【感想・ネタバレ】量子もつれとは何か 「不確定性原理」と複数の量子を扱う量子力学のレビュー

あらすじ

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量子もつれでわかる新しい量子力学の世界。「2つの量子は離れていてもつながっている」というアインシュタインを悩ました現象を、不確定性原理と量子光学の実験を通して解説する全く新しい量子力学入門書。(ブルーバックス・2011年2月刊)

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Posted by ブクログ

後著を読んでいたおかげか、スクイーズド状態などが理解がしやすかった。原理的な部分に加えて、実装的な部分に興味を覚えた。エンタングルメントの輪郭がわかって嬉しい。エラーコレクションを通して、量子コンピュータの原理に触れることができたのも醍醐味だった。ラジオから類推させる部分は分かりやすい。というか、AMとFMってそういうことだったのか、と自分の無知を恥じた。

ただし、本書も量子力学の基礎を学んでることが理解の前提として要請される。

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2015年12月24日

Posted by ブクログ

ようやく巡り会えた、何かちょとはわかった気にさせてくれる本。
同一著者でブルーバックスから3冊出ている。 最新刊の「シュレーディンガーの猫のパラドックスが解けた!」は、前2冊の読者を前提としており、途中で挫折。だったら最初からと挑んだ「量子テレポーテーション」は、話が飛んでいて置いて行かれて挫折。
この「量子もつれとは何か」は、そもそもの前提となる量子エンタングルメント(もつれ)について、何とか理解してもらいたいという著者の切なる願いが込められている。そもそも難解な量子物理の世界。たとえ話に逃げて解かった気にさせる、という形式に堕することなく、順を追って丹念に説明しようとしている。あちこち参照してくる図や式を面倒がらずに追っていけば、何だかそういうものかもという気がしてくる。
素人の自分には結局何だかよくわからない、それは仕方がないこと。でも、最前線の研究者が頑張って書いていることに星5つ。

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2012年11月28日

Posted by ブクログ

ノーベル物理学賞候補と言われていた古澤明先生の本。分かりやすく書いてますと前書きにはあるけれど、はっきり言って分かりにくかった(笑
しかし、実際に量子テレポーテーションの実験をした方法や結果まで出てくるので、理論だけの量子論の本とは違う面白さがあった。

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2020年10月12日

Posted by ブクログ

丁寧に一段一段と説明されたけど、やっぱりなかなか分かり難い。不確定性原理では、同時に二つの物理量は決められない、ということである。位置を決めたら、運動量は決められない。運動量が不定とは、あらゆる運動量の状態が「重ね合わせ」であるということらしい。

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2018年10月19日

Posted by ブクログ

量子もつれを実際に発生させる実験物理学の学者による解説。
そのため、量子テレポーテーションなども現象の理論的な解説よりも、実験での実現方法などに主眼が置かれている。
あまり面白くは無かった。

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2025年03月04日

Posted by ブクログ

物理学者 古澤明氏による「量子テレポーテーション」に続く量子力学の解説書。本書では量子力学を基礎とした量子光学を用いて「量子もつれ」を説明をしていることが特色です。全部は分からないですが、いくつか腑に落ちるところがあったので収穫かな。やはり内容が高度なため、ある程度物理的な知識が必要だと思います。また数式アレルギーの人向けに図を多用しているのですが、ページの関係で説明文と離れてしまっているため、ちょっと読みにくいのが残念。前著の後半に書かれていた光を用いた実験に興味をひかれた人は必読かも。

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2020年03月31日

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