あらすじ
均衡神を天主とする<虚空塔>が人々から信仰を集める世界で、「邪法」として忌み嫌われる<ミタマウツシ>――人間に取り憑いた邪霊を解き放つわざを遣う者――のハツユは、窮地を謎の青年ギガに救われた。彼の依頼を受け、<ミタマウツシ>を行ったハツユに、邪霊は語りかける。「わがあるじよ、みちびきたまえ」と……。邪霊の遣いとして虚空塔に追われる身となったハツユを待つ運命とは!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
好みの世界観だった。話の展開も良かった。イラストも好き。
彫り師のハツユ、実年齢25というのが良かったとおもった。それからハツユを助ける(けど完全な味方じゃない)ギガとシャザン、どちらも性格がハッキリ分かれてて、会話のテンポも良い。ハツユとコハクの会話は軽すぎる感じもしたけど(笑)。
邪霊の魂を彫った人形にうつす「ミタマウツシ」の描写もアクションシーンも緊迫感があった。
終盤読みながら、残りページこれしかないのに、ちゃんと話が終わるのー?と思っていたが、ちゃんと終わったなー。
続きがあったら読みたいと思えた。ひさびさ。
Posted by ブクログ
人にとりついた悪霊を解きはなってくれる技を持ち
職業としている人達を<ミタマウツシ>といい
感謝されるのは最初だけ、という大変な職業。
だっただけなのに、何やら妙に色々巻き込まれたりして
ついには追われるはめに?
もう最初の段階で、前に合ったやり取りと今が
まったく違うもので違和感を覚えていたら
やっぱり~な展開が。
ここまできっちり仕事をこなした事に職業プロってすごいな~と。
多分、そういうわけではないかと思われますがw
夢で出てくる神様は、どう考えても…なのですが
実物を見ていると別物、に考えてしまうものかと。
声もきっと違うでしょうし。
しかし結局彼女…というか、あの職業の地位は
多少改善されるのでしょうか?