山田参助のレビュー一覧

  • あれよ星屑 2巻
    時代をさかのぼり戦時中。中国での川島と黒田の出会いと兵営での生活が描かれる。

    下級兵たちの抗争で黒田はその巨大な体躯を生かし、存在感を発揮する。休暇になると女郎屋へと突撃。次々に女を抱くが、絶倫ぶりはとどまるところを知らない。とうとう将校専用の店に行ってしまい、そこで浮子と出会う。

    上官たちは新...続きを読む
  • あれよ星屑 7巻

    戦争のリアル

    歳がバレますが私の小学生の頃には、親や祖父母から戦争の話を聞いて感想文を書くみたいな宿題が当たり前にありました。戦争経験者が少なくなっている今、こういう作品は貴重だと思います。川島さんは安らかになれただろうか。
  • あれよ星屑 2巻
    舞台は戦時中へ。敵と言っても同じ人間。ただ、お国のために敵を屠って己も死ぬ。平和な現代じゃ想像付かないが、リアリティがあるストーリー展開で一気に読んでしまった。
  • あれよ星屑 7巻

    考えさせられる。

    ここで描かれる戦争体験は、ごく一般的なものなのか、それとも物凄く特殊なものなのか。色々考えさせられる所の多い漫画である。よく出来ているし、面白いので、皆にも勧めたいが性描写のドぎついところがあって、それを躊躇う。青少年に読んで欲しいが、そこがネック。
  • あれよ星屑 7巻

    戦争の兵隊

    正当化出来ることは何もない。
    でも、彼らはその時代を精一杯、生きていたんだよな。
  • あれよ星屑 7巻
    最終巻。やりきれない思いとひとすじの光が見えた一冊だった。猥雑な戦後から早幾年。つるんとなにもかも清潔で便利になった今の世の中を、川島と門松はどう思うだろうか。実写化されるにはいろいろハードルが高そう。
  • あれよ星屑 7巻
    ついに完結。
    戦後70年以上たち、今また読み継がれていくべき名作が出てきたことを、とても嬉しく思う。
  • あれよ星屑 4巻
    常々この作品をツイッターで推していた瑛太が帯にコメントを寄せている。まったくだ!某巨人の映画みたいにされたらたまらないよ〜。川島の義姉と実父が登場。なんなのこのオヤジ〜!!!と血圧上がりました。お義姉さんはかわいそうだ…しかし真意が読み取れないふしぎな人でもある。昔の女性の忍耐強さってなんなんだろう...続きを読む
  • あれよ星屑 4巻
    相変わらず面白くて唸る。昔の映画を観ているみたいで贅沢な読後感。「あれよ星屑」を読んでいて感じるのはいつも、優しさと愛しさと、やり場のない怒り。そして門松や逞しく朗らかな女性達になぐさめられる。早く続きが読みたい!
  • あれよ星屑 1巻
    これは…大好物です! 敗戦すぐ後の日本! 復員兵! 闇市! パンパン!
    絵柄がとにかく、この時代の話を描くのにぴったり合ってる。田河水泡とか、あのへんの雰囲気がありつつ、べらぼうに上手いので悪い意味の古さがなく、良い意味の古さだけを覚える。

    とにかく「タイトル力【ぢから】」のある漫画、パート1です...続きを読む
  • あれよ星屑 2巻
    感傷的なりすぎない戦中戦後マンガ。くせのある絵だが、内容にはとても合っている。説教臭くなく、人物を生き生きと描写していて読みごたえがある。おすすめ。
  • あれよ星屑 1巻
    戦争の話を知らないふりはできません。戦後から始まる物語。テレビドラマとか映画を意識しないでおもっきり描いてある気がして良かった。きれい事じゃないから。戦争は人殺しだから。
  • あれよ星屑 2巻
    戦争中の話。ひとりひとりは人間だけど、集まることの怖さみたいのを感じる。プロパガンダは恐ろしいです。
  • あれよ星屑 2巻

    生々しい

    絵も話も良い意味で生々しく引き込まれる。
    戦中戦後ホンマこんな感じだったんやろなあって感じさせられます。
    この先どう展開していくのか知らないけど名作になる予感がします。
  • あれよ星屑 2巻
    なんだろう、画力も半端じゃないし、構成もものすごく練られてまとまってて読みやすいんだけど、
    魚を捌いたときに出てくるワタみたいに、テーマの持つ重さ生々しさが、人間の業が、ある瞬間にドロッと出てきて、震えてしまった。

    どんな展開と結末が待っているんだろう。
  • あれよ星屑 2巻
    完結するまでわからないけど、”名作”の匂いがする。
    凡百のマンガよりこの作品の方が、映画化やドラマ化されるといいのだが…。
  • あれよ星屑 1巻
    山田参助…どこかで聞いたような……あ!サイバラさんの本で「絵が異様にうまいけどとにかく変態」て紹介されてた人だ!と気づいて購入。
    これはなかなかの当たり!こういう、バディとまではいかない絶妙な関係性も良い。そして時代(大戦直後)の、清潔感に欠ける生々しい空気のイメージも素晴らしい。
    続き楽しみ。
  • あれよ星屑 1巻
    待ちに待っていた参助さんの長編コミックス。
    重いエピソードの合間にもユーモアを感じさせる人々の描写。過去を引き摺りながら、切なくも逞しく生きようとする人々へ向ける、作者の底抜けの優しさ。
    昭坊のエピソードではくやしくて悲しくて奥歯を噛み締めた。
    戦中編を描く2巻は覚悟して挑まなければ。
    今年の傑作と...続きを読む
  • あれよ星屑 1巻
    敗戦直後の世相が二人の復員兵を中心に描き出されてゆく。つげ義春や福井英一などのタッチも引用されている。続刊に期待。
  • あれよ星屑 1巻
    戦地から焼野原の東京へと戻ってきた黒田門松が、偶然、以前の班長だった川島と出会い、共に戦争体験を思い出しつつ闇市でスープ屋を開業する。

    しかし門松はパンパン嬢となっていたお吉と偶然出会ったことから、赤線屋の用心棒の仕事へと転職する。

    一方川島は復員船で知り合った金子に頼まれ、戦死した金子の弟の許...続きを読む