伊藤延司のレビュー一覧

  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

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    GHQ占領下で出版が許可されなかったと知り、何が書かれているのか興味を持って読んだ。
    子供の頃から、太平洋戦争は「日本だけが悪かった」という認識を漠然と持っていた。しかし本書は、日米双方の歴史や文化、国際情勢を比較しながら、戦争を単純な善悪では説明できないことを教えてくれる。
    著者のヘレン・ミアーズは日本を無条件に擁護しているわけではない。軍国主義や中国での行動には批判的である一方、当時のアメリカにも植民地主義や人種差別などの問題があったことを指摘し、勝者だけの歴史観に疑問を投げかけている。
    特に印象に残ったのは、日本人を戦時中の宣伝で描かれたような野蛮な民族ではなく、勤勉で誠実な国民として評価している点である。
    この本を読んで、歴史を一つの価値観だけで判断するのではなく、多面的に見ることの大切さを改めて感じた。戦後教育で身についた自分の歴史観を見直すきっかけとなり、多くの人に読んで頂きたい一冊である。

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    2026年06月16日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    「宿命の子」で知る。
    戦後、マッカーサーにより日本では発禁となったもの。
    これまでに教科書や各種のメディアから学んだ現代史の実態を最も理解させてくれる。
    この本を読むと、戦後70年談話の想いも伝わる気がする。
    歴史上、日本が侵略を犯したのは、豊臣秀吉と日中戦争のエスカレートの2回。日本人は決して好戦的ではなく、質素で無欲な国民性であること。それを一時期の一部の為政者により、いつまでも日本=侵略者とレッテルを貼られ、頭を下げ続けるようなことを将来世代に引き継がせてならない。真の独立国家として、自立して歩んでいこうと意思を示したかったのではないかと。
    いま、関税戦争が起こっている。80年前ならリアル戦争、いま、実力行使に出る国があるだろうか?一方、ウクライナでは大国のリアル侵略を受けている。軍隊を持つことは戦争ができる国になることだと主張する輩がいる。歴史を振り返ると、軍隊があっても戦争をしてきた国ではないし、戦争を呼び込んだのは、軍隊の存在ではなく、為政者の誤認である。特に、国民を代表する人たちには、自国を卑下し、貶めるような主張は止めてもらいたいと思うし、教育を見直してほしい。

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    2025年05月17日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    日本のペリー来航による1854年の開国から1945年の敗戦までを描く。
    日本は西洋のやり方を学んで西洋の仲間入りをした。そして先生に教えられたように「法的に正しく」朝鮮、満州を手に入れた。
    ただ一つ間違っていたのは先生に歯向かったこと。そこに正義も不正義もない。

    本書は1948年にアメリカ人女性によって書かれたものだが、「アメリカの鏡、日本」のタイトル通り、日本がやった事はアメリカや西洋がやってきたそのものなのに、アメリカが日本を懲罰して教育しようとしている矛盾を指摘している。
    マッカーサーによって日本では発刊禁止になった本だが、国際政治での正義や理想は強国の利益の為の欺瞞に過ぎないという、現在でも変わらない現実を見事に描いている。

    ウクライナ戦争で民主主義を守るという名目で金と武器を渡して専制主義国家ロシアと戦わせるアメリカの態度は、日中戦争で蒋介石中国を支援して軍国主義国家日本と戦わせたやり方と同じ。
    当時の日本は今のロシア以上に危険視されており、好戦的民族である日本が世界征服を企んでパールハーバーを攻撃したというのがアメリカでの報道のされ方であった。
    大国が正義を語る時は疑ってかかる方が良い。


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    2024年10月27日
  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

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    第一次大戦後、五大国の一つとして西洋諸国と同等の地位が与えられた日本。そして西洋諸国と同様に振る舞いアジア諸国に進出した日本。西洋諸国には認められ、日本には許せないれないのはなぜか。
    アメリカ人によって書かれたことに意味があるが、同時に日本人だけが読んでいても意味がない本。アメリカ人にこそ読んでほしいが、アメリカでは恐らくキワモノ扱いだろう。
    徹底的に破壊することが目的化した事実は、現在のイスラエルとパレスチナにも通じる。

