古澤明のレビュー一覧

  • 量子もつれとは何か 「不確定性原理」と複数の量子を扱う量子力学

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    後著を読んでいたおかげか、スクイーズド状態などが理解がしやすかった。原理的な部分に加えて、実装的な部分に興味を覚えた。エンタングルメントの輪郭がわかって嬉しい。エラーコレクションを通して、量子コンピュータの原理に触れることができたのも醍醐味だった。ラジオから類推させる部分は分かりやすい。というか、AMとFMってそういうことだったのか、と自分の無知を恥じた。

    ただし、本書も量子力学の基礎を学んでることが理解の前提として要請される。

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    2015年12月24日
  • 量子もつれとは何か 「不確定性原理」と複数の量子を扱う量子力学

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    ようやく巡り会えた、何かちょとはわかった気にさせてくれる本。
    同一著者でブルーバックスから3冊出ている。 最新刊の「シュレーディンガーの猫のパラドックスが解けた!」は、前2冊の読者を前提としており、途中で挫折。だったら最初からと挑んだ「量子テレポーテーション」は、話が飛んでいて置いて行かれて挫折。
    この「量子もつれとは何か」は、そもそもの前提となる量子エンタングルメント(もつれ)について、何とか理解してもらいたいという著者の切なる願いが込められている。そもそも難解な量子物理の世界。たとえ話に逃げて解かった気にさせる、という形式に堕することなく、順を追って丹念に説明しようとしている。あちこち参照

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    2012年11月28日
  • 光の量子コンピューター(インターナショナル新書)

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    量子テレポーテーションの章以降が難解。が、不思議と面白い。

    【感想】
     知人が量子コンピューター関連の企業で働いているため、「量子コンピューター」自体に興味があった。産業・メディアも盛り上がりを見せているため、手に取った。結果、読んでよかった。量子コンピューターの何がすごいのか、どう便利なのか、なぜ開発が難しいのかが分かった。加えて、巷でよく効く「量子アニーリング方式」と「量子ゲート方式」の違いもざっくりと分かった。本曰く、量子アニーリング方式は、組み合わせ最適化問題を解くことが中心であり、いわゆる汎用コンピューターのような役割は果たすことができないのである。つまり、量子アニーリング方式のマ

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    2022年06月09日
  • 光の量子コンピューター(インターナショナル新書)

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    専門的な所もあるので、理解出来ない箇所もある。しかし、文章自体は平易なので、大まかな概念は掴めるのではと思う

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    2022年04月24日
  • 光の量子コンピューター(インターナショナル新書)

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    量子コンピュータって何?
    本書のおかげでやっと少しわかるようになった。
    色んな方式もあるようで、本書の「光」が本命なのかどうかは分らないけど、死ぬまでに使うことはできるのだろうかねぇ?

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    2021年01月27日
  • 量子もつれとは何か 「不確定性原理」と複数の量子を扱う量子力学

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    ノーベル物理学賞候補と言われていた古澤明先生の本。分かりやすく書いてますと前書きにはあるけれど、はっきり言って分かりにくかった(笑
    しかし、実際に量子テレポーテーションの実験をした方法や結果まで出てくるので、理論だけの量子論の本とは違う面白さがあった。

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    2020年10月12日
  • 光の量子コンピューター(インターナショナル新書)

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    発想の斜め上感がすごい。

    その発想はなかったわ。っていうのを思いついて、でもそんなのできるわけないよね(笑)と思ってるとほんとにそれを実現しちゃうっていう。いやでもまぁ、SFだしね。

    え、現実なの!?

    天才ってこういうものなのか・・・

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    2020年05月08日
  • 光の量子コンピューター(インターナショナル新書)

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    量子力学、量子コンピュータと順を追ってとても分かりやすく説明してから、著者が開発に携わる光量子コンピュータのメリットそして開発の経緯を紐解きます。光量子コンピュータ開発のゴールは光チップとして20年先の実現を目指しているとのことです。モバイルに光量子コンピュータが乗る時代が来そうです。長生きしないとですね♪

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    2020年01月19日
  • 光の量子コンピューター(インターナショナル新書)

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    著者ら日本チームが進めているのは、他の方式とは異なる光の量子効果を用いた量子コンピューターである。いくつかある候補の中でも著者は最も実現性が高いと評価している。

    量子コンピューターは、セールスマン巡回問題や暗号でも使われている素因数分解など特定の得意な領域においてはけ桁違いの計算能力を発揮すると言われて、注目を集めている。
    著者らは、量子コンピューターのメリットを計算能力だけではなく、圧倒的な低消費電力が既存のコンピューターに対する最大のアドバンテージになると考えている。今のデータセンターが場所よりもまず電力の確保やそのための空調能力によって制限されていることを考えると、そのメリットは非常に

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    2019年12月15日
  • 光の量子コンピューター(インターナショナル新書)

