高崎卓馬のレビュー一覧
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保育園で借りました。
周囲の心配をよそに、くる日もくる日も画用紙をまっくろに塗り続ける男の子。最後にバァッと目の前が明るく開けるような、予想外の展開が素晴らしいです。
子どもが何かに夢中になっている時、それがこちらの期待と違ったり、理解できないものだったりすると、不安や心配になってつい注意したり、止めさせたり、こちらの期待通りに軌道修正しようとしたりしてしまいがち。
でも、そこでこちらの期待や価値観を押しつけずにそっと見守ってあげれば、その先にはその子の世界が豊かに広がっているのかもしれない。
これから子育てをしていく中で、時々思い出したい本です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ方法論はあくまで方法論。そのままなぞっても強い表現が生まれるわけではありません。方法論を見て人は心を動かしたりしない。方法論とは正しく悩む方法でしかないのかもしれません。正しく深く誰よりも悩んだ先にしか、方法論を越えた先にある強い表現は生まれないのです。ちゃんと苦しんだものしか面白くないのです。
表現の使命の1つはその表現と出会う前と後でその表現と出会った人の何かを1ミリでも帰ること。
感情は振り子である
人は笑う前に必ず驚いている
人の心に触れると言うのは、振り子の揺れを作ると言うこと。嘘のない言葉、物語への期待、などいくつもの間ものくぐり抜けて慎重に、そして大胆に、アイディアをつけて -
Posted by ブクログ
ネタバレ人々とブランドを繋ぐPRという仕事に就く私に、ぴったりの一冊だった。(筆者は広告畑の映像の人だけど)
どう制作者が熱狂し、どうクライアントがわくわくし、どう視聴者が変化したくなるのか、その3つを叶えられるのはひとつの優れたミッションである、と言い切ってくれた筆者に感謝したい。
「広告はものを売るために存在している。けれど、もを売る以上のことができたりもする。」
筆者も伝えてくれたこれを信じて、これから仕事をしていく。誰かにやさしくすることを学ぶ小学生、もう少しだけ頑張れそうと鼓舞される誰かが、自分にもできることがあったと行動してくれるあなたの、そのきっかけがただPRや広告という手段だっただけ -
Posted by ブクログ
表現の技術
著:高崎 卓馬
紙版
中公文庫
CM屋の著者がかたる、ポストイット脚本術と、同時多発思考は圧巻でした
見ようと思わなくても見てしまうもの。だから、面白くなくてはいけない。
CMをつくる心構えを、そう教えられてきた。それは広告の本質だと思う。
すべての表現は、見たくなるなにかを内包していることが大切なのだ。
メディアの力が弱くなったから、広告が話題にならないのではない。面白いものを僕たちがつくりきれていないから、話題にならないだけなのだ。
人が人になにかを伝え、なにかを残す。そして、それだけをひたする追求すると、探してでも見たい、教えたくなる、コンテンツとしての魅力が生まれる -
Posted by ブクログ
「表現の技術/髙崎卓馬」
探しても見たくなるものと、教えたくなるものを作り出す為の方法論や心構え
★心を動かすきっかけ論
・笑う前に必ず驚いている
・起承転結を操作する
・観客のみが知っている未来をつくる
・場面設定のみずらす
・物語は語らない。登場人物の行動を書く。
・主人公にプチ不幸
・視点は動かしすごない。カメラの位置を意識。
・広告が持つミッションとは?
そもそも広告は…
ものを売るために存在しているが、ものを売る以上のこともできる。
この世界に広告が存在する意味を日頃から真剣に考えておくこと。それが企画の見えない土台になって表現が生まれる
表現の学び方
《自分の生理を客観的に理