辛島昇のレビュー一覧

  • 生活の世界歴史〈10〉産業革命と民衆
    イギリスの産業革命について深く勉強したいと思い本書を手に取りました。これまでにアシュトンの「産業革命」などを読んではいましたが、本書は産業革命時代の人間像を可能な限り生々しく記述されていて、とても勉強になりました。文庫版で購入しましたが読み応えは十分です。産業革命によって人々の生活が劇的に変わりまし...続きを読む
  • インド史 南アジアの歴史と文化
    コンパクトなインド通史。過去に学んだ内容を思い出しながら読めた。

    中世インドの各国の外交・戦争の箇所は、もっと深く学んだ上で読まないと頭に入らないと思う(本が原因ではなく、勉強不足が原因)。
  • 生活の世界歴史〈10〉産業革命と民衆
    このシリーズも自分の専門だけあげますが、他のも面白そうでシリーズ買いしたのかな?中国史のとかも面白かったです。
  • インド文化入門
    放送大学の講座をテキスト化したものらしいので、一章ごとが簡潔にまとまっておりとても読みやすい。内容も歴史あり民族あり宗教ありカレーあり映画ありガンジーありで入門という名に相応しく、興味あるとこに関する本をもっと読みたいと思えた。
  • インド史 南アジアの歴史と文化
    本書は複雑なインドの歴史が、文庫本の少ないボリュームで簡潔にわかりやすくまとめまれています。主要な王朝と地方勢力の流れだけではなく、その背後にある文化の移り変わりを結びつけて解説してくれるので驚くほど理解しやすいです。

    しかし、それでもやはりインド史は捉えにくいです。ヴァルダナ朝まではまだ北インド...続きを読む
  • インド文化入門
    インドの多様なトピックが15章に分けて書かれていますが、どれも分かりやすくて面白いです。民族、カースト、宗教、結婚、歴史研究、カレー、芸術など、気になる話題が少し変わった視点から解説されるので引き込まれます。

    以下、個人的に気になったトピック。

    事前にラーマーヤナの再話本を読んで、地域や時代によ...続きを読む
  • インド文化入門
    放送大学のテキストをそのまま文庫化したそうだが、文章だけでも非常にわかりやすく読みやすい。放送大学は働いたり子育てしながらの学生さんが多いだろうし、うっかり放送を見そびれてもきちんと読めば判るような教科書を作るようにしているのだろう。

    南インドを中心にインドの文化について語られる。結婚相手を探す新...続きを読む
  • カラー版 インド・カレー紀行
    読み終わったらカレーが食べたくなって、次の日のランチはインドカレーにした。ベンガル地方のクラッシュ エッグのカレーが好きだな♪( ´▽`)
  • 生活の世界歴史〈2〉黄土を拓いた人びと
    読んでいる途中ですが、中国の(主に明代の?)生活文化や氏族文化がまとめられていて、資料としてとてもよかったです。
    ただ明中心という割りには、他の時代の話も同時に同じ章に出てくるのでちょっ読みにくいところはありました。

    新書よりはずっと内容が濃いと思います。
  • カラー版 インド・カレー紀行
    南インドに調査旅行に行くに際して読みました。

    さすが辛島先生。わかりやすく、面白くインドの食文化、民族、言語のことを描き出している。
  • カラー版 インド・カレー紀行
    この本は、まったく難しい本ではない。

    著者の体験と、各地方の“カレー”の特色、そして簡単なレシピが掲載されている。
    各地方の“カレー”は、同じ名前で括っていいのかと思うほど多様。材料も違えば、見た目も違う。
    そこに著者は、それぞれの特色がどうして生まれたのかを歴史的・地理的な背景を含めて説明してい...続きを読む
  • 生活の世界歴史〈3〉ポリスの市民生活
    島をぶらぶらしてる時に読んだ。めっちゃおもしろい。日常生活について書かれているから抵抗なく読めると思う。
  • インド文化入門
     まさしくインドを知るためのとっかかりとしては良い本だ。
     インドは海のシルクロードの中心に位置し世界から集まったスパイスがカレーとして南インドから北部に広まり、北からインドに入った遊牧であるアーリア民族が乳製品を持込んだそうだ。菓子やスナックの名称にその名残が残されており、辛いものはドラヴィダ語、...続きを読む
  • インド文化入門
     インドについて、主として文化面からトピックを取り上げ、その多面性を語った入門書である。

     『ラーマーヤナ』について考察する第1章から始まり、続く各章では、多言語国家インドにおける言語と民族の関係、カースト制度の具体的内実の解説、新聞の求婚広告から窺えるバラモン社会の流動化の様相が説明される。第5...続きを読む
  • カラー版 インド・カレー紀行
    専門家が、自分の学問とかその周辺のことについて、素人にわかりやすく語る、という私の好きなパターンの本。著者の専門は南アジア史だそうで、インドのカレーについて紹介しつつ、インド文化についてもわかりやすく語られている。平易な語り口だけど、深い専門性がにじんでいて読みごたえがあった。

    本書には「東アジア...続きを読む
  • カラー版 インド・カレー紀行
    特に手食の考え方について、非常にすっきりとわかった。
    いやそれにしても、カレーが食べたくなるのである。
  • カラー版 インド・カレー紀行
    今夏、スパイスカレーにハマってしまい、それで手に取ったカレー本の一つが本書です。とりあえず美味しいお店を食べ歩くだけですが、いずれ自宅で作ったり、インドなど現地のカレー料理も味わってみたいと思いました。後は一歩踏み出すだけです。
  • 生活の世界歴史〈6〉中世の森の中で
    専門の学者たちが共同執筆した中世ヨーロッパの概説本。諸侯、騎士、僧侶、農民、町人の身分の別なく、全体の風俗を広範囲に取り上げていて当時の空気を垣間見ることができる。ヨーロッパ史に興味のある方ならオススメ。
  • カラー版 インド・カレー紀行
    インド料理の基礎知識はこれでばっちり!な本。
    インドを旅すればどこでもみかける(であろう)インド料理の基礎知識が写真&レシピ入りでばっちり紹介されています。
    スリランカ料理なんかもさりげなく入って来ますがそこは気にしないで。
    著者さんも奥さん共々実際にインドで生活されたことがある方で、旅行記とはまた...続きを読む
  • カラー版 インド・カレー紀行
    デリーでお世話になっているお寺のお坊様に借りた本。この本の写真を担当された方がきたということで。

    いつ、どこで、カレーができたのか、インド史研究家の作者が歴史、文化、綺麗な写真とともに記しています。