感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2014年10月30日
なんだろう、画力も半端じゃないし、構成もものすごく練られてまとまってて読みやすいんだけど、
魚を捌いたときに出てくるワタみたいに、テーマの持つ重さ生々しさが、人間の業が、ある瞬間にドロッと出てきて、震えてしまった。
どんな展開と結末が待っているんだろう。
Posted by ブクログ 2023年11月09日
時代をさかのぼり戦時中。中国での川島と黒田の出会いと兵営での生活が描かれる。
下級兵たちの抗争で黒田はその巨大な体躯を生かし、存在感を発揮する。休暇になると女郎屋へと突撃。次々に女を抱くが、絶倫ぶりはとどまるところを知らない。とうとう将校専用の店に行ってしまい、そこで浮子と出会う。
上官たちは新...続きを読む兵に八路軍のスパイたちを試し切りさせる。川島の分隊は軟弱だとみられていたが、川島がちゅうちょせずに捕虜を切ったことから、見直される。
黒田の周囲ではいじめにあっていた滝川が自殺する。
川島も黒田も浮子も、登場人物たちにとって死は日常であり、だから余計、性に向かって自らを慰撫している。エロスとタナトスが生々しく交錯する。
Posted by ブクログ 2022年01月09日
舞台は戦時中へ。敵と言っても同じ人間。ただ、お国のために敵を屠って己も死ぬ。平和な現代じゃ想像付かないが、リアリティがあるストーリー展開で一気に読んでしまった。
Posted by ブクログ 2015年01月31日
感傷的なりすぎない戦中戦後マンガ。くせのある絵だが、内容にはとても合っている。説教臭くなく、人物を生き生きと描写していて読みごたえがある。おすすめ。
絵も話も良い意味で生々しく引き込まれる。
戦中戦後ホンマこんな感じだったんやろなあって感じさせられます。
この先どう展開していくのか知らないけど名作になる予感がします。
Posted by ブクログ 2014年10月25日
戦中編(中国)。
軍隊内部のくだらないイザコザ、そして軍が戦地でしたこと。
胸糞悪く、気分が重く沈む。門松が居なかったらやってられない気分になっただろう。浮子は良い女。