あらすじ
勉強法さえ間違えなければ、すべてのITエンジニアはペラペラになれる!筆者が英語を8カ月で無理なくモノにした独習法をすべて伝授します。大切なのは「英語を身につける力を身につける」ということ。英会話に疎かった筆者が、海外での講演が決まったことを機会に、8カ月間でいろいろな英語勉強法を学び、実際に喝采を浴びるまでになった、という実体験に基づいて、お薦めの教材や活用法、コツを解説します。
もともとオブジェクト指向などのITコンサルタントとして方法論や技術習得のテクニックが大好きな筆者だけに、既存の英語学習書などをどう使っていけばよいかという「勉強の道筋」を、実体験に基づいてわかりやすく説明しているのが本書の特徴です。
筆者のいるIT業界でも、英語の読み/書きはできても、聞き/しゃべりはできないという人が圧倒的に多いように感じます。多くの方は、勉強法の原則に従わずに、難しい方法で勉強をしています。そういう人たちのうち一人でも本書を通じて効率の良い勉強法のヒントを得ることができたのであれば、筆者としては嬉しく思います。
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Posted by ブクログ
とても面白かったです。英語に慣れ親しんでいたりいくつも書籍を読んでいる人には「よくある話だ」と思われるかもしれませんが、私のように全くの素人がこれから勉強しようというときにとても参考になりました。学生時代の英語学習とはやり方が全く違うので、特に学生時代に英語が苦手でどうしても離脱してしまったような人が再チャレンジしたくなるような内容でした。
Posted by ブクログ
【いろんな英語勉強法で共通して語られていることは何か、自分は必要なのか、と感じたことがある人にもお勧めの本】
私はこの本の後半で語られた、「サバイバル•ルール変換」を読んで欲しい。この本の中で一番お勧めしたいです。
私は〜でなければならない、
というのをだんだんゆるめて
私は、時には〜となってもよい。
私は、気が向いたら、〜となってもよい。
と変換して考えてみると、心が楽になってくるよ、というような内容。
ここは英語を勉強してる人以外にも、仕事や色々な場面で「自分なんていてもいいんだろうか」と考えたことがある人に刺さるんじゃ無いでしょうか。
全文読むのがしんどい人は9章の「あなたにぴったりのカスタマイズ方法」、12章のまとめだけでも読むと楽しく読めそうですね。
Posted by ブクログ
いやITエンジニアが英語習得するのに、特殊な努力を要するとか、そういうことじゃない一冊。
著者はアジャイル開発のエンジニアさんらしく、納期とスケジュールのしっかりした段取りと学習法が展開される。
特筆すべきは、英語「学習」ではなく、英語「脳」モードの環境構築というスタンスで、何をインプットし何を排除すべきかという観点で書かれているところだと思います。
勉強法を探る、という意味でももちろん楽しめますが、それに終始してたら胡散臭い訳で、「脳のモードを変える」ってアプローチ、凄く良く分かります。
Posted by ブクログ
* 読みやすいし、とても参考になった。なるほどなーという話が多かった。
* 自分自身、色々と考えていたことに近い内容もあり、そういう意味でも共感する内容が多かった。
* この手の本は、後は実践できるかどうかだと思うので、うまく使っていければと思う。
Posted by ブクログ
現在米マイクロソフトでAzureの開発をされている牛尾氏の英語勉強法
特徴
実体験に基づくわかりやすい解説
ITエンジニアに特化した英語学習法
効率的な勉強の進め方と教材の活用法が学べる
音声重視のアプローチで「聞く・話す」力を強化
学習のポイント
「毎日」続けること
「聞く・話す」を最優先
「実践」を意識した学習(英会話やプレゼン練習)
失敗を恐れず、とにかく話す
Youtubeや生成AIの時代の勉強法としてアップデートがあれば知りたいと思った
Posted by ブクログ
ITエンジニアの著者が実践してきた、サウンドファーストの英語勉強法を紹介してくれる本です。赤ちゃんが学ぶプロセスにならって、まず英語を音で学び、完全な理解を求めずに、英語を英語として理解し、話せるようになるとのメソッドが示されています。
この本を読んで、以下は効率的な英語学習として重要であると感じました。
・まずは意味の理解は不要。音のみを聞く。英語のアクセント、リズムを大切にして、何度も同じネイティブスピードの音源を聞き返して、ネイティブにできるだけ近いイメージ、スピードで音読できるようシャドーイングをする。
・好きな英語の映画を5回以上見る。全部理解しようとすることは捨てて、脳を英語モードにする。
日本の英語教育は、長文読解でも文法理解でも100%の理解を求められるため、どうしても仕事での英語コミュニケーションにおいても、100%を求めてしまう傾向があるが、そうではなく、だんだんわかる部分を増やしていくことでOKとのことを改めて実感しました。
Posted by ブクログ
筆者の経験を通しての英語の勉強法をまとめた本。当初はITエンジニアとして英語を使わなければいけない状況に追い込み、サバイバル的に英語を実用的に使えるように(受験のような詰め込み的な物ではなく)した経験をベースにまとめてある。
私自身もまた、英語を仕事で使うのだが、筆者のいう音ベースの勉強法は理にかなった物であると感じる。それに踏まえて色々と勉強のためのお役立ちツールやサイトを紹介している点は、他の英語勉強本とは一線を画す物であると思う。
紹介されたリソース群は現在もまだ有用であるため、参考になった。また筆者の主張する、英語は完璧にはならない、という主張は、重要な視点である。(いくら聞ける・話せるようになっても、わからないものは改善すべきものあるということ)
個人的には、もう少しエッセンスをまとめ、文章量を圧縮できたのでは、と思う。
Posted by ブクログ
ITエンジニアならではの本なのかと思ったが、違ったみたいだ。
ただ、どれも実践してみようと思わせてくれる内容だった。
この本を読む前までは、英単語から始めようと思っていたが、本を習って音の聞き取りから始めたいと思う。