山田参助のレビュー一覧

  • あれよ星屑 7巻

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    何年かぶりに読んでまた落ち込んでいる。ラストのこの割きれなさ、『日本のいちばん長い日』の軍人たちの言動の共感できなさと地続きの感じする。絵のうまさはダントツだと思う。

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    2025年10月09日
  • あれよ星屑 1巻

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    当たり前のように多くのものを踏み躙られたり、取り返しのつかないものを失う瞬間が連綿と続く

    性暴力とイデオロギーと凄絶な戦争体験のバランスが絶妙すぎる
    誰かが正しいとか適応したとかではなく
    光のほうへ歩んでいけたかどうかの話

    「我々も死ぬために生きている」
    「女だってお国のために身をけずってる」

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    2025年09月19日
  • あれよ星屑 2巻

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    ネタバレ

    時代をさかのぼり戦時中。中国での川島と黒田の出会いと兵営での生活が描かれる。

    下級兵たちの抗争で黒田はその巨大な体躯を生かし、存在感を発揮する。休暇になると女郎屋へと突撃。次々に女を抱くが、絶倫ぶりはとどまるところを知らない。とうとう将校専用の店に行ってしまい、そこで浮子と出会う。

    上官たちは新兵に八路軍のスパイたちを試し切りさせる。川島の分隊は軟弱だとみられていたが、川島がちゅうちょせずに捕虜を切ったことから、見直される。

    黒田の周囲ではいじめにあっていた滝川が自殺する。

    川島も黒田も浮子も、登場人物たちにとって死は日常であり、だから余計、性に向かって自らを慰撫している。エロスとタナ

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    2023年11月09日
  • あれよ星屑 7巻

    購入済み

    戦争のリアル

    歳がバレますが私の小学生の頃には、親や祖父母から戦争の話を聞いて感想文を書くみたいな宿題が当たり前にありました。戦争経験者が少なくなっている今、こういう作品は貴重だと思います。川島さんは安らかになれただろうか。

    #タメになる #感動する #切ない

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    2023年02月22日
  • あれよ星屑 2巻

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    舞台は戦時中へ。敵と言っても同じ人間。ただ、お国のために敵を屠って己も死ぬ。平和な現代じゃ想像付かないが、リアリティがあるストーリー展開で一気に読んでしまった。

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    2022年01月09日
  • あれよ星屑 7巻

    購入済み

    考えさせられる。

    ここで描かれる戦争体験は、ごく一般的なものなのか、それとも物凄く特殊なものなのか。色々考えさせられる所の多い漫画である。よく出来ているし、面白いので、皆にも勧めたいが性描写のドぎついところがあって、それを躊躇う。青少年に読んで欲しいが、そこがネック。

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    2019年07月24日
  • あれよ星屑 7巻

    cEo

    購入済み

    戦争の兵隊

    正当化出来ることは何もない。
    でも、彼らはその時代を精一杯、生きていたんだよな。

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    2019年01月15日
  • あれよ星屑 7巻

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    最終巻。やりきれない思いとひとすじの光が見えた一冊だった。猥雑な戦後から早幾年。つるんとなにもかも清潔で便利になった今の世の中を、川島と門松はどう思うだろうか。実写化されるにはいろいろハードルが高そう。

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    2018年12月05日
  • あれよ星屑 7巻

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    ついに完結。
    戦後70年以上たち、今また読み継がれていくべき名作が出てきたことを、とても嬉しく思う。

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    2018年02月15日
  • あれよ星屑 4巻

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    常々この作品をツイッターで推していた瑛太が帯にコメントを寄せている。まったくだ!某巨人の映画みたいにされたらたまらないよ〜。川島の義姉と実父が登場。なんなのこのオヤジ〜!!!と血圧上がりました。お義姉さんはかわいそうだ…しかし真意が読み取れないふしぎな人でもある。昔の女性の忍耐強さってなんなんだろう。戦後の混乱期とはいえ現代の我々が3回死んでも解放されないくらいのストレスフルな環境だよ!門松ちゃんは本当癒されキャラ。あんなに熊みたいな粗暴な奴なのに憎めないとは。本当悔しいほど惹かれてしまう漫画だ。

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    2016年08月21日
  • あれよ星屑 4巻

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    相変わらず面白くて唸る。昔の映画を観ているみたいで贅沢な読後感。「あれよ星屑」を読んでいて感じるのはいつも、優しさと愛しさと、やり場のない怒り。そして門松や逞しく朗らかな女性達になぐさめられる。早く続きが読みたい!

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    2016年03月22日
  • あれよ星屑 1巻

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    これは…大好物です! 敗戦すぐ後の日本! 復員兵! 闇市! パンパン!
    絵柄がとにかく、この時代の話を描くのにぴったり合ってる。田河水泡とか、あのへんの雰囲気がありつつ、べらぼうに上手いので悪い意味の古さがなく、良い意味の古さだけを覚える。

    とにかく「タイトル力【ぢから】」のある漫画、パート1です。

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    2015年04月05日
  • あれよ星屑 2巻

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    感傷的なりすぎない戦中戦後マンガ。くせのある絵だが、内容にはとても合っている。説教臭くなく、人物を生き生きと描写していて読みごたえがある。おすすめ。

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    2015年01月31日
  • あれよ星屑 2巻

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    戦争中の話。ひとりひとりは人間だけど、集まることの怖さみたいのを感じる。プロパガンダは恐ろしいです。

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    2014年12月25日
  • あれよ星屑 1巻

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    戦争の話を知らないふりはできません。戦後から始まる物語。テレビドラマとか映画を意識しないでおもっきり描いてある気がして良かった。きれい事じゃないから。戦争は人殺しだから。

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    2014年12月25日
  • あれよ星屑 2巻

    購入済み

    生々しい

    絵も話も良い意味で生々しく引き込まれる。
    戦中戦後ホンマこんな感じだったんやろなあって感じさせられます。
    この先どう展開していくのか知らないけど名作になる予感がします。

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    2015年03月02日
  • あれよ星屑 2巻

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    なんだろう、画力も半端じゃないし、構成もものすごく練られてまとまってて読みやすいんだけど、
    魚を捌いたときに出てくるワタみたいに、テーマの持つ重さ生々しさが、人間の業が、ある瞬間にドロッと出てきて、震えてしまった。

    どんな展開と結末が待っているんだろう。

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    2014年10月30日
  • あれよ星屑 2巻

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    完結するまでわからないけど、”名作”の匂いがする。
    凡百のマンガよりこの作品の方が、映画化やドラマ化されるといいのだが…。

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    2014年10月26日
  • あれよ星屑 1巻

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    山田参助…どこかで聞いたような……あ!サイバラさんの本で「絵が異様にうまいけどとにかく変態」て紹介されてた人だ!と気づいて購入。
    これはなかなかの当たり!こういう、バディとまではいかない絶妙な関係性も良い。そして時代(大戦直後)の、清潔感に欠ける生々しい空気のイメージも素晴らしい。
    続き楽しみ。

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    2014年05月26日
  • あれよ星屑 1巻

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    待ちに待っていた参助さんの長編コミックス。
    重いエピソードの合間にもユーモアを感じさせる人々の描写。過去を引き摺りながら、切なくも逞しく生きようとする人々へ向ける、作者の底抜けの優しさ。
    昭坊のエピソードではくやしくて悲しくて奥歯を噛み締めた。
    戦中編を描く2巻は覚悟して挑まなければ。
    今年の傑作と言えるコミックス。

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    2014年05月12日