作品一覧

  • 生活の世界歴史〈1〉古代オリエントの生活
    -
    1~10巻880円 (税込)
    灼熱の太陽と肥沃な粘土の地に地球最古の農民生活はいかに営まれたのか。パン食を始め、ビールを飲む古代人の心配事は、現代とほとんど変わらない。新しい史観にたって生活のディテールから意識までを描く。
  • 世界の歴史〈1〉人類の誕生
    4.0
    1~24巻880~990円 (税込)
    二本足で立った裸のサル! 人類誕生の秘密から社会を形成し、文明を築くにいたる足跡を、大胆な仮説と明晰な論理、そして独自の研究方法で解明してゆく。京都大学・今西グループが放った名著中の名著。
  • 宦官 改版 側近政治の構造
    3.5
    1巻924円 (税込)
    中国の歴史において宦官のはたした役割は実に大きい。清朝の歴史家は、各王朝ともその衰亡の原因が宦官にあったことを指摘する。過去四千年にわたる専制君主と表裏一体をなして生きながらえた宦官の研究は、単なる好奇心を越えて、中国史の重要な課題の一つである。宦官とはなにかから説きおこして、宦官のもっとも活躍した漢・唐・明代を中心に、それぞれの、時代を背景にした特色を指摘する。毎日出版文化賞受賞。

ユーザーレビュー

  • 宦官 改版 側近政治の構造

    Posted by ブクログ

    なぜ「宦官」という制度が作られたのか、またその歴史がわかってよかった。

    日本になぜ「宦官」という制度がもちこまれなかったのか、という点については、「あとがき」に筆者の短い考えとして書かれているが、それでもある程度、納得できた。

    古い本なので、少し時代を感じる部分(価値観?)もあるが、良書だと思う。

    0
    2013年11月21日
  • 宦官 改版 側近政治の構造

    Posted by ブクログ

    前半は宦官の概要、後半は漢・唐・明の歴史と宦官の関わりについて書かれている。流石に60年前の本だけあって現代と男女観などは違うが、全編を通して非常に分かりやすく面白かった。長年愛され続けている本は伊達じゃない。
    統一戦争で何十万という大量の殺人を行い、統一後には殆ど例外なく功臣や肉親を殺し、追放してきた歴代の中華皇帝。この非人間的な皇帝と本質的にウマが合うのが、同じく非人間的な存在である宦官という指摘にすごく納得。各王朝で偶に出現する英明な皇帝によって宦官の権力低下に成功するも、外戚など様々な要素が存在する王朝では宦官を活用せざるを得ない状況が発生する。どうすれば良かったのか?と考えながら読ん

    0
    2025年03月12日
  • 宦官 改版 側近政治の構造

    Posted by ブクログ

    宦官についてあまり注目したことはないが、中国の歴代王朝について考える上では重要な存在であると思った。
    ただ、あまりに古い本なのでそこは注意が必要だと思う。

    著者による、漢、唐、明の皇帝に対する評価が興味深かった。

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    2021年02月16日
  • 宦官 改版 側近政治の構造

    Posted by ブクログ

    第三の性と呼ばれる宦官。中国とトルコが有名だが、中国は特筆される。清王朝末期でも数百人はいたという。その異様な様子は、当時の西洋人が撮影した写真が扉絵に載せられており、図りしれる。額には細かな皺が刻まれ、顎は異様に細く、お婆さんのような顔立ちながらも、喉仏はある。声は嗄れた高音で聞くに耐えなかったという。それでも、歴史上には、権力を振るったものや、司馬遷のような歴史書を遺した人もいる。皇帝という神に近い存在には、人ではない別のもの(それが第三の性)が、近侍する考えになったようだ。

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    2013年09月07日
  • 宦官 改版 側近政治の構造

    Posted by ブクログ

     五十年前の著作を改版したもの。中国二千年の宦官の歴史。執筆された時代を反映してか,宦官に対する著者の嫌悪感がにじみでているのは仕方がないんだろうか。無学,がめつい,破廉恥,嫉妬深い,国を滅ぼす…彼らにつきまとう悪いイメージは歴史を記述する者によって不当に強化されてきた面もあるんじゃないかな。
     まあ漢,唐,明を中心に,宮廷に蠢く宦官たちの事績をまとめた内容は読み応えがある。自宮のやりかたも詳しくて,浅田次郎『蒼穹の昴』の当該場面はこの本に負うところが大とみた。政府公認の刀子匠が執刀し,切断した物を「宝」と呼んで後生大事に保管したとか。辛亥革命で消え去る運命を考えると虚しくも滑稽な何ともいえな

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    2013年02月19日

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