蘇部健一のレビュー一覧

  • 六枚のとんかつ

    何なんだよこれ!

    これはミステリーなのか?それともギャグなのか?
    馬鹿馬鹿しくお下品なお話に、真面目に取り組むから面白味が生まれるのだろうか?

    もちろん内容は人を選ぶ……各話のタイトルを見れば、どういう路線なのかが分かるだろう。
    きちんとしたミステリーを読みたい人には到底合わないだろうが、
    おちゃらけた話にゲラゲラ...続きを読む
  • 六とん3

    こういう面もある

    バカミスでデビューした作者だが、それだけの作家ではないと読者を瞠目させた(笑)短編集。
    と言っても、難しい顔をしなくてもいいのです。読後大笑いして本を閉じましょう。
  • 動かぬ証拠

    素晴らしい!

    全編、余計な説明抜きで、最後のイラストで見事に解決します。特に表題作は、半下石が譜面を読めるというのが伏線になっています。犯人は誰か、名前は書いてませんが、分かりますよね?
  • 六とん2

    馬鹿馬鹿しいにも程がある(笑)

    ミステリのトリックをとことん追求すればこんな作品になると言う見本のような短編集。かなり以前、石原さとみさんが主演したミステリドラマ「パズル」みたいな感じ、と言えば分かりやすいかな?
  • 運命しか信じない!
    こういうの大好きです!笑

    自分の人生も、こういう偶然=運命の巡り合わせの
    積み重ねなのかな?って思ってしまいました!

    自分の大好きな子供たち、
    この子供たちに出会えたのは、
    私が今までの人生を歩いてきたから。

    けど、私1人の歩みだけじゃ、
    子供たちにも出会えなかったよね。

    それが運命なんでし...続きを読む
  • 六枚のとんかつ
    「良く出版できたな」「くだらない」こんな言葉が最大の賛辞になる本がほかにあるでしょうか(笑)保険会社の社員が主人公となり、彼目線で描かれるのですがちょいちょいあほで、時に事件の真相をも凌駕する衝撃の推理を披露してくれます。超巨漢の部下早乙女、名探偵古藤といったインパクトがある人物たちもまた面白い。元...続きを読む
  • 運命しか信じない!
    「6枚のとんかつ」の(いい意味での)アホらしさを、綺麗な方向に持ってくるとこうなるのか。

    アホらしいつながりで、しかも中には周りが仕組んだものがたまたまうまく行ったものもあるけれど、それらも本人達からすると”運命”と思えるのは、素敵だと思う。
  • 六枚のとんかつ
    人によって評価が分かれる作品だと思いますが、僕にとっては最高傑作でした。

    「しおかぜ17号四十九分の壁」の、このどんでん返しというか、一発ネタ感が好きですね。
  • 恋時雨
    時を越えて連なる生命の環、それから恋慕。
    すごく素敵な話だった。
    読んだのはかれこれ6年前くらいなのに、内容が全く忘れられないほどの衝撃だった。
  • 六枚のとんかつ
     もう何回も吹いた。会話が面白い。読み終わった翌日に「六とん2」買いに言ってる自分が情けない!!(笑)
     たんなるゴミである、と言った作家もいるみたいだが、言っとくけどこの世に存在する小説の九割九分はゴミである。その中でミステリは特に九割九分九厘九毛九糸九コツ……あれ漢字忘れた……とにかくほとんどゴ...続きを読む
  • 六枚のとんかつ
    小説よんで爆笑したのなんて初体験。人生に疲れたあなたは必読の書。伝説のバカミス! 通称『6とん』

    (あらすじの要約すらしたくないんですが、一応)
    保険会社に勤める主人公が、事実調査のため様々な事件の真相を探索するストーリー。短編よりも短いエピソード集となっており、全編にわたって、いちいち真面目にア...続きを読む
  • 六枚のとんかつ
    「アホバカトリック」とか「とんでもミステリー」とか言われてるが、正直思っていたほどアホでもバカでもなく、"普通ではない"面白さを求めていたが、意外と普通に面白かった。

    特に面白かったものを挙げると、
    『音の気がかり』
    バカバカしい聞き間違いだが、面白い。(自分が聞き間違い系トリックがなぜか好き、と...続きを読む
  • 六枚のとんかつ
    これぞバカミス。下ネタだらけでしょうもなく、探偵役がことごとく頼りにならない。推理なんか信用しちゃいけない。
  • あなたをずっと、さがしてた
    改行が多めでweb小説っぽい雰囲気を漂わせつつ、後半の二転三転でしっかり魅せてくる。ちょっと強引さもあったけどそれも含めて作品の味ということで。
  • あなたをずっと、さがしてた
    付き合い始めるまでの恋愛話が好きなので、恋の行方が気になって一気に読みました。朝の電車で読み始めた時にはふたりはすれ違い、昼休憩には探す方法を模索し、帰りの電車ではついに見つけたと思いきや、こどもが寝静まった後にはラストまで、そして何ということでしょう!最後の最後まで何が起こるか分からないものですね...続きを読む
  • 運命しか信じない!
    恋愛小説の短編集。ミステリー作家ならではな群集劇。
    全てが全てに繋がる、という面白い構造になっている一冊。ただ、部分的に見ていくと、エピソードが玉石混交で、蛇足というか、無駄を感じる記述も目立ち、読み終えると、ああ良かったと思うものの、それまでの過程がどうも疲れさせてしまう。始めから半ばにかけてをも...続きを読む
  • 六枚のとんかつ
    仰け反る位なトリックが炸裂する短編集。
    トンカツネタを天丼みたいに重ねてくるあたりは人を馬鹿にしてる感じがするが、この世界観嫌いにはなれない。
  • 六枚のとんかつ
    大分改善したと言われている、文庫版を読んだ。
    嫌いじゃないけど、たくさん読みたいかというと、そうでもない。
    くだらないのばっかりでもないので、短めのを気分転換に読みたいときはいいかも。
  • 運命しか信じない!
    風が吹けば桶屋が儲かる
    的な、ご都合主義の様な話だけで無い

    バタフライエフェクトを思い出させる
    面白い
  • 運命しか信じない!
    美辞麗句を並べたような話が連なっているが、
    構成としてはすごく面白い。
    美男美女ばかりという設定がなければ、
    もっとよかったかも。