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カレーといえばインド.では,いつ,どこで,どうしてできたか,知っていますか.インドでは,どんなカレーを食べているのだろう.インド史研究の第一人者が,カレーライスの起源を探りながら,各地の特色あふれる料理を味わい,歴史と文化を語ります.バラエティにとむ料理の美しい写真に,本場カレーが食べたくなります.
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Posted by ブクログ
小学生のいじめみたいな事が国家的に行われてるって怖すぎるし、差別、偏見、いじめって本能なんだよね。こういう事は人間の本能のどこかにあるんだよ。いじめる方が悪いみたいな綺麗事では済まないよ。人間の理想とか綺麗事しか言わない左翼が大嫌い。 辛島/昇 1933年東京に生まれる。南アジア史を専攻し、東京大...続きを読む学・マドラス大学大学院に学ぶ。現在、東京大学・大正大学名誉教授。著書History and Society in South India(Oxford University Press)により日本学士院賞受賞。文化功労者 大村/次郷 1941年旧満州に生まれる。多摩芸術学園写真科・青山学院大学卒業。写真家。オリエント、インド、中国、トルコなどをフィールドにフォト・ルポルタージュ活動をおこなう 「 「アーユルヴェーダ」は、インドではヴェーダ学の一部として伝承され、紀元後の早い時期に『チャラカ・サンヒター』のようなすぐれた医学書を生みだしている。現在でも一〇〇を超えるカレッジで、伝統医学としての専門教育がほどこされ、とくにケーララではそれにもとづく治療や健康法がさかんである。スリランカでは、その専門医の数が西洋医学の専門医数より多いといわれているが、かつて世界初の女性首相シュリマオ・バンダーラナーヤカ女史が療養のため、ケーララに滞在したことがあった。インドやスリランカの食事をよりよく理解するためには、「アーユルヴェーダ」の知識もまた必要になってくる。」 —『カラー版 インド・カレー紀行 (岩波ジュニア新書)』辛島 昇著 「 くりかえして言えば、インド料理とは、あくまでも、スパイスとミルクを主要要素とした料理の総称なのであって、つい先ごろまでは、そのいろいろの料理が、地方やコミュニティ(宗教やカーストによって異なる集団)により自分たちの料理としてしか認知されてこなかった。それらがいま、インド全体で、インドの料理として認知され、食べられるようになってきたのである。この視点は、アパドゥライの論文の中にも見えるのだが、まさに、多様の中の統一であり、私はそこにこそ、このグローバリゼーションが進行するさなか、私たちがインドから学ぶべき叡智が存在するように思うのである。」 —『カラー版 インド・カレー紀行 (岩波ジュニア新書)』辛島 昇著
インド各地のカレーを中心とした料理から学ぶインド文化の多様性。カラー写真が嬉しい。レシピも掲載されているが、日本では手に入りづらそうな食材も多く、料理店で楽しみたい。 一言でインドといっても広い。
読み終わったらカレーが食べたくなって、次の日のランチはインドカレーにした。ベンガル地方のクラッシュ エッグのカレーが好きだな♪( ´▽`)
この本は、まったく難しい本ではない。 著者の体験と、各地方の“カレー”の特色、そして簡単なレシピが掲載されている。 各地方の“カレー”は、同じ名前で括っていいのかと思うほど多様。材料も違えば、見た目も違う。 そこに著者は、それぞれの特色がどうして生まれたのかを歴史的・地理的な背景を含めて説明してい...続きを読むる。ここがこの本の最大の魅力だと思う。 例えば、ヴィンダールーというワインビネガーをふんだんにつかった料理は、もとはポルトガル料理だとのこと。 その背景には、この料理が生まれたゴアという都市が長らく(1961年まで)ポルトガルの植民地だったことが大きく関係している。 その歴史が無ければ生まれ得なかった料理なのだ。 身近なものにも歴史はある。 カレーを通して、インドの地理と歴史を見ることで、「食」からみる歴史は意外に深かった。 勝った負けただけで描く歴史よりよっぽど面白い。
専門家が、自分の学問とかその周辺のことについて、素人にわかりやすく語る、という私の好きなパターンの本。著者の専門は南アジア史だそうで、インドのカレーについて紹介しつつ、インド文化についてもわかりやすく語られている。平易な語り口だけど、深い専門性がにじんでいて読みごたえがあった。 本書には「東アジア...続きを読むを飛び立った飛行機が、ミャンマーとインドとをへだてるアラカン山脈を越えれば、そこにはちがう世界が出現する」というくだりがある。著者は若い頃研究者として、奥さんと幼い子どもとともに数年間インドに滞在し、二人目の子どもはインド生まれだそうだ。異国の地、しかもインドという「ちがう世界」で、さぞいろいろな苦労があっただろうと思うが、ここでは現地の人に料理を教わったことなどがさりげなく綴られている。著書がたくさんあるようだが、そのあたりのことを書いたものがあるなら読みたいように思った。
特に手食の考え方について、非常にすっきりとわかった。 いやそれにしても、カレーが食べたくなるのである。
今夏、スパイスカレーにハマってしまい、それで手に取ったカレー本の一つが本書です。とりあえず美味しいお店を食べ歩くだけですが、いずれ自宅で作ったり、インドなど現地のカレー料理も味わってみたいと思いました。後は一歩踏み出すだけです。
インド料理の基礎知識はこれでばっちり!な本。 インドを旅すればどこでもみかける(であろう)インド料理の基礎知識が写真&レシピ入りでばっちり紹介されています。 スリランカ料理なんかもさりげなく入って来ますがそこは気にしないで。 著者さんも奥さん共々実際にインドで生活されたことがある方で、旅行記とはまた...続きを読む違った形でインドの見聞を得ることができます。
デリーでお世話になっているお寺のお坊様に借りた本。この本の写真を担当された方がきたということで。 いつ、どこで、カレーができたのか、インド史研究家の作者が歴史、文化、綺麗な写真とともに記しています。
南インドに調査旅行に行くに際して読みました。 さすが辛島先生。わかりやすく、面白くインドの食文化、民族、言語のことを描き出している。
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カラー版 インド・カレー紀行
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辛島昇
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