野口旭のレビュー一覧

  • 反緊縮の経済学

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    歴史的背景を交えて経済学を説明している。著者が反緊縮という立場を明示しているからこそ随所に著者の評価が下されていて面白い。

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    2023年08月04日
  • 反緊縮の経済学

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    不景気の時は金利を下げて借りやすくして、銀行による信用創造を増やしてマネーを増やすというのがこれまで人類が被ってきた厄災から得た知見であるのに、日本のこの状態で市場の要求に従って金利を上げろなどという人が、与党のみならず野党でも大勢を占めるという事実に驚愕する。経済学というのは人の幸福を実現するためにあるので、一部の人の利益を守るためにあるのではないぞ。

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    2023年01月22日
  • 構造改革論の誤解

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    2000年初頭に盛んに話題となった「構造改革論」についての、思い違いや日本経済に必要な経済政策の処方箋を分かり易く著してくれています。経済学の教科書で学んだ総需要曲線や総供給曲線の実際の経済に於ける見方が分かったのは個人的な収穫でした。勉強になりました。

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    2016年04月01日
  • 構造改革論の誤解

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    構造改革と言われて久しいが、実はバブル崩壊後から続く日本のデフレ経済というものは、日本銀行をはじめとする、金融政策の失敗が原因であった。それを構造改革という事にすり替え、経済を疲弊させてしまった。
    そのことがつぶさに描かれている良い本である。
    結局今回の黒田日銀の誕生によって、やっと正しい金融政策が実施されたのである。
    この本はよく読んでみてほしい。現在も構造改革路線は、受け継がれており成長戦略という名前にすり変わりっていまだに続けられている。

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    2014年10月13日
  • エコノミストたちの歪んだ水晶玉―経済学は役立たずか

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    インフレ・ターゲッティングを通じた「デフレ阻止」が受け入れられるのはアダムスミスのいう「共感」に満ちた社会であるか否かにかかっている。小泉内閣の「痛みに耐える構造改革」に対する熱狂は、その痛みを味わうことになるのは「自分とは別の誰か」と考えたからかもしれない。残念ながら、我々の社会とは他人の「いい思い」には厳しく、他人の不幸には寛容な社会のようである。

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    2009年10月04日
  • 構造改革論の誤解

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     本書の意義を見るには当時の小泉政権発足当初のマスコミやその政権に対する過剰な政治「期待」の一億総ヒステリー状況があったことを認識しておく必要がある。9月30日、 小泉改造内閣が発足。柳沢伯夫金融大臣を更迭して、竹中経財相に兼務させた。これにより以後は不良債権処理の強硬策を主張する竹中が小泉政権の経済政策を主導した。当時はデフレ下で、当時は株価が7000円台にまで落ち込み、住宅価格も落下していた。すなわち資産価格の下落が激しかったのである。そこで、金融機関の貸し渋りと不良債権が問題視され、株価の下落は金融機関の含み益の減を通じて、自己資本比率8パーセントも割り込む事態が発生しつつあった。こう

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    2009年10月04日
  • エコノミストたちの歪んだ水晶玉―経済学は役立たずか

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    「アンチ・リフレ派によるリフレ派批判その2
    筆者が注目したもう一つのリフレ批判は、松原隆一郎氏(東京大学教授)のウエブサイト「思考の格闘技」に掲載されている、二〇〇四年七月六日付けのコラム的論考「バカさえ…」である。木村剛氏の場合とは異なり、この松原件の批判は、その対象はリフレ派であり、とりわけ『エコノミスト・ミシュラン』の三人の編者でえることを明示した上でなされている。それは形式的にも、それ以前に展開された一連の応酬、すなわち松原氏の同「思考の格闘技」における『エコノミスト・ミシエラン』批判「『バカの壁』について」(二〇〇四年二月一七日付)、それへの『エコノミスト・ミシュラン』の三人の編者

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    2009年10月04日
  • エコノミストたちの歪んだ水晶玉―経済学は役立たずか

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     日本経済はなぜ回復したのか? 逆から言えば、なぜ15年もの長きにわたって低迷したのか? 
     経済停滞は何よりもデフレのせいであり、歪んだ政策思想に基づく阿呆な経済政策でデフレを放置しつづけた結果であるというのが本書。この本はいわば、リフレ派による「戦後総括」であり、デフレが猖獗を極めた2002年頃からの経済論争を振り返って、なにが正しくて、なにが間違っていたのかということを浮き彫りにしている。

     じゃあ、2002~2003年以降、日本経済が回復基調に乗った原因はどこにあるのか?
    「まず、その最大の牽引車は、外需の拡大であり、それをもたらした世界的な景気拡大であった。しかしながら、国内のマク

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    2014年03月30日
  • 構造改革論の誤解

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    経済領域で世間的に誤解されている4つの誤解を取り上げてそれを正す本である。丁寧で非常にわかりやすく、かつ多少経済理論を取り入れた説明が心地よいが、著者の別の本やクルーグマンの著作を読めばこの本を読まなくても十分だという気がしなくもない。

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    2011年10月23日