アダム・オルターのレビュー一覧

  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    人が物事に依存する原因を、過去の実験や有識者によるインタビューをもとに解説し、どう対応すべきか提示している。

    以前は【薬物・酒・たばこ】といった物質的依存が主であったが、現代においては【SNS・ソシャゲ・VOD】といった行動的依存に警鐘を鳴らしている(本書では行動嗜癖と言っている)。

    テクノロジーが身近になった故に、僕らはそれに(安易に)抵抗できないのだ。例えば、Netflixが仕掛ける「ビンジウォッチング」について言及している(海外ドラマなど、次のエピソードを自動再生して、2~6話一気見させる仕組み)。この章だけでも、本書を読んだかいがあったと思える。これらの依存ビジネスが、生活のあらゆ

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    2020年10月19日
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    依存症ビジネスとどのように共存していくか、の話。依存症ビジネスに含まれている6つの要素の細かい解説が書かれていた。その6つの要素は、確かに依存するなぁと感じる反面、人生を充実させる要素、幸せを感じる要素、とも似ていて複雑な気持ちにもなった。


    以下メモ
    ・行動嗜癖(依存)の恐ろしさ:
    仕事や遊び、基本的な衛生観念人との交流などを後回しにしてしまう

    ・注意力の持続時間が減少している:
    マイクロソフトの調査で、人間の注意力の持続時間が2000年の12秒から2013年には8秒に(金魚は9秒)

    ・依存症は学習によって生じる。記憶に埋め込まれる。なので、同じような環境であれば同じ症状があらわれる。

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    2025年05月17日
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    ネタバレ

    「行動嗜癖」という観点から、インターネットやそれを活用したデジタルデバイス、デジタル商品に対する現代人の「依存症」について警鐘を鳴らす本書。現在のデジタルデバイスやサービスは顧客に「依存」させる仕掛けを巧妙に用意しているというのは事実だし、具体例として紹介される内容も「自分にも身に覚えがある」と思えるものばかりで、その内容自体は非常に興味深い。

    ただその一方で、「どこまでこの主張を信用していいのか」という根本的な疑問が解消できない。

    例えば第一章p.37では、「オンラインでの交流は(中略)ある種の害をもたらす。人間は、自分の行動が他人に影響を与える様子を観察することで、他人への共感や理解と

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    2025年04月26日
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    研究まとめ感がすごいし、スマホ依存と他の依存症とどっちを語りたいのか迷子になった
    デジタルデトックスは大事みたいだね

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    2024年05月11日
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    本書冒頭で語られる、行動も、麻薬や、アルコール、タバコと同様、依存をもたらすというのはその通りと思える。
    今や、多数の人々がスマホを片時も手放せず、デートの最中や、友達との食事中までスマホをチラチラ見ているのはよくあること。
    スマホは現代の生活において必要不可欠であるが、過度にそれに依存する/のめりこむ/集中することが、弊害をもたらす。
    人を依存させる要因として、目標、フィードバック、進歩の実感、難易度が上がっていくこと、クリフハンガーの感覚、他者との交流があるということも概ね納得。
    本書後半、どうやって依存から抜け出すか、依存にならないためにはどうするか、というあたりになると、途端に歯切れが

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    2023年05月05日
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    少し古いと言っても数年前だが、自分が読んできたものと大差ない。が、改めて読むのもまた気が引き締まる。

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    2022年04月18日
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    武田先生推薦
    ☆3.5くらい



    行動嗜癖の6つの要素

    ①ちょっと手を伸ばせば届きそうな魅力的な目標があること

    ②抵抗しづらく、また予想できないランダムな頻度で、報われる感覚(正のフィードバック)があること

    ③段階的に進歩、向上していく感覚があること

    ④徐々に難易度を増していくタスクがあること

    ⑤解消したいが解消されていない緊張感があること

    ⑥強い社会的な結びつきがあること



    こうした要素を必ず1つは備えている



    ①好きと欲しいは似ているようで違う。

    通常ならば、
    好きなものを欲しがり、
    欲しいものを好きだと思う。

    ところが、
    依存症の場合、
    愛してはいけない相手に恋

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    2022年03月01日
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    <目次>
    プロローグ 自分の商品でハイになるな~ジョブスと”売人”に共通する教え
    第1部   新しい依存症「行動嗜癖」とは何か
     第1章  物質依存から行動依存へ~新しい依存症の誕生
     第2章  僕らはみんな依存症~何が人を依存させるのか
     第3章  愛と依存症の共通点~「やめたいのにやめられない」の生理学
    第2部   新しい依存症が人を操る6つのテクニック
     第4章  <1>目標~ウエラブル端末が新しいコカインに  
     第5章  <2>フィードバック~「いいね!」というスロットマシンを回しつづけてしまう理由
     第6章  <3>進歩の実感~スマホゲームが心をわしづかみにするのは”デザイン”のせ

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    2021年09月05日
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    意外なところに行動素癖が潜んでいることがわかった。
    自分もいつくか依存症に近い状態になっているかもしれないという気づきが得られた。

    依存症とは何か深く考察することができ、どう向き合えば良いかも考えるきっかけとなった。

    また期間を置いて読み返してみたい一冊。

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    2021年06月24日
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

    Posted by ブクログ

    世の中にある依存症の事例が多く挙げられており、またそのテクニックが6つ紹介されている。
    私はスマホ利用時間は少ない方と思いつつ、いくつかのアプリは無意識に頻繁にクリックし更新情報を追い、時間を無駄にしていることに気づいた。
    子どもへの影響も衝撃。スマホに依存している親の姿をあまり見せるべきではないこと、テレビなど依存していないか?と常に意識すること、を学んだ。

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    2021年03月28日