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Posted by ブクログ 2013年11月21日
なぜ「宦官」という制度が作られたのか、またその歴史がわかってよかった。
日本になぜ「宦官」という制度がもちこまれなかったのか、という点については、「あとがき」に筆者の短い考えとして書かれているが、それでもある程度、納得できた。
古い本なので、少し時代を感じる部分(価値観?)もあるが、良書だと思う...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月07日
第三の性と呼ばれる宦官。中国とトルコが有名だが、中国は特筆される。清王朝末期でも数百人はいたという。その異様な様子は、当時の西洋人が撮影した写真が扉絵に載せられており、図りしれる。額には細かな皺が刻まれ、顎は異様に細く、お婆さんのような顔立ちながらも、喉仏はある。声は嗄れた高音で聞くに耐えなかったと...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月19日
五十年前の著作を改版したもの。中国二千年の宦官の歴史。執筆された時代を反映してか,宦官に対する著者の嫌悪感がにじみでているのは仕方がないんだろうか。無学,がめつい,破廉恥,嫉妬深い,国を滅ぼす…彼らにつきまとう悪いイメージは歴史を記述する者によって不当に強化されてきた面もあるんじゃないかな。
ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月11日
中国史好きの年寄りの蘊蓄話を延々グダグダと聞かされているような本。宦官が中心に語られるのは精々が第一章くらいで、第二章から大きく逸脱し始め、第三章以降はもはや「10秒でわかる中国史」の雰囲気が濃くなり、皇帝を一人一人順繰りに紹介していると気づいた時には興味もほとんど冷めていた。
近世史が専門の自分に...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月06日
『蒼穹の昴』(浅田次郎/講談社文庫)と並行してちまちま読んでいたのが『宦官 側近政治の構造』(三田村泰助/中公新書)でした。『蒼穹の昴』には宦官が登場するからです。
宦官とは、後宮に仕える去勢された男性のことです。現在はいません。
大昔、貧しい家に生まれ、少しでも身を立てるために自宮(自らの意思...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月16日
中国の歴史に度々悪役として登場する宦官について、宦官の始まりから、宦官が活躍した漢、唐、明の代表的な宦官について書いてあります。
どうも著者の女性観とか書き方に違和感を感じると思ったら、50年前の著作でした。
個人的に一番疑問だった「日本には何故宦官がいなかったのか」については最後の方に短く触れてあ...続きを読む
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