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経済をめぐる論戦は尽きることなく続いている。誰の主張が正しく、誰の主張が誤りであったのか。そもそも、なぜ彼らは意見の一致をみないのか。鋭い筆致で切り込む。
【主な内容】
第1部 長期停滞をめぐる経済論戦とその帰趨
第1章 日本経済はなぜ回復したのか
第2章 政策論争の事後評価─何が正しく何が誤っていたのか
第3章 ポスト・デフレ経済へのシナリオ
第2部 ケイザイを斬る!
第1章 人々はなぜデフレを好むのか
第2章 「構造」なる思考の罠
第3章 責任から逃走し続ける組織の病理
第4章 清算主義=無作為主義の論理と現実
第5章 複雑性という名の素朴な信仰
第6章 リフレ派の栄光と苦闘
第7章 政策批判の過去と現在
第8章 開かれた社会とその宿命
第9章 政策転換の現実と利害
第10章 エコノミストたちの歪んだ水晶玉
第11章 ポスト「失われた十年」の闘い
終 章 経済政策をめぐる利害と理念
Posted by ブクログ 2009年10月04日
インフレ・ターゲッティングを通じた「デフレ阻止」が受け入れられるのはアダムスミスのいう「共感」に満ちた社会であるか否かにかかっている。小泉内閣の「痛みに耐える構造改革」に対する熱狂は、その痛みを味わうことになるのは「自分とは別の誰か」と考えたからかもしれない。残念ながら、我々の社会とは他人の「いい思...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「アンチ・リフレ派によるリフレ派批判その2
筆者が注目したもう一つのリフレ批判は、松原隆一郎氏(東京大学教授)のウエブサイト「思考の格闘技」に掲載されている、二〇〇四年七月六日付けのコラム的論考「バカさえ…」である。木村剛氏の場合とは異なり、この松原件の批判は、その対象はリフレ派であり、とりわけ『...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月30日
日本経済はなぜ回復したのか? 逆から言えば、なぜ15年もの長きにわたって低迷したのか?
経済停滞は何よりもデフレのせいであり、歪んだ政策思想に基づく阿呆な経済政策でデフレを放置しつづけた結果であるというのが本書。この本はいわば、リフレ派による「戦後総括」であり、デフレが猖獗を極めた2002年頃...続きを読む
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