辛島昇のレビュー一覧

  • インド文化入門

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    インドのことをある程度知ってから読む本
    その時代その土地で必要とされるラーマ物語ができるように、数あるインドはそれぞれが存在しつつ、なおかつひとつのインドも存在する。素敵な矛盾

    全文はブログで
    www.akapannotes.com

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    2025年08月06日
  • カラー版 インド・カレー紀行

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    小学生のいじめみたいな事が国家的に行われてるって怖すぎるし、差別、偏見、いじめって本能なんだよね。こういう事は人間の本能のどこかにあるんだよ。いじめる方が悪いみたいな綺麗事では済まないよ。人間の理想とか綺麗事しか言わない左翼が大嫌い。

    辛島/昇
    1933年東京に生まれる。南アジア史を専攻し、東京大学・マドラス大学大学院に学ぶ。現在、東京大学・大正大学名誉教授。著書History and Society in South India(Oxford University Press)により日本学士院賞受賞。文化功労者

    大村/次郷
    1941年旧満州に生まれる。多摩芸術学園写真科・青山学院大学卒業

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    2025年06月04日
  • インド史 南アジアの歴史と文化

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    辛島 昇
    1933年生まれ、東京大学名誉教授、大正大学名誉教授。専門は南アジア史。タミル語刻文研究やカレーの研究で知られ、History and Society in South india(Oxford University Press)によって日本学士院賞を受賞。『インド・カレー紀行』(岩波ジュニア新書)、『インド文化入門』(ちくま学芸文庫)など多数の著作がある。2015年、没。

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    2025年04月11日
  • インド史 南アジアの歴史と文化

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    コンパクトなインド通史。過去に学んだ内容を思い出しながら読めた。

    中世インドの各国の外交・戦争の箇所は、もっと深く学んだ上で読まないと頭に入らないと思う(本が原因ではなく、勉強不足が原因)。

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    2022年12月31日
  • カラー版 インド・カレー紀行

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    インド各地のカレーを中心とした料理から学ぶインド文化の多様性。カラー写真が嬉しい。レシピも掲載されているが、日本では手に入りづらそうな食材も多く、料理店で楽しみたい。
    一言でインドといっても広い。

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    2025年02月23日
  • インド文化入門

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    放送大学の講座をテキスト化したものらしいので、一章ごとが簡潔にまとまっておりとても読みやすい。内容も歴史あり民族あり宗教ありカレーあり映画ありガンジーありで入門という名に相応しく、興味あるとこに関する本をもっと読みたいと思えた。

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    2023年10月12日
  • インド史 南アジアの歴史と文化

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    本書は複雑なインドの歴史が、文庫本の少ないボリュームで簡潔にわかりやすくまとめまれています。主要な王朝と地方勢力の流れだけではなく、その背後にある文化の移り変わりを結びつけて解説してくれるので驚くほど理解しやすいです。

    しかし、それでもやはりインド史は捉えにくいです。ヴァルダナ朝まではまだ北インドの覇権王朝の流れがイメージしやすいですが、ムガル帝国までのラージプート諸王朝とデリースルタン朝の時代はまさに混沌としてます。群雄割拠の戦国時代が700年も続いてるイメージです。ムガル以後も、実際は地方勢力やイギリスが絡んで一筋縄ではいきません。

    この多様な地域と文化をみると、イギリスの支配に立ち向

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    2023年03月26日
  • インド文化入門

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    インドの多様なトピックが15章に分けて書かれていますが、どれも分かりやすくて面白いです。民族、カースト、宗教、結婚、歴史研究、カレー、芸術など、気になる話題が少し変わった視点から解説されるので引き込まれます。

    以下、個人的に気になったトピック。

    事前にラーマーヤナの再話本を読んで、地域や時代によるバリエーションの多さについては知っていました。そのように固定した解釈がないことから、宗教対立における主張への見方が変わるよね、という視点が面白かったです。

    カースト制度はいろんなところで解説されていて、理屈ではなんとなく理解しているつもりですが、実際にインド人の生活にどう影響しているのかは見えに

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    2023年01月05日
  • インド文化入門

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    放送大学のテキストをそのまま文庫化したそうだが、文章だけでも非常にわかりやすく読みやすい。放送大学は働いたり子育てしながらの学生さんが多いだろうし、うっかり放送を見そびれてもきちんと読めば判るような教科書を作るようにしているのだろう。

    南インドを中心にインドの文化について語られる。結婚相手を探す新聞広告から現代の身分制度を考え、その次の章(回)ではインダス文明の話と、章ごとに完結しており様々な観点で飽きない。一章=講義一回分とボリュームが定まっていて、疲れない程度でひとつの話題が納まる。空いた時間に少しずつ読むのにも向いていると思う。
    映画産業と政治のつながりも予想外だったし、ローマ帝国の滅

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    2021年01月06日
  • カラー版 インド・カレー紀行

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    読み終わったらカレーが食べたくなって、次の日のランチはインドカレーにした。ベンガル地方のクラッシュ エッグのカレーが好きだな♪( ´▽`)

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    2012年12月27日
  • カラー版 インド・カレー紀行

