反緊縮の経済学

反緊縮の経済学

4,400円 (税込)

22pt

5.0

「よくわかる」「入門」では飽き足らない読者向けに、経済論壇および経済政策の現場で活躍する硬派エコノミストが、世界経済の現状を解説し、世界の経済論戦を展望する経済評論書。
世界経済の回復は遅々として進まず、近年はコロナ禍がそれに追い打ちをかけている。多くの国は財政赤字の拡大をおそれ、「不況下の財政引き締め」が世界的に蔓延している。他方で、世界の多くの経済学者たちは、このような深刻な不況下では「超拡張的な金融政策とマイルドな財政政策のポリシー・ミックス」を主張してきた。この流れをより大きな経済学説史の視点から見ると、これまで繰り返されてきた「緊縮派と反緊縮派の終わりなき闘い」のバリエーションとみることもできる。MMTの台頭も、その文脈でとらえることが可能だ。
本書は、2000年代からコロナ禍にいたる世界経済の状況と、世界の経済論戦を展望し、なぜ停滞が長引いているのか、これから世界経済はどこへ向かうのか、この間、世界の経済学者たちは何を議論してきたのかを明らかにし、世界経済の本格回復のために必要な政策を提言する本である。

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反緊縮の経済学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歴史的背景を交えて経済学を説明している。著者が反緊縮という立場を明示しているからこそ随所に著者の評価が下されていて面白い。

    0
    2023年08月04日

    Posted by ブクログ

    不景気の時は金利を下げて借りやすくして、銀行による信用創造を増やしてマネーを増やすというのがこれまで人類が被ってきた厄災から得た知見であるのに、日本のこの状態で市場の要求に従って金利を上げろなどという人が、与党のみならず野党でも大勢を占めるという事実に驚愕する。経済学というのは人の幸福を実現するため

    0
    2023年01月22日

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