    ・近代日本は西洋列強が作り出した鏡。近代日本の犯罪は、それを裁こうとしている連合国の犯罪である。
    ・日本にはすでに反撃能力も抗戦意思もほぼない状態であることは分かっていたが、世界で最も軍国主義的な国民、狂信的軍国主義者のレッテルのもと、二度と戦えない状態に破壊し尽くすために原発も含め徹底的に破壊。
    ・アメリカは、アメリカ圏において、いかなるときに権益の防衛を必要とするか、その場合いかなる防衛手段を発動させるか、を決定する権利を留保している。つまり、アメリカは国際的制約を受けない立場にいて、他国を国際的に制約したいと思っている。アメリカは判定するが、判定されたくないのだ。

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    2024年04月21日
  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

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    何故日本はパールハーバー攻撃と言う無謀な賭けに出たのか?歴史をしっかり伝えてくれている良書である。東アジア研究者であるヘレンミアーズが、第二次世界大戦後1948年に描き、あまりにも史実に忠実だったが故に発禁になり、アメリカでも不人気だったといういわくあり名著。
    本当の近代史を知りたい人にはおすすめです。
    現在の世界情勢を読み解く為にも、遠因が分かります。

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    2023年12月02日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    GHQ労働局の諮問機関である11人委員会の一人である著者が、日本に対する占領政策について論じた一冊。
    米国で出版されたのは1948年だけれど、当時はマッカーサーが邦訳を許さなかった。
    「私たちは自分たちの行為なら犯罪と思わないことで日本を有罪にしている。これは正義ではない。明らかにリンチだ」とのように連合国を断罪しているためか。
    著者はこの当時既に真珠湾攻撃は奇襲ではなく、当然の帰結であったとして見做している。
    満州占領は日本にとって国家経営の先生であった英国が従来して来たことを、法に基づいて行ったに過ぎず、もし白人国家が同じことをしたならばリットン調査団の報告書は違ったものになっただろうという。
    更に日本は満州における列強の不平等条約をなくそうとしたが、これは当該地に権益を持っていた連合国にはできない所業でもあった。またアジア解放の盟主になり得る日本は、植民地を失う国々にとり決して許せる存在ではなかった。
    それ故に日本について、世界で最も軍国主義的であり世界征服を企てているとのレッテルを貼って究極の悪として位置付けた。そうした事情の上で日本を再教育する資格がGHQにあるかを問い掛けている。私はないと思う。
    戦史研究が進んだ現在でもこういった言説がアメリカ側から出されたら驚くと思う。それなのに、この本が戦後すぐに書かれていたというのがもっとびっくり。
    日本人はもちろん、アメリカをはじめとする連合国側の人たちに読んでもらいたい本。
    抜粋の感想しか書けなかったけれど、内容はもっとすごいので。よくまあこれだけ言えるなぁ、と。近代戦争史の教科書にしてもいいくらい。
    アメリカは日本を罰するけれど、鏡に映った自身の姿は日本と同じものなのではないか。
    そういった意味が題名に込められていそう。

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    2020年10月13日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    米国人の日本研究者が、占領の始まる時点で、日本が鎖国終了以来国際関係の中に置かれた経緯を、列強との関係を中心に大局的に見通している。

    日米戦争を中立の視点から描かれると、まったくそうであったに違いないと思う。最初から戦争になっていない。

    日本人がそう見ないよう、占領軍が施した洗脳は、今もって有効であると感じる。

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    2018年12月03日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    パールハーバーはアメリカ合衆国の征服を企んで仕掛けられた一方的な攻撃であるというが、この論理では日本を公正に罰することはできない。なぜなら私たちの公式記録が、パールハーバーはアメリカが日本に仕掛けた経済戦争への反撃だったという事実を明らかにしているからだ。パールハーバーは青天の霹靂ではなく、然るべき原因があって起きたのだ。原因は、1941年7月25日にアメリカ、イギリス、オランダが打ちだした「凍結」令である。三国は自国領内にある日本の全資産を凍結し、貿易、金融関係をすべて断絶した。

