<目次>
プロローグ 自分の商品でハイになるな~ジョブスと”売人”に共通する教え
第1部 新しい依存症「行動嗜癖」とは何か
第1章 物質依存から行動依存へ~新しい依存症の誕生
第2章 僕らはみんな依存症~何が人を依存させるのか
第3章 愛と依存症の共通点~「やめたいのにやめられない」
...続きを読むの生理学
第2部 新しい依存症が人を操る6つのテクニック
第4章 <1>目標~ウエラブル端末が新しいコカインに
第5章 <2>フィードバック~「いいね!」というスロットマシンを回しつづけてしまう理由
第6章 <3>進歩の実感~スマホゲームが心をわしづかみにするのは”デザイン”のせい
第7章 <4>難易度のエスカレート~テトリスが病的なまでに魅力的なのはなぜか
第8章 <5>クリフハンガー~ネットフリックスがぼくたちに植えつけた恐るべき悪癖
第9章 <6>社会的相互作用(ソーシャル・インタラクション)~インスタグラムが使う「比較」という魔法
第3部 新しい依存症に立ち向かうための3つの解決策
第10章 <1>予防はできるだけ早期に~1歳から操作できるデバイスから子どもを守る
第11章 <2>行動アーキテクチャで立ち直る~「依存症を克服できないのは意志が弱いから」は間違い
第12章 <3>ゲーミフィケーション~依存症ビジネスの仕掛けを逆手にとって悪い習慣を捨てる
エピローグ まだ見ぬ「未来の依存症」から身を守るために
<内容>
2019年刊の本だが、データは2016年頃のものなので、挙げられた具体例もやや古い。ネットビジネスの世界は本当に進歩が速いことがわかる。エピローグの「未来の依存症」がどんどん入り込んできている(Tiktokとか)。VRは意外と進化していないようだが、この本を読んでいると、これが普及すると新たな「依存症(ビジネス)」が広がる気がする。結局は人間各個人の「意思」が重要なのかな?と感じた。一方で、「ゲーミフィケーション」をうまく利用すると、教育の世界はもっと変わる気もする(そんなことやっているが、あまり成功していないのかもしれないが…)。