西水美恵子のレビュー一覧

  • あなたの中のリーダーへ

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    西水さん2冊目。2冊ともに共通するのが、西水さんご自身の本気度。そして覚悟。そんな西水さんが見た世界や出会った人びとから学んだことは、本書を通して確実にその想いとととに胸の中にスッと浸透してくる。

    パワー・スピーチの技法
    ・始めは単刀直入に力強く。冒頭の一分はプライム・タイムで視聴率最高。挨拶などの無駄使いで落とすと、絶対元に戻らない。
    ・声量を下げる。耳はうるさい声を避け、静かな声に聞き入る。
    ・専門用語は絶対禁止。わかる人も、わからない人も、感心などしてくれない。伝えたいのは内容だから、使う言葉は簡素に限る。
    ・沈黙も語彙の内。スピーチの段落や、協調したい言葉、訴えたい主旨は、聴衆に見え

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    2025年09月10日
  • 国をつくるという仕事

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    リーダーシップを考えさせられる
    世銀の元副総裁である西水さんの貧困のない世界を目指して奮闘してきた23年間から得られたリーダーシップ論なるものがまとまっています。
    ”リーダーシップの原点とは人々への深い共感である”
    その深い共感を得ることが、原体験の本当の意味であり、それを得るには草の根で行動しなければならない。
    西水さんの取り組みは僕自身のやりたいことと、近いわけではないですが、今後活動を進めて行く上での思考の軸というか、示唆を得られた気がします。

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    2023年12月23日
  • 国をつくるという仕事

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    元世界銀行副総裁の著者による、リーダーシップの本。リーダーシップを全面に出しているわけではないが、著者が担当エリア(南アジアが多い)に関して記述する中で、多くのリーダーが登場し、また著者自身もリーダーシップを発揮している。他者に対する共感、がキモと説く。
    同じアジア人として、南アジア各国について、名前以外のこと、例えば歴史、政治、経済、文化を知らないことに改めて気付かされた。世界は広く、そして狭い。学ぶべきことは多い。

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    2019年05月30日
  • あなたの中のリーダーへ

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    ○人の命に関わること
    世界各国が直面する開発問題への解答は、「何をすべき」ではなく
    「すべきことをどう捉えるか」に在る

    ○おねしょのおしえ
    こどもがおねしょする部下の相談に、小学生を母親の仕事場に誘ったことで、
    いつも家にいない親の仕事に意味を理解し、子供が誇りを持った。
    以来、人事のすべてにおいて、職員のみを対象とする思考を捨てた。
    家庭を対象に入れ、人間としての幸せを考えるようになった。

    ○就職した姪への祝い言葉
    信用は、銀行家の命。お金に目が眩むと、その命を失う。
    失ったら最後、取り戻すのは、不可能に近い。
    お金のむこうを見るように。
    お金が助け

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    2019年05月06日
  • 国をつくるという仕事

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    "心を揺さぶられる名著。西水美恵子さんが世界銀行副総裁時代に取り組んだ貧困との闘いを綴ったエッセイ。アジア各国のリーダーとの対話の中から、真の指導者・リーダーとは何なのかを突き付けてくる。
    著者と同じように、ともに成長させてもらった気持にもなる。
    何度も涙で活字がかすみながら、読み進めた。地図を眺めながら読んでほしい。

    本書は本当に多くの人に読んでもらいたい本。今度インドへ赴任する技術者にも必読本として勧めてみようと考えている。

    最後の「あとがきにかえて」で田坂広志さんが、この本の本質を独特のリズムで見事に伝えてくれている。ここでもまた涙が自然とあふれてきた。"

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    2018年10月28日
  • 国をつくるという仕事

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    まるでヒーローものを読んでいるようだった。悪政を敷いている為政者に、志ある人たちを支援して国をつくりあげてきたエピソードを紹介している。このような知性と情熱と行動力を持つ人が日本人にいたということが本当に誇らしいと思った。
    また、アジアに素晴らしいリーダーが少なからずいることも大いに感激した。特にブータンの龍雷王4世はすばらしい人物であることが伺えた。小学生の問いにふと考え込む龍雷王4世の写真が非常に印象的だ。それに引き換え日本の政治家はなんとレベルが低いのだろう。
    最後に、田坂氏の「真のリーダーの抱く夢 解説に代えて」も素晴らしかった。以前読んだ「マネジメントがなぜ壁に突き当たるのか」は全く

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    2021年08月08日
  • あなたの中のリーダーへ

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    電気新聞にときどき載っているのを見つけては読むのを楽しみにしていた西水さんの文章がまとまって本になった。こうして本になると半分以上を読み損なっていたことに気づく。
    とても平易な語り口で、ズバズバと本質にせまってくる。たくさんの勇気をいただいた。
    前著の「国を創る仕事」もそうなんだけど、エッセイを集めたものなので、重複する話しもある。次は、書き下ろしを読んでみたいな。できれば、世銀での組織風土改革を中心にした話しがよみたい!!!!

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    2017年05月01日
  • 国をつくるという仕事

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    うわぁ!日本にもこんなスゴい人がいたんだ!

    新聞のコラムか、なんかで、彼女が、世界銀行の組織改革に取り組んだときに、ピーター・センゲにあって、感動したみたいな話しを読んでから、気になっていた。

    で、センゲの「最強組織の法則」の2nd editionの原書をパラパラ眺めていたら、西水さんの名前が出てくるではないか!

