西水美恵子のレビュー一覧
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リーダーシップを考えさせられる
世銀の元副総裁である西水さんの貧困のない世界を目指して奮闘してきた23年間から得られたリーダーシップ論なるものがまとまっています。
”リーダーシップの原点とは人々への深い共感である”
その深い共感を得ることが、原体験の本当の意味であり、それを得るには草の根で行動しなけ...続きを読むPosted by ブクログ -
元世界銀行副総裁の著者による、リーダーシップの本。リーダーシップを全面に出しているわけではないが、著者が担当エリア(南アジアが多い)に関して記述する中で、多くのリーダーが登場し、また著者自身もリーダーシップを発揮している。他者に対する共感、がキモと説く。
同じアジア人として、南アジア各国について、名...続きを読むPosted by ブクログ -
○人の命に関わること
世界各国が直面する開発問題への解答は、「何をすべき」ではなく
「すべきことをどう捉えるか」に在る
○おねしょのおしえ
こどもがおねしょする部下の相談に、小学生を母親の仕事場に誘ったことで、
いつも家にいない親の仕事に意味を理解し、子供が誇りを持った。
以来、...続きを読むPosted by ブクログ -
"心を揺さぶられる名著。西水美恵子さんが世界銀行副総裁時代に取り組んだ貧困との闘いを綴ったエッセイ。アジア各国のリーダーとの対話の中から、真の指導者・リーダーとは何なのかを突き付けてくる。
著者と同じように、ともに成長させてもらった気持にもなる。
何度も涙で活字がかすみながら、読み進めた。地図を眺め...続きを読むPosted by ブクログ -
まるでヒーローものを読んでいるようだった。悪政を敷いている為政者に、志ある人たちを支援して国をつくりあげてきたエピソードを紹介している。このような知性と情熱と行動力を持つ人が日本人にいたということが本当に誇らしいと思った。
また、アジアに素晴らしいリーダーが少なからずいることも大いに感激した。特にブ...続きを読むPosted by ブクログ -
電気新聞にときどき載っているのを見つけては読むのを楽しみにしていた西水さんの文章がまとまって本になった。こうして本になると半分以上を読み損なっていたことに気づく。
とても平易な語り口で、ズバズバと本質にせまってくる。たくさんの勇気をいただいた。
前著の「国を創る仕事」もそうなんだけど、エッセイを集め...続きを読むPosted by ブクログ -
うわぁ!日本にもこんなスゴい人がいたんだ!
新聞のコラムか、なんかで、彼女が、世界銀行の組織改革に取り組んだときに、ピーター・センゲにあって、感動したみたいな話しを読んでから、気になっていた。
で、センゲの「最強組織の法則」の2nd editionの原書をパラパラ眺めていたら、西水さんの名前...続きを読むPosted by ブクログ -
正直世界銀行が何をしている所かわからなかったが、勉強にもなったし
西水さんの思いが非常に伝わっていて自身の士気を高められる本に出会えたと思いました。Posted by ブクログ -
国際協力の世界について理解が深まった。
世銀の融資方針、融資条件、融資方法よりも、各融資先の課題、国のトップのリーダーシップの重要性, 草の根の活動から得られる知見や開発政策の効果に焦点を当てている。
政治の無知, 腐敗, 内乱の中でもがき続ける草根の活動とその活動から国際協力の真実を見て、国のトッ...続きを読むPosted by ブクログ -
西水さんの仕事に関するコラムをまとめた本。書き下ろしではないところが少し不満だけれども、彼女の文章が好きなのでOK 銀行の人はこんな働き方もできるのかと参考になった。仕事はほんとうに幅広い。仕事で何をしたいのか、そこが常に問われるところ。あとはリーダーであること、女性であることの大きさも勉強になった...続きを読むPosted by ブクログ
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「はじめに」を読んで、もう泣きそうでした~
女性としても、日本人としても初めて世界銀行の地域担当副総裁になった西水三恵子さんの著書。
「世界銀行」とは、「貧困のない世界をつくる」という目的に、途上国へお金を融資するために設立されました。彼女の長年の「貧困」と「女性差別」への取り組みを是非読んでほしい...続きを読むPosted by ブクログ -
[2013.1]草の根を歩いて人々の生活を見て、声を聞いてきた人の言葉は重みが違う。百聞は一見にしかず。情報を伝える人間として、西水さんの自分の目で見て確かめる姿勢は見習うべきことばかり。そして、リーダーシップの大切さ。リーダーシップとは何なのか。もっともっとアクションを起こして、頭をひねって形のな...続きを読むPosted by ブクログ
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前世界銀行副総裁の著者が様々な国のリーダーや市井の人たちとの出会いとを綴ったエッセイです。世界銀行には正直あまり良い印象を持っていなかったのですが、株主は国民と強烈に意識して貧困の現場にホームステイする姿を見てこの人たちは本物だと感じました。リーダー論の本を読むよりもこういった素晴らしいリーダーの姿...続きを読むPosted by ブクログ
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途上国の貧困や硬直した世界銀行内部と戦う姿やブータン雷龍王の素晴らしい人格などこれまた自分の未熟さを気付かせてくれた本でした。リーダーとはこういうものという小手先のテクニックではなく、軸をズシリと伝えてもらいました。Posted by ブクログ
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元世界銀行副総裁の西水美恵子さんが、世界各国で体験したことを綴っています。
日本人の中にも西水さんのように、危険を顧みず、尊い仕事をされているかたがいらっしゃることを知り、驚きと敬意の気持ちを抱きました。
最初の8ページだけでも、購入して読む価値があると思います。Posted by ブクログ -
前世銀副総裁(南アジア地域)の回顧録。ここ数年で一番の、震え立つような、著者の言葉を借りると「脊椎に火がついたような気がした」一冊。一生モノの本になりそう。
「世銀の株主は政府でも国王でもない、国民だ」と言い放ち、常に民のためという一線を下げることはない。そして、こんなに国王からも首相からも一般の人...続きを読むPosted by ブクログ -
元世界銀行副総裁の西水美恵子さんの本。
電気新聞での連載をまとめたものです。
「国をつくるという仕事」は発展途上国での活動が中心でしたが、
この本では世界銀行の中の改革などが紹介されており、
女性を登用する取り組みや、働き過ぎ、過労に対する取り組みなど
日本の会社でも通用する取り組みが紹介されてい...続きを読むPosted by ブクログ -
世界銀行元副総裁の西水さんの2冊目。「頭とハートをつなげ」ながら世界の問題に挑む。世界銀行がどれだけ大切で力強い仕事をしているのかがよくわかる。ソーシャルアントレプレナーシップの本質もここにあるかもね。Posted by ブクログ
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本気のスイッチを入れなければ動けない。
信念は情熱を呼ぶ。
信念は信頼を怖れない。
感想:信念を持つことができないときはどうすればいいのか?よく考えてみた。信念と言う文字を眺めていたら、ふと漢字が分離した。
人・言・今・心
今の心を人に言う
今の思いを人に言い続ければ、そのうちきっと信念に...続きを読むPosted by ブクログ