西川善文のレビュー一覧

  • 仕事と人生

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    ジジイの回顧録と読むか、日本生粋の銀行マンのありがたい言葉と読むか、それで評価は真っ二つに分かれるだろうと思うが、概ね、良い本だった。
    いわゆる団塊世代より上の戦前生まれで、バブル期のころに最も高い役職にいた世代。つまり崩壊後の不良債権や合併など、銀行の地位は地に落ち、あらゆる株価がさがり、不良債権の連続のなかで、銀行としてどう生き抜いてこられたかというところが話の筋だが、
    本の趣旨としては、仕事のできるやつの器の広さを、自分の経験から語っている感じ。
    自慢話に近いが、日本に生きるひとのなかでも屈指の偉い人の話なので、特別なものを感じる。

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    2022年06月06日
  • 仕事と人生

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    自慢話を聞いているようで途中で飽きるが、失敗談は面白かった。
    終わり方があっけない点と専門的な話が多くわかりにくい点は、工夫が必要に思った。

    スピード感を持っていろいろな経験をしてきたからこそ、本にまとめられるようなエピソードがあるのだと感じた。

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    2022年05月22日
  • 仕事と人生

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    筆者自身の経験談が随所に盛り込まれており、とても読みやすかった。
    聞いたことがあるようなことも多く書かれていたが、それだけ成功者に共通する資質なんだなと。
    何度も読み返したい本。

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    2021年10月14日
  • 仕事と人生

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    三井住友銀行の頭取を務めた方の仕事術。
    働いていると上の人の良い所と悪い所が見えてくる。もちろん良い所は学んで、悪い所からは反面教師にして学び、活かす。学べる所はたくさんある。
    この本はそのための手助けになってくれる働き方、人との接しに対し、とても勉強になる。

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    2021年09月13日
  • 仕事と人生

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    ネタバレ

    指摘はどれもこれもオーソドックス。分かりやすく書いてある。その中でも自分としてのポイントは、冒頭の「頭の中を整理し、問題をシンプルにとらえ、核心をつかむ」そして、「理屈だけでなく行動」。

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    2021年09月10日
  • 仕事と人生

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    自分はどちらかもいうと論理的思考は苦手である。
    本書には、「仕事ができる人は、頭の中を整理整頓することができる。」
    自分はマインドマップを使うことによって頭の中の整理をしているが、今後も実践していこうと思った。

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    2021年07月06日
  • 仕事と人生

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    1.頭を整理して、ポイントを絞って本質を見抜く。
    ポイントは多くても2つか3つ。
    2.瀬島龍三、3つに絞る。明快にして、十分。
    3.60点が当落ならば70点で手を打つ、スピードが大事。80%の確信なら大抵大丈夫。
    4.他人の力を借りる。
    5.本人が失敗の原因をわかっていれば良い。
    6.スピードは競争力そのもの。
    スピードとは他のどんな付加価値よりも高い付加価値だ。
    7.お客様へに対応の要諦はお客様を知ること。
    だから、こちらから一方的に喋ってはいけない。
    相手が何が得意か。
    8.この人が上にいれば大丈夫という安心感。
    物事をシンプルに捉え、核心を掴む。

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    2021年06月15日
  • 仕事と人生

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    ラストバンカーと呼ばれた著者の経験に裏付けられた内容だけに、説得力と重みを感じる言葉の数々。昭和色の強いやり方、考え方の部分もあるが、本質的、普遍的な教えが散りばめられている。

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    2021年05月21日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    この手の本はあまり読まないのだが、前々から少々気になっていたこともあり、つい手に取ってみた。
    意外に面白かったなぁ。まぁこれ以上は書けないのだろう、実際はもっとドロドロしていたのだろうが、ある意味あっさりとした記述に終始。
    しかし日本郵政のくだりだけでもこの本を読むべきかも。日本の政治の腐り切った実情を垣間見ることができるし、それはひいては当方含めそこに蠢く輩どもを選出した選挙民にも一端の責があることにつき猛省するためにも。

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    2014年03月22日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    日本郵便の部分は面白かったですね。
    西川さんの様な人でも組織の力によって潰されてしまうことに、組織の力の恐ろしさを感じました。
    めんどくさい人達には関わりたくないと強く思った。

