作品一覧 2019/03/15更新 生活の世界歴史 試し読み フォロー 茶の世界史 改版 緑茶の文化と紅茶の社会 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 角山栄の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 茶の世界史 改版 緑茶の文化と紅茶の社会 角山栄 角山栄氏が1980年に刊行したものを2017年に改訂した作品。 今作では主に大航海時代からの世界史をtea(紅茶)とcha(緑茶)を通して眺めているものである。 中高の歴史の教科書出てくる内容とteaとchaは密接に関わってくると考えるとなかなか普段飲んでいる茶に対する見方が変わってきた。 個...続きを読む人的には本作と川北稔氏の『砂糖の世界史』をセットで読んでみるとさらに奥深いものになるのでオススメです!(読みやすいのは『砂糖の世界史』の方だと思うのでこっちから読むのがいいかも…) Posted by ブクログ 生活の世界歴史〈10〉産業革命と民衆 角山栄 / 村岡健次 / 川北稔 イギリスの産業革命について深く勉強したいと思い本書を手に取りました。これまでにアシュトンの「産業革命」などを読んではいましたが、本書は産業革命時代の人間像を可能な限り生々しく記述されていて、とても勉強になりました。文庫版で購入しましたが読み応えは十分です。産業革命によって人々の生活が劇的に変わりまし...続きを読むたが、当時の英国でもっとも重要だったのが社会的地位。上流、中流、下流(労働者層)という意識は産業革命時代に生まれたそうですが、本書を読むといかに多くの人々が自分自身の社会的地位をあげることに必死になっていたかわかります。21世紀の現在でも周りの人からどう見られているかを気にしながら生活している人が多いですから、人間は古今東西あまり変わっていないんだな、と苦笑しながら読みました。 本書でとてもよかったのは当時の絵画、版画をイラストとして多用していることです。文章を補完する意味でとても良かったです。また興味深かったのは当時英国に旅行に行ったドイツ人旅行者の日記のように「外国人から見た産業革命」がわかることです。イギリスの良いところ、悪いところが生々しく記述されていて、想像力をかきたてられました。産業革命を学ぶ人は本書は必須かと思いますし、学術研究ではなく教養として産業革命の勉強をしたいという人も十分楽しめます。 Posted by ブクログ 茶の世界史 改版 緑茶の文化と紅茶の社会 角山栄 世界には、お茶を指す言葉は二種類しかない、cha(チャ)とtea(ティー)。 日本を始め、世界各地に広がっていった茶に関する歴史が、詳細なデータとともに綴られている、貴重な一冊。 Posted by ブクログ 茶の世界史 改版 緑茶の文化と紅茶の社会 角山栄 「茶」という見方で地理や歴史を学ぶことができるので、とても面白かった。文章も難しくなく、グラフや絵が途中で入っているので、飽きずに読むことができた。よかったのは、ヨーロッパから見た「茶」と、日本から見た「茶」というのが、史実とともに丁寧に解説されていたことである。特に、イギリスがどうして今のような...続きを読む紅茶大国になったのかというのが、端的なアプローチではなく、水のことやオランダとの貿易のこと、航海のこと、貴族の文化に至るまで多岐にわたる見方で考えることができたので、とても勉強になった。 最後の章で、日本茶が世界に挑戦しようとしていたことを知った。そして、日本茶は、文化的アプローチではなく、世界の産業資本に組み込みこもうと日本が挑戦したことに驚いた。また、コーヒーとチョコレートという飲料についても興味が出てきたので、今度それについての本を読みたいと思う。 Posted by ブクログ 茶の世界史 改版 緑茶の文化と紅茶の社会 角山栄 Xの世界史と名付けられた本は名著が多いが、この本も茶という商品に注目することで、世界史の見方を変えてくれる良書。経済学部の教授がおススメしてくれていた理由がよくわかる。 Posted by ブクログ 角山栄のレビューをもっと見る