    ということで、検索して、見つけたのがこの本というわけ。

    残念ながら、この本は、私が知りたかった西水さんが世界銀行で行った組織変革やそれに対する西水さんのリーダーシップの話しではない。

    西水さんが、仕事を通じて、知り合う事ができたアジア各国の有名・無名のリーダーたち

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    2017年04月30日
  • 国をつくるという仕事

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    正直世界銀行が何をしている所かわからなかったが、勉強にもなったし
    西水さんの思いが非常に伝わっていて自身の士気を高められる本に出会えたと思いました。

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    2016年12月31日
  • 私たちの国づくりへ

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    ネタバレ

    西水美恵子さんは、元世界銀行副総裁。

    一度、講演を聞かせてもらったことがあるが、
    淡々とした語り口の中にすごくエネルギーを感じる
    人生の師である。

    エネルギーのもとになっているのは、
    あまりにもリアルで非情な途上国の現状を
    目の当たりにして奮闘してこられた
    彼女の経験そのものであると思う。
    詳しくは、「国をつくるという仕事」参照。

    毎日新聞に連載されたコラム「時代の風」に
    書かれたコラムであり、とても読みやすかった。

    内容は、
    東日本大震災の復興支援の現場で芽生えるリーダーシップからはじまり
    組織改革、少子高齢化社会や女性雇用促進まで幅広い。

    私がこの本における学びを一言に

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    2016年12月04日
  • 国をつくるという仕事

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    国際協力の世界について理解が深まった。
    世銀の融資方針、融資条件、融資方法よりも、各融資先の課題、国のトップのリーダーシップの重要性, 草の根の活動から得られる知見や開発政策の効果に焦点を当てている。
    政治の無知, 腐敗, 内乱の中でもがき続ける草根の活動とその活動から国際協力の真実を見て、国のトップに訴えかける著者が印象的だった。

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    2016年09月24日
  • 国をつくるという仕事

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    西水さんの仕事に関するコラムをまとめた本。書き下ろしではないところが少し不満だけれども、彼女の文章が好きなのでOK 銀行の人はこんな働き方もできるのかと参考になった。仕事はほんとうに幅広い。仕事で何をしたいのか、そこが常に問われるところ。あとはリーダーであること、女性であることの大きさも勉強になった。

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    2014年10月09日
  • あなたの中のリーダーへ

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    「はじめに」を読んで、もう泣きそうでした~
    女性としても、日本人としても初めて世界銀行の地域担当副総裁になった西水三恵子さんの著書。
    「世界銀行」とは、「貧困のない世界をつくる」という目的に、途上国へお金を融資するために設立されました。彼女の長年の「貧困」と「女性差別」への取り組みを是非読んでほしい…

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    2014年01月22日
  • 国をつくるという仕事

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    [2013.1]草の根を歩いて人々の生活を見て、声を聞いてきた人の言葉は重みが違う。百聞は一見にしかず。情報を伝える人間として、西水さんの自分の目で見て確かめる姿勢は見習うべきことばかり。そして、リーダーシップの大切さ。リーダーシップとは何なのか。もっともっとアクションを起こして、頭をひねって形のない答えに近づいていきたい。

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    2013年01月18日
  • あなたの中のリーダーへ

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    途上国の貧困や硬直した世界銀行内部と戦う姿やブータン雷龍王の素晴らしい人格などこれまた自分の未熟さを気付かせてくれた本でした。リーダーとはこういうものという小手先のテクニックではなく、軸をズシリと伝えてもらいました。

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    2012年12月29日
  • 国をつくるという仕事

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    前世界銀行副総裁の著者が様々な国のリーダーや市井の人たちとの出会いとを綴ったエッセイです。世界銀行には正直あまり良い印象を持っていなかったのですが、株主は国民と強烈に意識して貧困の現場にホームステイする姿を見てこの人たちは本物だと感じました。リーダー論の本を読むよりもこういった素晴らしいリーダーの姿を知る方がはるかに役に立つのではないかと思います。

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    2012年12月29日
  • 国をつくるという仕事

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    元世界銀行副総裁の西水美恵子さんが、世界各国で体験したことを綴っています。

    日本人の中にも西水さんのように、危険を顧みず、尊い仕事をされているかたがいらっしゃることを知り、驚きと敬意の気持ちを抱きました。

    最初の8ページだけでも、購入して読む価値があると思います。

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    2012年09月23日
  • 国をつくるという仕事

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    前世銀副総裁(南アジア地域)の回顧録。ここ数年で一番の、震え立つような、著者の言葉を借りると「脊椎に火がついたような気がした」一冊。一生モノの本になりそう。
    「世銀の株主は政府でも国王でもない、国民だ」と言い放ち、常に民のためという一線を下げることはない。そして、こんなに国王からも首相からも一般の人達からも篤く信頼されるってどういうこと?というのは、しばらく自分のテーマになると思う。他にも隅々までドッグイヤーしない頁が少ないような本だったので、色々わからなくなってしまった時に立ち返りたい。

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    2012年08月23日
  • あなたの中のリーダーへ

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    元世界銀行副総裁の西水美恵子さんの本。
    電気新聞での連載をまとめたものです。

    「国をつくるという仕事」は発展途上国での活動が中心でしたが、
    この本では世界銀行の中の改革などが紹介されており、
    女性を登用する取り組みや、働き過ぎ、過労に対する取り組みなど
    日本の会社でも通用する取り組みが紹介されています。

    発展途上国での活動も、世界銀行内の改革も、根っこは同じなのが西水さんなのだな、と感じます。

    日本を憂う内容も多く、続きが読みたくなります。

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    2012年08月05日
  • あなたの中のリーダーへ

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    世界銀行元副総裁の西水さんの2冊目。「頭とハートをつなげ」ながら世界の問題に挑む。世界銀行がどれだけ大切で力強い仕事をしているのかがよくわかる。ソーシャルアントレプレナーシップの本質もここにあるかもね。

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    2012年07月24日