牛尾剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「一流の人たちはどう考え、どう働いているのか」が具体例とともに語られていて、エンジニア以外の仕事にもそのまま当てはまる内容だと感じました。
特に印象に残ったのは、トップエンジニアほど基礎を徹底的に大事にしているという点。
AIがどれだけ便利になっても、文章力や設計力などのベースがある人とない人では、成果の差はむしろ広がる。今の時代こそ基礎力が武器になると思いました。
フィードバックや依頼の言葉遣いの丁寧さも学び。
「僕の意見としてはこう思う。でもプロジェクトのリーダーは君。僕の意見は無視していい。君次第だよ。」
「君が気にしなければ嬉しいんだけど…」「〜してもらえませんか?」
こんな -
Posted by ブクログ
Microsoftのレジェンドエンジニアの本。著者はADHDであることを冒頭で告白している。その中でアメリカに渡り、日本との違いに戸惑い、周りのスーパーエンジニア達とのレベル差に苦しみながらも、どのように楽しんで成長してきたか。メンタルモデル。エキスパートに頼ること。納期は柔軟に、余裕をもって、やることは絞って。生産性を上げるのは結局学習とコミュニケーション。日本のソフトウェア開発に関する異常な完璧主義が、開発へのモチベーション低下を招き、日本全体のソフトウェア開発力を世界から周回遅れにする。最後の1割くらいのメッセージが結構心に刺さった。技術者でなく、政治家が技術会社を回す日本においては組織
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面白かったです!
お友達と話してる時に、「海外に行ったことがない、日本人としか接していない、他の本を読んで自分自身も日本人的な思考だと感じたので、海外の文化や思考に興味がある」と伝えたらお薦めしてもらいましたが、まさに日本人から見た他の国の方々の思考や仕事の進め方、そこから改めて感じる日本人的な思考や仕事の進め方について書かれている本でした。
(うろ覚え、、、)
特に印象に残っているのは、アメリカで働いていて日本のようにストレスを感じていないこと
→今の職場と比べて学べるところがあるのでは?
海外の生活を通して著者の考え方や仕事の進め方、生活が大きく変わっていること
→自分の人生の課題に -
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ネタバレITエンジニアの著者が実践してきた、サウンドファーストの英語勉強法を紹介してくれる本です。赤ちゃんが学ぶプロセスにならって、まず英語を音で学び、完全な理解を求めずに、英語を英語として理解し、話せるようになるとのメソッドが示されています。
この本を読んで、以下は効率的な英語学習として重要であると感じました。
・まずは意味の理解は不要。音のみを聞く。英語のアクセント、リズムを大切にして、何度も同じネイティブスピードの音源を聞き返して、ネイティブにできるだけ近いイメージ、スピードで音読できるようシャドーイングをする。
・好きな英語の映画を5回以上見る。全部理解しようとすることは捨てて、脳を英語モー -
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ネタバレ以下のことが印象的でした。
自分もエンジニアなので大切にしていきたい価値観です。
・試行錯誤は「悪」である。
→思い付きの試行錯誤では技術力が向上しない。
→自身の頭で仮説を立て、その後検証するようにする。
→自身が正確に理解できると未来の生産性も向上する。
→「理解できる」=「説明できる」→「自分で仕事をコントロールできている」→幸せ
・Be Lazy(怠惰であれ)
→20%の仕事が80%の価値を生むので20%だけやればよい。
→バリューを生む仕事を優先的にやる
・生産性を高めるには
→技術を徹底的に理解し、すぐに取り出せるレベルの知識にする
→WIP(Work In Progress -
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ネタバレ一流のエンジニアの思考法や働き方について
書かれている書籍であった。
その中には理解に時間をかける、
マルチタスクをしない、時間を固定する、
その場で解決する等難しい内容は少なく、
明日からでも実践できそうな内容であった。
それらは脳の酷使をやめ、
脳のスペースを空けて
身を軽くしていこうということであった。
日本とアメリカでの働き方、文化の違いにより、
日本が技術の遅れがあることを改めて感じ、
自分だけでも批判思考をしないような生き方をして、仕事が少しでも苦痛にならないような働き方をしていきたいと感じることができた本でした。
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Posted by ブクログ
筆者の経験を通しての英語の勉強法をまとめた本。当初はITエンジニアとして英語を使わなければいけない状況に追い込み、サバイバル的に英語を実用的に使えるように(受験のような詰め込み的な物ではなく)した経験をベースにまとめてある。
私自身もまた、英語を仕事で使うのだが、筆者のいう音ベースの勉強法は理にかなった物であると感じる。それに踏まえて色々と勉強のためのお役立ちツールやサイトを紹介している点は、他の英語勉強本とは一線を画す物であると思う。
紹介されたリソース群は現在もまだ有用であるため、参考になった。また筆者の主張する、英語は完璧にはならない、という主張は、重要な視点である。(いくら聞ける・話せ