宮入恭平のレビュー一覧

  • ライブカルチャーの教科書 音楽から読み解く現代社会

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    ご自身のそれまでの著作を踏まえて、ライブ(主に音楽)と社会について総合的にまとめられた労作。これはまさに教科書。シャカゲン受講生にはオススメ。

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    2019年09月08日
  • 発表会文化論 アマチュアの表現活動を問う

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    最初、書店で見たとき、うわあ、こういう本が出るのか、知りたかったなあと膝を打つ思いだった。一冊の本の中に何人かの論者がいて複数のテーマがあるがひとつの線で統一されている印象。ピアノや楽器の習い事の文化、自ら演奏した発表会のチケットを売るノルマ、けいおん!によるバンドブーム、意外とスパルタな軽音部の体育会系の合宿、芸能人による公募展での評価などなど、なんとなく日本で知られる日常である特異な「習い事の現場」が分析される面白さ。

    個人的には、デザインフェスタも出展料を払えばだれでも出られるというハードルの低さ、それは選考がないことによるクオリティを保証しないとう状況でもあり、現在に至っては応募者多数によって抽選に当たらないと出られないという主催者のビジネス的な成功を横目で見ているという現状の中でこの本に出会って、ああ、こういう指摘が欲しかったのだと。

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    2015年05月26日
  • ライブハウス文化論

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    ノルマを課すライブハウスとノルマに迎合するアマチュアたち。音楽をビジネスとすることの現実は甘くないし、汚い部分が多い。

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    2012年02月04日
  • ライブハウス文化論

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    [ 内容 ]
    夢追う若者から団塊世代までが集い、音楽でのしあがり、音楽を楽しみ、音楽を介して人と出会うための場であるライブハウス。
    ロック喫茶・ジャズ喫茶を出自とし、「政治の季節」にカウンター・カルチャーを支える一方で、1980年代を転換期として高度に商業化・システム化していくライブハウスの歴史を浮き彫りにする。
    そのうえで、ミュージシャンに課せられるノルマやチャージ制度の実情、プロフェッショナルとアマチュア、インディーズの差異などをレポートし、アメリカのミュージック・クラブやカラオケとも比較して独自の文化形態を明らかにする。
    戦後日本の「生演奏の空間」を担ってきたライブハウスの魅力に迫り、そのゆくえを探る音楽文化論。

    [ 目次 ]
    第1章 ライブハウスの全貌
    第2章 ライブハウスとミュージシャン
    第3章 ライブハウスと音楽空間
    第4章 ライブハウスとノスタルジア
    第5章 ライブハウスとミュージック・クラブ
    第6章 ライブハウスのゆくえ

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2010年06月17日
  • 「文化系」学生のレポート・卒論術

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    下のコラム?参考文献とかがとってもいい!!!
    この本を読んで、私の中で気になったことは参考にしつつ、自分の興味関心を広げて卒論につなげていこうっていう流れがきてます。感謝。

    広く浅く様々述べられているので、卒論どうしよーっていう人は興味があったら眺めてみるとふむふむってなるところあると思います。

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    2013年06月06日
  • ライブシーンよ、どこへいく ライブカルチャーとポピュラー音楽

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    ネタバレ

    まずは、「ライブシーンよ、どこへいく/宮入恭平・佐藤生美」
    今日の音楽シーン(CD・ライブハウス・フェス・クラブ・ソーシャルメディアetc…)を裏付けされた数字や歴史などを基にまとめられた一冊。アプローチの仕方が論文みたいで少し堅苦しいく感じたが、ここまできっちりまとめ上げられてる音楽誌は珍しいかと。でも少し論理的過ぎかな。笑

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    2012年04月11日
  • ライブハウス文化論

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    下北沢の研究を始めて,ライヴハウスの一般論についてもフォローしなくてはならなくなって急遽購入,読んでいる本を中断して読み始めた本。青弓社ライブラリーの一冊だが,このシリーズを読むのは初めて。このシリーズには第1回から何度か私が聴きにいっていた,多摩市が主催,パルテノン多摩を会場とした連続講演の記録がかなり含まれているがそれらも購入したことはなかった。
    著者は1968年生まれで大学在学中から活動するミュージシャン。2003年からハワイ大学に留学して社会学修士を取ったという略歴。研究でももっぱら音楽を対象としている。といっても,本書ではほとんど理論や抽象的な議論はない。ミュージシャンとしての彼が長年お世話になってきた活動の場であるライブハウスを,客観的なデータや書かれ語られたさまざまな言説を集め(文献調査と聞き取り調査),そして日本のライブハウスを相対化するために米国に渡り,そしてカラオケといったジャンルも比較対象として扱っている。その比較研究と称した記述は時に冗長だったりするが,ライブハウスというテーマで1冊の本を書くという以上はやむをえないのかもしれない。
    まあ,ともかくいろんなことを調べ,いろんな本を読み,勉強になることは多かった。そういう非常にオーソドックスな社会学モノグラフといった感じか。しかし,インタビューによる意見にかなり力を与えていることや,結論としてはミュージシャンとしての彼が日ごろ不満に思っている,日本のライブハウス独特の「ミュージシャンに課すノルマ」に議論が集中していて,それが故に日本の音楽はよくならないし,ライブハウスという存在の今後にとってノルマは障害である,的な論調はどうなのだろうか。まあ,だからこそ私の研究で論じることは多いのだが,本書ではライブハウスで行われるさまざまなイヴェントには全く言及されていないし,彼自身が恐らくロックというジャンルのミュージシャンなのだろうが,フォークやジャズに関する記述はあるものの,他のジャンルにはほとんど触れていないのも,ライブハウスの一面しか論じていないのではないかと思う。まあ,あくまでも彼はパフォーマー側にいて,私はオーディエンス側にいるということかもしれない。

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    2011年03月15日