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    ネタバレ

    南インドに調査旅行に行くに際して読みました。

    さすが辛島先生。わかりやすく、面白くインドの食文化、民族、言語のことを描き出している。

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    2012年03月30日
  • カラー版 インド・カレー紀行

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    この本は、まったく難しい本ではない。

    著者の体験と、各地方の“カレー”の特色、そして簡単なレシピが掲載されている。
    各地方の“カレー”は、同じ名前で括っていいのかと思うほど多様。材料も違えば、見た目も違う。
    そこに著者は、それぞれの特色がどうして生まれたのかを歴史的・地理的な背景を含めて説明している。ここがこの本の最大の魅力だと思う。

    例えば、ヴィンダールーというワインビネガーをふんだんにつかった料理は、もとはポルトガル料理だとのこと。
    その背景には、この料理が生まれたゴアという都市が長らく(1961年まで)ポルトガルの植民地だったことが大きく関係している。
    その歴史が無ければ生まれ得なか

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    2010年12月20日
  • インド史 南アジアの歴史と文化

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    元々の本は21世紀初頭に出されており、それを文庫化したもの。
    そのため最新の情報ではないことに注意が必要。

    インド史の通史を探したところあまり近年は出版されていないようで、とりあえずコンパクトなこの本を選択した。

    インドと一口にいってもその領土は非常に広大である。
    その面積の通史を古代から現代までカバーしようとするとかなり大変なようで、どうしても時系列にそっての羅列が目立ってしまい読みにくかった。
    とはいえそれでも近代部分はかなりわかりやすく書かれていた。
    この本をとっかかりにして各時代を読み込んでいくにはよいのではないかと思う。

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    2025年06月29日
  • インド文化入門

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    ネタバレ

     まさしくインドを知るためのとっかかりとしては良い本だ。
     インドは海のシルクロードの中心に位置し世界から集まったスパイスがカレーとして南インドから北部に広まり、北からインドに入った遊牧であるアーリア民族が乳製品を持込んだそうだ。菓子やスナックの名称にその名残が残されており、辛いものはドラヴィダ語、甘いものはアーリア語に由来すると。遊牧民であるアーリア人がインドに入ったのが紀元前1500年頃、海のシルクロードは紀元13世紀以降(マルコ・ポーロ以降)だ、なんとも気の遠くなる話だ。
     さて、インドもイギリスとフランス、当時の帝国主義の争いに翻弄される。そんな祖国を憂い、マハトマ・ガンディーが立ち上

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    2021年02月10日
  • インド文化入門

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     インドについて、主として文化面からトピックを取り上げ、その多面性を語った入門書である。

     『ラーマーヤナ』について考察する第1章から始まり、続く各章では、多言語国家インドにおける言語と民族の関係、カースト制度の具体的内実の解説、新聞の求婚広告から窺えるバラモン社会の流動化の様相が説明される。第5章からは、インダス文字とその解読作業について、寺院壁の刻文研究、インドとスリランカの仏教の歴史、デリー・スルタン朝とムスリムについて、それぞれ論じられる。
     第9章は、東西交流の海上ルートの中継地として発展した南インドについて、第10章はカレー、第11章は西洋画の衝撃への反応として共通の環境下にあっ

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    2020年12月27日
  • カラー版 インド・カレー紀行

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    専門家が、自分の学問とかその周辺のことについて、素人にわかりやすく語る、という私の好きなパターンの本。著者の専門は南アジア史だそうで、インドのカレーについて紹介しつつ、インド文化についてもわかりやすく語られている。平易な語り口だけど、深い専門性がにじんでいて読みごたえがあった。

    本書には「東アジアを飛び立った飛行機が、ミャンマーとインドとをへだてるアラカン山脈を越えれば、そこにはちがう世界が出現する」というくだりがある。著者は若い頃研究者として、奥さんと幼い子どもとともに数年間インドに滞在し、二人目の子どもはインド生まれだそうだ。異国の地、しかもインドという「ちがう世界」で、さぞいろいろな苦

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    2017年02月23日
  • カラー版 インド・カレー紀行

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    特に手食の考え方について、非常にすっきりとわかった。
    いやそれにしても、カレーが食べたくなるのである。

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    2014年12月09日
  • カラー版 インド・カレー紀行

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    今夏、スパイスカレーにハマってしまい、それで手に取ったカレー本の一つが本書です。とりあえず美味しいお店を食べ歩くだけですが、いずれ自宅で作ったり、インドなど現地のカレー料理も味わってみたいと思いました。後は一歩踏み出すだけです。

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    2014年11月16日
  • カラー版 インド・カレー紀行

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    インド料理の基礎知識はこれでばっちり!な本。
    インドを旅すればどこでもみかける(であろう)インド料理の基礎知識が写真&レシピ入りでばっちり紹介されています。
    スリランカ料理なんかもさりげなく入って来ますがそこは気にしないで。
    著者さんも奥さん共々実際にインドで生活されたことがある方で、旅行記とはまた違った形でインドの見聞を得ることができます。

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    2011年08月25日
  • カラー版 インド・カレー紀行

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    デリーでお世話になっているお寺のお坊様に借りた本。この本の写真を担当された方がきたということで。

    いつ、どこで、カレーができたのか、インド史研究家の作者が歴史、文化、綺麗な写真とともに記しています。

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    2011年02月28日