【感想・ネタバレ】熱砂の王子と偽りの花嫁【イラスト入り】のレビュー

あらすじ

会社員の日生庸は、一夜を共にした“極上の男”アズィーズと、赴任先の砂漠の国・アハダルで再会する。実は彼はアハダルの次期国王で、政敵をあぶりだす為に花嫁になれと庸に命令してくる。逆らうことはできず、王室の権力争いに巻き込まれていく庸。体から始まった関係だが、自信家なアズィーズの内に秘めた孤独を知って惹かれていく。彼の息子・ルトフィーにも懐かれ、対外的にはアズィーズの想い人として王宮で過ごすが、結局は偽りの花嫁で…。 北沢きょう先生の美麗なイラスト入り♪

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ちびっ子が可愛くて!

ルトフィーが可愛かった!アズィールはいかにもアラブ系王族といった尊大さも備えているけれど、王様が病床にあるために跡目争いの火種を抱えて苦悩する様子がなかなか良い。基本的には誠実な人間だと判る。さて、日本から来た庸は、したたかで勤勉なビッチ!頭と顔が良く、金と地位を標準装備している男と付き合うために日々たゆまぬ努力を重ねてきた。しかし既婚者と付き合ったばかりに左遷の憂き目に。腐っていたところでアズィールと出会い、あれよあれよと囚われの身となってしまう。
庸は相手への要求は高いけど、相手と対等でいたいという気持ちが強いので向上心があり、誘惑はしてもへつらわない。意外とまともな人間。(失敗はしたけど)ルトフィーの話をきちんと聴こうとしたとき、彼と同じ目の高さまで自分がしゃがんだ。相手と対等に、という庸の中の正義だったのだろうと思う。
人物に魅力があり、最後まで楽しめた。
追記
読み返しても本当に面白かったです。イラスト入りなのも大変よろしいです。まだまだイラストを含まない電子書籍が多いので。イラストは作品の面白さをアップする貴重な戦力です。いえ、イラストで購入する人だっているのです。

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2018年03月29日

μ

ネタバレ 購入済み

初作家様

初作家様でした。
イラストの北沢きょう先生につられて。

話はありそうなタイプです
誤解からの捕らわれ?監禁?ソフトバージョンです。
もちろんアラブ系なのでエロもたっぷり
おまけに受けはビッチだし
でも話は国を守り子育てしていくカンジで
楽しめました。

#胸キュン #カッコいい #ダーク

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2022年09月28日

Posted by ブクログ

アラブ物。

ビッチな受けが得意先の男との不倫がバレて中東の国に左遷され、そのトランジット先で寝た男が実はその国の皇子だった!というあるある。

再開した皇子にはスパイと勘違いされ拉致られるものの怖い思いも痛い思いもせずあっさり和解。王子のある思惑から花嫁として手元に置いておかれる事になり、、。
かも王子には息子が居て、、と、更にあるあるで、どうなんだろう?と思っていたけど子供を出す理由がちゃんとあって納得出来たので良かった。
(たまに、そこまで必要ないのに出演させる事もあるので)

途中街中に出る時の女装とか、女装が書きたかっただけですか?という流れもあったけどむしろ盛り盛りの設定で楽しめました!
私的には敵に拉致られ(受けにとっては相手が違っても2度目w)た時、もうちょっと大変な目にあっても(例えば薬を盛られてエロい事をされるとか)良いかなと思ったけど、これも比較的あっさり助け出されてた。

必見はあとがきで描かれてた北沢先生の攻め様の上半身裸体!
トーンの浅黒さ、割れている腹筋にはぁはぁしました。
これは是非続編を書いてもらいその挿絵の中で裸体を披露して欲しい。私の希望はシャワー後で濡れ髪を搔き上げる、水も滴る裸体!是非お願いしたい!

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2017年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったです。あまりこういうビッチ的な受は好きではないんですが、仕事も出来るし、打たれ強いし頭もいいし、攻にキチンと言い返せるところも好感持てました。ちみっこが可愛かったですね♪

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2017年09月18日

Posted by ブクログ

アラブもの。アラブ某国のイケメン次期国王×美形日本人商社マン。面白かったです。

センセの作品っていつも思うんですが、とにかく読みやすいです。すっと物語の世界観に入っていけるので、立ち止まることなくサクサクいけます。その分、既存の設定に頼ってる部分が大きいというか、いわゆる定番、王道です。センセは色んなジャンルに挑戦していて多彩ですが、最近ちょっと一本調子かなと思ってしまったり。…特にアラブは似たような話がTLだってあるし作家さんにとってはリスキーなジャンルです。

美形でちょっとびっちだけど、女々しさが一切ない庸のキャラがとてもよかったです。快楽主義なのに、目先の欲にとらわれない筋の通ったところが爽快でした。
アズィーズの方は典型的アラブの王子ってかんじでした。ちょっとイジワルで、でも愛情深い系。ただ、アズィーズ視点での描写が無かったのでいまひとつ彼の心情がつかみにくかったです。
どの程度庸のことを信じて愛していたのか、わかりづらかった気がします…
そこのところは、ルトフィーの登場のおかげで面白さが増量してたのはよかったです。もっと親子で庸を取り合って欲しかったです!ていうか、そういうのはこれからですね。

もっと痛い話かと思ったら、それほどでもなく…痛いの読みすぎて麻痺してる(笑)
状況描写は的確なんだけど、心理描写が少し希薄なのがもったいなかったです。
エロ的には、さじ加減が良くて満足。
さらっと読むには格好の一冊でした。

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2017年09月15日

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