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    2014年01月18日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    不良債権と寝た男の物語が動き出すのは1975年の安宅産業危機、石油取引を拡大しようとする安宅産業のアメリカ子会社が与信限度額のわずか3%の保証でNRCと言うリファイナリーに中東から買った石油を売る取引からだった。第一次オイルショックで中東の原油は4倍に値上がりし、NRCと安宅アメリカは膨大な赤字を抱え赤字状態に陥った。安宅アメリカの債券総額3億3千万ドル、当時のレートで1000億円にのぼり、95%が無担保で安宅産業本体の保証がついていたが安宅の返済能力を超えていた。安宅産業の負債総額は1兆円あり2万人の従業員が仕事を失い、3万5千社の取引先に連鎖倒産を及ぼしかねない。Too BIG to Fa

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    2013年12月19日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    政治の世界の頭の悪い人たちに絡まれたせいで評価は分かれるでしょうが、この人の経営者としてのレベルは他業種と比べてさえ頭二つは飛び抜けたものだと思います
    その氏の力量ゆえに、この本が比較してつまらぬ内容になってみえるのは残念です

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    2013年06月08日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    住友銀行頭取、日本郵政社長を務めた西川善文の回顧録。

    あまり中が見えない銀行の内幕が分かるという点で面白かったが、知見・教訓として得られる部分があまり無かった事が、少し残念。

    以下、面白かったところ。

    ・安宅産業の伊藤忠への売却における瀬島龍三式交渉。
     ‐複雑な物事を複雑なままつかまえて見るのではなく、非常に簡潔にポイントを絞り込んで見ていた。
     ‐伊藤忠からの回答は非常にシンプルであった。

    ・サービスのスピードは最も高い付加価値である(頭取就任時の草稿)

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    2013年03月10日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    本邦のトップバンカーが、回顧録を書かれました。様々な出来事が実名入りで書かれております。ポールソン回顧録、ルービン回顧録との違い等に思いをはせながら読み進めております。

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    2013年02月11日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    読み物としては面白かった。
    内容としては、特に住銀頭取に就任された辺りから何かがおかしくなっているように思えた。
    自己の採った方針と根拠への言い訳と自己肯定の嵐で、最終的に何事も成しえず中途半端に日本郵政社長を辞任した、というと言いすぎだろうか。
    この本の前に読んだユニクロの柳井社長の主張と共通する点は、「立ち止まれば即死する」という点。
    異なっていたのは、「衰弱した企業を維持するべきか否か」という点だと感じた。
    企業の寿命をできるだけ維持しようとするのは、やはり金を貸している立場だからだろうか。

    それにしても何兆何千億の債権放棄のニュースが乱れ飛ぶ時代、人々がたかだか数十万数百万のローンに

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    2012年12月24日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    ネタバレ

    p45 良いレポートに必要なのは明快な結論。無難でリスクを追わないレポートは不要。出世もできない。
    p131 1971年のニクソンショックを機に銀行は逆風。
    p187 本当に必要なことだけを繋ぎ合わせてみると、プロセスは大幅に削減される。付加価値をもたらさない無駄な介在者を徹底的に排除する。そして現場に権限委譲を行う。これがスピードを生み出す。

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    2012年12月11日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    三分の一は郵政での話。住友の話は意外とコンパクト。
    住友銀行の話は古い時代の銀行の話だな~という感じ。
    仲間意識が強いというか?
    安宅産業やイトマンの話は、よく知らなかったので、参考になった。
    こういう本って、本人が口述して誰かが書いてるんだろうな。文章が簡潔なので、読みやすい。

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    2012年09月09日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    不良債権と寝た男、西川善分の手記。
    経済史に刻まれた経済事件の中心人物の手記となれば興味深いが、全体的に総花的で核心に触れる事もなく(当たり前かw)、裏事情の暴露を期待しただけにちょっと物足りない。
    しかし、出来事の中心人物の告白としてサラッと触れられている背景には凡人には想像出来ない出来事が多々あったに違いない。住友銀行をキーワードに、日本経済の変遷と共に変わって行った銀行業界の変遷を知るには面白い本だった。

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    2012年09月05日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    自分も昨年から郵政問題に振り回されており、後半の部分の背景は一部理解できる。
    仕事のできる人なんだろうと思う。

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    2012年08月20日
  • ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

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    SMBCの元頭取、西川善文の回顧録。「不良債権処理」という失われた20年の主題となる部分に、当事者として携わっていた著者の話に興味があって読み始めたのだが、ゆうちょ改革の内容も経営論が主題となっている感じもあり、非常に面白かった。GEのジャックウェルチと同じく、著者も経営で大事なのは「スピード」だと述べている。自分はどうか?その付加価値をつけられているか?

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    2012年07月28日