Chiyokoのレビュー一覧
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でたまか、最後の一冊です(シャッフル読みをしたため(殴)。
第2部最終巻、ココで当初の「でたまか」としての物語は1回終わりですね。
ココで解決していない物語の「肝心な部分(笑)」は大きな恐怖とともに第3部に続くのです。
この巻の前の巻「驚天動地篇」でマイドとアリクレストを「人望だけを持つ男と人望以外の全てを持つ男」と書きましたが、思いっきりそれが出てました。
確かにアリクレストの、「圧倒的な軍勢を持って勝利することは正しい」は正しい。
だからこそ皆の信頼と連携こそが何よりも大切なのにそれをないがしろにする。
マイドは自分もアリクレストも皆誰も彼も、「誰かを幸せにするための道具」と思っています -
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久々のでたまか。
シャッフル読みなので(殴)、大きく遡って第2部2巻。
マイドとメイが一緒にいるのを見られた貴重な巻でした。
しかし、それ以上に貴重かもしれないのが、メイと兄チャマーさんが一緒にいる風景。
ヴァーチャル世界の中とはいえ、兄妹とマイド、そしてエリスさんが揃うシーンはなかなかにホロリ。
しかし前から思っていましたが、マイドさんチャマーさんには厳しいね。
こっそりヤキモチか(アフォ)?あるかも…。
エリスさんの微笑ましさも良かった。思いのほか女の子らしい人でナイスです。
指名手配中の彼が「ネオ・アウトニア」に戻るため、何と荷物として「送りつけられる」んですが、主人公が宇宙を宅配便で -
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でたまか、これが本当の完結巻。
これでもかってくらい色々が明るみに出ます。
何だか最終巻以上に涙出そうだったんですが…。
とりあえず今回挿絵が素晴らしい。若かりしメンバーが結構並んでますがかーわーいーいー
ユーさん(拾遺録1などに登場)のその後などが書かれる「エンド・オブ・ザ・ウォー」、ジャマー君とメス猫カルテットのオノチの甘酸っぱすぎるラヴコメ&ザイケン大尉+ジャマーの師弟愛(笑)のお話「レディ・ゴー」、ドーダイさんのその後のお話「ザ・ロンゲスト・デイ」、んでもって軍学校時代のマイドたち「でたまか分隊」とアリクレスト軍団の料理対決(マナー対決?)の「グルメ・グルメ」、あと最後の「ペア・ベ -
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でたまか、シリーズとしては最終巻。
田舎に持っていって読んでいたのですが、まさか1泊で550ページほど(先に100ページほど読んでいたので実質400ページ)を読破するとは思いませんでした…でたまか恐るべし。
内容のほうも、もう満腹満腹!でしたよ。。
久しぶりにメイが登場、メインキャラ達の出番もふんだんに用意されていて良かった。
ひとつ欲を言うと、これまでのザナックスとの戦いの絶望的な描写が長かったので駆け足感が多少否めないこと。駆け足だからと言って救いも絶望も無いかというと全然そうではないのも面白い。
特に印象的だった一文は、119ページの最後の数行。
「シャトルを体当たりさせて星の首都を救 -
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あぁぁもうでたまか大好きだーー!!
