宦官 改版 側近政治の構造

宦官 改版 側近政治の構造

924円 (税込)

4pt

中国の歴史において宦官のはたした役割は実に大きい。清朝の歴史家は、各王朝ともその衰亡の原因が宦官にあったことを指摘する。過去四千年にわたる専制君主と表裏一体をなして生きながらえた宦官の研究は、単なる好奇心を越えて、中国史の重要な課題の一つである。宦官とはなにかから説きおこして、宦官のもっとも活躍した漢・唐・明代を中心に、それぞれの、時代を背景にした特色を指摘する。毎日出版文化賞受賞。

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宦官 改版 側近政治の構造 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なぜ「宦官」という制度が作られたのか、またその歴史がわかってよかった。

    日本になぜ「宦官」という制度がもちこまれなかったのか、という点については、「あとがき」に筆者の短い考えとして書かれているが、それでもある程度、納得できた。

    古い本なので、少し時代を感じる部分(価値観?)もあるが、良書だと思う

    0
    2013年11月21日

    Posted by ブクログ

    宦官についてあまり注目したことはないが、中国の歴代王朝について考える上では重要な存在であると思った。
    ただ、あまりに古い本なのでそこは注意が必要だと思う。

    著者による、漢、唐、明の皇帝に対する評価が興味深かった。

    0
    2021年02月16日

    Posted by ブクログ

    第三の性と呼ばれる宦官。中国とトルコが有名だが、中国は特筆される。清王朝末期でも数百人はいたという。その異様な様子は、当時の西洋人が撮影した写真が扉絵に載せられており、図りしれる。額には細かな皺が刻まれ、顎は異様に細く、お婆さんのような顔立ちながらも、喉仏はある。声は嗄れた高音で聞くに耐えなかったと

    0
    2013年09月07日

    Posted by ブクログ

     五十年前の著作を改版したもの。中国二千年の宦官の歴史。執筆された時代を反映してか,宦官に対する著者の嫌悪感がにじみでているのは仕方がないんだろうか。無学,がめつい,破廉恥,嫉妬深い,国を滅ぼす…彼らにつきまとう悪いイメージは歴史を記述する者によって不当に強化されてきた面もあるんじゃないかな。
     ま

    0
    2013年02月19日

    Posted by ブクログ

    中国史好きの年寄りの蘊蓄話を延々グダグダと聞かされているような本。宦官が中心に語られるのは精々が第一章くらいで、第二章から大きく逸脱し始め、第三章以降はもはや「10秒でわかる中国史」の雰囲気が濃くなり、皇帝を一人一人順繰りに紹介していると気づいた時には興味もほとんど冷めていた。
    近世史が専門の自分に

    0
    2024年04月11日

    Posted by ブクログ

    古い時代の著作なので時々ひっかかる表現はあるものの読みやすかった。
    中国にける宦官の成り立ちと役割の変遷、漢や唐でどのように歴史に絡んできたのか。
    司馬遷も宦官になっていたとは知らなかった。
    中国からいろいろな制度を参考に国造りをした日本だが、宦官が根付かなかったのも興味深い。

    0
    2021年11月27日

    Posted by ブクログ

    『蒼穹の昴』(浅田次郎/講談社文庫)と並行してちまちま読んでいたのが『宦官 側近政治の構造』(三田村泰助/中公新書)でした。『蒼穹の昴』には宦官が登場するからです。

    宦官とは、後宮に仕える去勢された男性のことです。現在はいません。
    大昔、貧しい家に生まれ、少しでも身を立てるために自宮(自らの意思

    0
    2019年07月06日

    Posted by ブクログ

     股間がモゾモゾする。根元から断つって(泣 現代のニューハーフって疑問もわくが妻帯者が大勢いたことをみるそうじゃないらしい。今よりも良い暮らしをするための手段であったり、異民族が暮らす国としての悲しい風習であったり・・・後半は流し読み

    0
    2016年01月15日

    Posted by ブクログ

    後半、具体例になるとだれてしまったのが残念だが、前半は面白かった。中国宦官のおこり、由来について。
    終章にあるように、皇帝の秘書、社長室等の見方は参考になった。中公新書の世界史シリーズ。要チェックである。

    0
    2015年07月28日

    Posted by ブクログ

    中国の歴史に度々悪役として登場する宦官について、宦官の始まりから、宦官が活躍した漢、唐、明の代表的な宦官について書いてあります。
    どうも著者の女性観とか書き方に違和感を感じると思ったら、50年前の著作でした。
    個人的に一番疑問だった「日本には何故宦官がいなかったのか」については最後の方に短く触れてあ

    0
    2013年11月16日

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