淡路水のレビュー一覧
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アラブもの。アラブ某国のイケメン次期国王×美形日本人商社マン。面白かったです。
センセの作品っていつも思うんですが、とにかく読みやすいです。すっと物語の世界観に入っていけるので、立ち止まることなくサクサクいけます。その分、既存の設定に頼ってる部分が大きいというか、いわゆる定番、王道です。センセは色んなジャンルに挑戦していて多彩ですが、最近ちょっと一本調子かなと思ってしまったり。…特にアラブは似たような話がTLだってあるし作家さんにとってはリスキーなジャンルです。
美形でちょっとびっちだけど、女々しさが一切ない庸のキャラがとてもよかったです。快楽主義なのに、目先の欲にとらわれない筋の通ったと -
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ネタバレ好物のガチ兄弟もの。兄弟ものというと高校生とか10代の話はよく見かけるけど、いい年した兄弟の拗らせ具合にも萌えます。
こちらの赫と清巳は27歳と31歳。兄の清巳は既婚者だったけど、ストーリー的には必要な設定だからまあ許容範囲でした。
最初は、赫の真意が見えないまま無理矢理清巳と関係したので、もっと優しくできないのかな…と不満に感じたところもありました。でも、「赫い棘の鎖」で赫視点での心情が切々と描かれていて、すっかり安堵。お兄ちゃん一筋でした。
赫が清巳が好きすぎてずっとその気持ちから逃げていたというのは、この話を読んでようやく理解しました。
本編での説明が足りないし、二人の苦悩も女装のインパ -
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ネタバレ内容(「BOOK」データベースより)
T大学の研究室に助教として勤める足立一海。終わりのない激務と同僚のいやがらせで精神が疲弊していた矢先、研究室にひとりの男がアシスタントとしてやってきた―優秀なその男・嘉瀬侑一郎に同じ研究者として憧れを抱く一海。さりげない優しさと朗らかな笑顔に惹かれる気持ちを止められない。でも嘉瀬にはなにやら秘密がありそうで…?2013年フルール新人賞佳作受賞、期待の新人が堂々デビュー!
前半、嘉瀬の出現で一海が救われていく段階は、胸が空く感じで気分いい。ヒーロー的活躍をする攻ってやっぱり好感度upです。
その分、後半の攻にガッカリ感が…。
受の心情をしっかり把握して、 -
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ネタバレ書かれる作品がコメディからシリアスまで毎回違うテイストなので、驚きながらもそのチャレンジ精神にとても魅了させられます。
今回は巻き込まれ系のサスペンスもの。
農業アルバイトという名目で、謎の収容施設に幽閉されてしまう、苦学生の海里が主人公です。
海外ドラマとか英田センセや夜光花センセの作品で見かける、こういったサスペンス的な設定は好みです。周囲の登場人物が、読み進むうちに全員がどんどん怪しく思えてきて信じられなくなる…っていうのが好きな展開で、あれこれ推理しながら読めて面白かったです。
ただ、これだけの大掛かりな設定を一冊で表現するのは多少無理があったかも。ところどころ説明不足でわかり辛か -
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淡路先生3冊目の新刊。
攻め・研修医:成川
受け・薬剤師:千明
千明が救急で搬送された病院はかつての職場の大学病院だった。そこで働いている医師の恋人からDVを受けていたので逃げるように退職したのにその病院に運ばれてしまい、その元恋人と再会してしまう。だが主治医の成川が偽の恋人を買って出てくれたので入院生活中、そこまで大変なことにはならなかった。
そして成川は本気で千明を好きと言ってくれたけれど、、、。
DVを受けていた受け、ということで理不尽な元恋人の要求につい屈してしまうのが少しイラッとしたけど、DV被害者ってそういうものなのよね。
医者と薬剤師なので同僚かな?と思っていたら薬剤 -
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淡路水センセの新人賞受賞&デビュー作品ということで読んでみました。
大学の研究室を舞台にした研究者×研究者の理系ラブ。
日々激務に追われ同僚からのイジメに耐え忍び、心身共に疲労困憊していた助教の一海の元に、優秀なアシスタントとして嘉瀬がやってきます。嘉瀬はまさに姫を救う白馬の王子そのものでしたね。
研究室の内情が仔細に描かれていて、お仕事もの的にはリアリティ感ありました。巷でうわさのあれこれもダブって、さらに現実味が…
池田みたいな小物から嫌がらせを受けっぱなしになってる一海に、正直歯痒くなってしまうところもありました。原島にも始めは言われ放題だったし、もう少し男の気概はないかと思ってしまった -
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ラブコメ調だった前作とは一転して、シリアスなストーリーでした。
年下わんこな研修医と、過去のひどい恋愛で後ろ向きになっている薬剤師の強がりラブです。
外科医である元カレのDVから逃れるために辞めたその病院に、救急車で運ばれてしまった千明。
よりにもよって、行きたくないところに運ばれてしまうって怖いですね。
白衣ものは好きですが、病気とかDVがリアルに絡んでいてちょっとどんよりする部分もありました。
担当の研修医の成川から好意を寄せられ、元カレの澤井から自分を守るために偽装恋人を買って出てくれても、素直に気持ちを受け入れることができない千明の意固地さにも焦れ焦れさせられました。ほんとうはすご -
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フルールの新人さんのデビュー本。最初は本っ当に良かった!主人公が攻と出会うことにより、置かれた苦境から少しずつ脱出していくところとか、すごく説得力があって主人公に感情移入できるいい導入だった。恋愛面も同性に惹かれていく戸惑いがありつつも、気が付いたら好きになっていたというところまで自然で、ワクワクしました。
惜しむらくは後半。読み手からは両想いだろうと思われていた攻が受を拒絶して、受は再び暗い日々に逆戻り。でも攻は受が好きで、断ったのには理由があって―と。この理由がどうも攻の自己欺瞞にしか思えず、え?こんな理由で?ってなりました。百歩譲ってその理由で良いとしても、もうちょっと受の気持ちを考えて -
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ネタバレ作者デビュー作品。
電書で発表されていたものが文庫化。
絵が付くと雰囲気が変わって楽しめました。
研究者同士の話。
乞われて出身大学ではない研究室に入った足立だが研究室での居心地は悪かった。同僚からそれと分かるいじめがあったり、秘書からもきつく当たられたり。
そこへ、新しく助手が入ってくることになり、、、。
研究室での研究者という切り口が新しく、言ってみれば職場物に違いないのだけれど知らない職場や仕事が読めて興味深かった。
受けが苛められていて切なくて可哀相なんだけど芯が強い子なのでその職場でもやって行けてたのね。
書下ろしは攻めの成長物語www
本編が受け視線で書下ろしが攻め視線と -
ネタバレ 購入済み
無理
Kindleで同著者の違う作品が気に入って購入してみました。結果、まぁ…稀に見る駄作。酷い。
ここまで読み進めるのが苦痛な話はweb小説でもなかなかない。金とってこれか、と。
以下かなり辛口なのでこの著者のファンまたは作品が好きな方は読まないでください。
タイトル・設定からして、書き手の力量が試される読み物だなと覚悟はしていました。
それが読み始めて10分と経たずギブアップするほど受け入れ難いものだとは。
まず、ちんこちんこ連呼するのは設定上仕方ないにしても、しつこい。小学生並みにしつこくてつまらない。ちんこにまつわるくだらない説明が無駄に多い。
それいる?それさっきも説明してたしそこはも