今回のは短編集です。マイドの学生時代、1部(3巻まで)と2部の間のお話、メイとのデート(笑)のお話、整備士ティーとユーのお話、メイの子供時代のお話の5つなんですが、ど、どれも最高でした。
特に1話、4話では泣きそうになり、3話では大笑いしました。特に3と4は大好き。
今までの「でたまか(てまだ3冊目だけど)でも1番だったかも。
短編集ってお話が凝縮されてて元々好きなんですよね。
面白すぎるので詳しく書かないですが、「自分の価値は自分で決める」は名セリフです。本当の意味を理解して聞かないとですけどね。
しかしメイのお料理の腕には笑います。 -
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表紙に負けて読みましたでたまか2冊目。
前回読んだのが通算6巻目、コレが9巻目なのでかなり飛んでます。
とりあえずこの巻までの間に前回(天下大乱篇)で死にかけたメイ王女がもう元気になったりはしていないようですが、彼女が帰ってくるめどはしっかりたった模様です。
しかし、彼女を助けるための医術はこれからの医学の可能性と怖さを思わせるものでした。
細胞の状態に分解して再構築する、つまりは「クローン」です。
記憶をちゃんと元通り持つコトが出来る点とオリジナルの肉体は死滅する(この表現怖…)が今言われているクローンとは大きく違いますが、肉体は以前と全く同じでない姿にもなれるため、言うなればこの技術で「 -
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「私は闇夜で首筋を噛まれた。プツッという音が響き朱い玉が肌を伝った。それが、彼との関係のはじまり。
『闇の眷属』たちが現代を舞台に妖しく踊る・・・。血の契約を結んだ少年と少女の物語。」電撃文庫より
この方の作品の中で、私はこの本が一番好みでした・・・。
ストーリーもですが、イラストレーターさんも良かったのです。
ライトノベルだけじゃないですが、イラスト付きの小説を読む時は、結構イラストにこだわります。
好みじゃないと、たいてい読まないので(作者好きじゃないと)
どんくさい女の子と、永遠を生きる吸血鬼の少年の恋愛物語です。
設定だけで私のツボです。
この二人を軸にお話が進むのですが、視点が -
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久々のでたまか。面白かったです今回も!
順番滅茶苦茶読み(何せ初めて読んだのが途中の巻だったんで…(^_^;)なのですが、スペオペをコレでも読めてしまうあたりが凄いです。
…が、しかし今回はやや辛かった。いえ面白かったのには違いないんですが、主人公マイドの出番が凄く少ないんですよ。
この巻の前の部分にあたる話で無実の罪を着せられ逃亡中、という「アークザラッド2」のアークのような展開(T_T)
しかしこの話もその罪を着せた帝国皇帝アリクレストがとことん悪役なヒトなのでそういう意味では安心して読めます。
そのあまりに対極な人柄の差が後半出て凄く面白かった。
マイドを待つ仲間達は彼を貶めた皇帝率 -
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でたまか短編集第2弾。
読むのがちと早かった…人類戦記録2~3(通算11~12巻)あたりに物凄く深く関わるネタバレがあったようで。このあたりでメイの兄・チャマーが恐ろしい作戦を実行するんですがそれに至る話が描かれてます。顛末はまだ未読なので楽しみに出来ますけどね。
唐突にチャマーの恐ろしい作戦を見たほうがきっと面白かったかも…シャッフル読みはやはりまずいか…。
でも短編はどれも最高でした。
アリクレスト主役の「無冠の王」なんかは以前愚君みたいに書いた気がしますが彼は彼なりに名君たろうとした一面が見れますし、「鉄壁男」は微笑ましい!コレで喋ってるコットンちゃんを初めて読みました…スミマセ…ルッ -
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魔法が存在する世界のファンタジーミステリ
史上最年少で特級魔法学士の資格を取得したがその免許を剥奪された少女アイカ
元軍人で自称紳士のユートをワトソン役にし、警察が解決できなかった難事件を解決するお話
ユートはアイカの活躍を執筆する事を条件にアイカが所有し暮らしているアパートに間借りしている
一応ミステリなんだけど、謎解きの質はいまいちかな
1.箱と鍵
2.一〇エル銅貨事件
3.狙われた養護施設
1話目は鍵のかかった箱を開けて欲しいという依頼
ファンタジー要素はないけど、依頼者が馬鹿すぎる
そこは気づこうよと思わないでもないし、最終的にはザマァ展開ではなく回心したのは無理やり過ぎ -
Posted by ブクログ
主人公は、史上最年少で素晴らしい資格を獲得し
剥奪された少女の経営するアパートに間借りしている。
形式的には、ホームズのような状態? になるかと。
ワトソン役たる主人公が、少女のすべてを
補佐している状態です。
ホームズより、まったく生活能力皆無、な少女を…。
マイペースと言えば聞こえはいいですが
自己中心的な少女に振り回されてみたり
ついて回って仕事をしてみたり。
主人公の最大のミスと言えば、水が貴重ではない所から
貴重な所へきた、という感覚ぐらいでしょうか?
日本以外では、大概こんな状態だろうな、という落ちが。
かっこと鍵かっこを使って会話をしているので
何か意味があるのかと思ったの