレ若葉は、売れっ子の官能小説家である天堂近衛の担当編集者になって五年が経っていた。
何でも確かめずには原稿を書けない近衛に言われるがまま、近衛にいいように扱われいた。
今度、近衛が取り扱うテーマは肛虐小説と言われるジャンルの小説で、読んで字のごとく、女の人の肛門を責める小説である。
今までそのジャンルの小説を書いたことのない近衛は、若葉の身体を使って「肛門で本当に感じることができるのか実験させろ」と迫ってくる。
若葉は感じてしまう自分が許せなくて、必死で抵抗するものの、「私の小説に協力してくれ。お前が必要だ」という殺し文句についつい流されてしまう。
そして、ついに「しない」と言ってい -
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ネタバレ同棲生活を始めた谷本紅葉と恋人・龍。
官能小説家でもある紅葉は、以前はエッチシーンがエロくないと言われ続けていたが、龍との甘いエッチのおかげで上達したようだった。
そんな紅葉は、エッチ三昧のラブラブ同棲生活を満喫していたが、舞い込んできた仕事は「SM小説」。
何とか紅葉は自分なりのSM小説を書こうとするが、うまくいかなくて、恋人に頼むことにするが……
という話。
基本的には、龍も紅葉も相手にメロメロで、紅葉は基本的には素直なので龍に「好きだよ」って言いまくってるので、まぁ、人によっては胸焼けしかねない勢い。
作者様があとがきに書いてらっしゃるように、話が終わったら「何事もなく平 -
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ネタバレ谷本紅葉は、官能小説家。
誰に強制されたわけでもなく、昔読んだ官能小説に影響されて、自分もそんな小説が書きたいと思ったのが始まりだった。
けれど、紅葉はどうしてもエッチシーンがうまく書けない。そしてそれは、自分の経験不足が原因なのかと思い悩む。
それというのも、紅葉にはエッチの経験がまったくない。
好きな人以外とエッチをするなんて紅葉は考えられなくて、けれど紅葉の好きな人は、高校の同級生で男。報われるはずのない想いに、紅葉は諦めていた。
けれど、その彼、桂龍は高校を卒業してお互い社会人となった今も親友で、週1回紅葉の家にご飯を食べに来ていて、紅葉の作品の一番の読者だった。
そんな