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    素人の私でも、少し理解した気になった。しかし、重ね合わせにより同時に正しく計算結果が出せる、ということの具体的イメージ(どうやって正しい出力を取り出すのかのイメージ)がわかなかった。

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    2019年12月01日
  • 「シュレーディンガーの猫」のパラドックスが解けた! 生きていて死んでいる状態をつくる

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    ロケのせいで半月以上間をあけてしまったこともあって、その後に読んだ部分はわからなくなったまま読み終わったけども、光子1つの状態と、光子1つの状態と0の状態を重ね合わせたものでは、異なるものになるっていうだけでドキドキした なんだそれ凄過ぎる どんな哲学でもそれは言えてないだろう

    量子力学的な世界の捉え方は、僕たちにはもうどう捉えていいのかわかりません、っていうところがすごい
    そこから想像もしなかった方法がたくさん出てくる
    1や0+1と、0と1の重ね合わせ状態は異なるんですよ
    ウィトゲンシュタインだってそんなの言わないよ

    人間が作り出した、人間の形をしていないものの最初なんじゃないかと思う

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    2018年11月23日
  • 量子もつれとは何か 「不確定性原理」と複数の量子を扱う量子力学

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    丁寧に一段一段と説明されたけど、やっぱりなかなか分かり難い。不確定性原理では、同時に二つの物理量は決められない、ということである。位置を決めたら、運動量は決められない。運動量が不定とは、あらゆる運動量の状態が「重ね合わせ」であるということらしい。

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    2018年10月19日
  • 量子テレポーテーション 瞬間移動は可能なのか?

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    誤解を与えないため、回りくどい表現になっている。読者の過大な期待は裏切られるだろうが、物理に対して正直な書き方で好感が持てる。

    後二書で出てきた、波束のサインとコサインを位置と運動量に見立てる意味が分かった。

    3冊とも読み終わり、同じことを少しずつ言い方を変えてやっているなあと思ったが、手強い、新しい分野なので、どれも無駄にはなっていない。

    とねの日記さんのアドバイスに従って、逆次に読んできたが、間違っていなかった。

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    2015年12月24日
  • 「シュレーディンガーの猫」のパラドックスが解けた! 生きていて死んでいる状態をつくる

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    量子力学の基本的な学習を終えた者が対象読者。

    「シュレーディンガーの猫」の通俗的な意味でなく、光子が0個と1個を組み合わせた直交状態の重ね合わせがありうる、というのが実験的に実証されている、ということか。ここを理解するためには、シュレディンガー描像だけではなく、ハイゼンベルグ描像を理解しておく必要がある。これが基本を勉強した者が対象と言った訳だ。

    また、テレポテーション、量子コンピュータの箇所では調和振動子で出てくる生成、消滅の演算子も理解しておく必要がある。

    以上のことをふまえたら、量子エンタングルメントの理屈や、スクイーズド状態は面白く読めた。そこから、シュレーディンガーの猫を実現す

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    2015年12月23日
  • 量子もつれとは何か 「不確定性原理」と複数の量子を扱う量子力学

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    量子もつれを実際に発生させる実験物理学の学者による解説。
    そのため、量子テレポーテーションなども現象の理論的な解説よりも、実験での実現方法などに主眼が置かれている。
    あまり面白くは無かった。

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    2025年03月04日
  • 光の量子コンピューター(インターナショナル新書)

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    書いてある内容の1%も理解できなかった。なんかスゲーということだけわかった。ウインドサーフィンしてる著者の写真は余計だと思った。

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    2023年01月06日
  • 光の量子コンピューター(インターナショナル新書)

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    正直、殆ど理解できなかった。
    光の周波数が10テラヘルツ以上、電気と比べると桁が全く違う。
    それだけ考えてもかなり高速な処理能力をもたらしてくれるんだろうなと気づけたのが唯一の収穫か。

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    2022年03月24日
  • 量子もつれとは何か 「不確定性原理」と複数の量子を扱う量子力学

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    物理学者 古澤明氏による「量子テレポーテーション」に続く量子力学の解説書。本書では量子力学を基礎とした量子光学を用いて「量子もつれ」を説明をしていることが特色です。全部は分からないですが、いくつか腑に落ちるところがあったので収穫かな。やはり内容が高度なため、ある程度物理的な知識が必要だと思います。また数式アレルギーの人向けに図を多用しているのですが、ページの関係で説明文と離れてしまっているため、ちょっと読みにくいのが残念。前著の後半に書かれていた光を用いた実験に興味をひかれた人は必読かも。

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    2020年03月31日
  • 量子テレポーテーション 瞬間移動は可能なのか?

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    昨年ノーベル賞候補にあげられていたので、概略を知るために読む。10年前の本なので今はもっと進んでいるかもしれない。

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    2020年01月11日
  • 光の量子コンピューター(インターナショナル新書)

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    技術についてはよくわからないところが多かったが、最後の「研究方針」のところは大変いい視点を与えていただけた。

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    2019年07月29日