    こんな文章が載る本書が書かれたのは、第二次大戦が終わった3年後の1948年。そして、書いた人物は、アメリカの白人の研究者。この事実に覚える衝撃は決して小さくない。
    著者は、1920年代に日本や中国を訪れて東洋学を研究し、大戦中は米国の大学で日本社会などについて講義をしていた人物。大戦直後の1946年にはGHQの諮問機関の一員として再来日を果たし、労働基準法の策定に携わる中、本書を著した。著者が拠って立つ基本的なスタンスは、「侵略行為」と見なされた日本の行動は、欧米列強がそれ以前にさんざん行ってきた植民地拡大政策と同質のものである、というものだ。だから、本書のタイトルも「鏡」なのである。本書の魅力は、単なる日本びいきに全くなっていない、というところにある。アメリカの日本に対する行為の中に見える自己欺瞞を、まるで第三国の視点であるかの如く客観的に論じている。そのロジックの組み立ては極めて冷静で、時の元帥マッカーサーが本書の邦訳を禁じたほど、”公正”に徹している。
    戦争というものは起きるものではなく、起こされるものだということも、本書は示唆する。戦前の日本がアジアに進出した行為は、軍事的要素より、政治・経済的要素が強かった。しかし、アメリカはその事実を覆い隠し、『日本人は好戦的でファナティックな軍国主義者である』と徹底したプロパガンダを行った、と指摘する。悲しいかな、こうした強者のロジックで戦争が起こされることを示す事例は、第二次大戦が最後ではなく、ごく最近も起きていることに気づかざるを得ない。

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    2018年11月18日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    この本が終戦から間もない1948年に出版されていることは驚きだ。ペリーが来航して開国以来、日本は欧米、特にアメリカの背中を追いかけて近代化を成し遂げてきた。しかし何処で間違えたのか、やがて欧米と敵対し太平洋戦争へと突入していく。その日本の姿をアメリカを写す鏡であり、欧米がアジアで拡大させた植民地支配とパワーポリティックスの結果であると著者は看破する。戦勝国に「正義」がなかったのであれば、正義はどこにあるべきであったのか。北朝鮮の核をめぐる問題の行方が見えない東北アジアの行く末を考える上でも、考えるべき課題である。

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    2018年08月27日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    歴史の評価には慎重でなければならない。日本が無謀な戦争に踏み込んだのは確かではあるが、あらゆる面からみて悪であったのか?アメリカはあらゆる面で正しかったのか?そして、そこから我々がくみ取るべきものは何か?戦前の日本には受け継ぐべきものは何もないのか?改めて考え直す必要があるだろう。

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    2017年05月07日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    きっとたまに読み返すだろうな。
    敗戦国日本は口をつぐむしかないし、日本人は後から何か言うことを言い訳と考えるから。。。
    公平なアメリカ人がいたんですね。

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    2016年12月13日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    著者のヘレンミアーズと言う人は何と聡明な人だろう。アメリカ人にしてここまで正確、かつ客観的に近現代日本史を理解し、極めて高いバランス感覚を持っている。稀有の存在だと思う。
    題名にある『鏡』の意味は訳者あとがきに書かれてある通りだが、もう一つの意味を読み取ることもできる。つまり戦前の日本為政者の考え方は、当の日本人にはそれぞれの主義・思想のフィルターがかかって却って真実が見えにくいものだが、客観的視点を持つ外国人研究者の目に反映させることによって、当時の国際情勢を踏まえた正確な、色のつかない事実を見ることが可能になる。『鏡』がなければ自分の正確な姿は決して見えないのだ。
    この本は全ての日本人必読の書であるが、何とも皮肉なことは、この手の本を読もうとする人は読む必要のない人たちであり、本当に読むべき人は決して手に取ることがないことである。誰かマンガかドラマにでもしてくれないだろうか。

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    2016年09月01日
  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

    購入済み

    う〜ん・・・

    凄い本を読んでしまった・・・

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    2015年02月20日
  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

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    日本専門家でありGHQの一員でもあった著者が、日本が敗戦に至るまでの国際関係を客観的に振り返り、母国アメリカを痛烈に批判した書。1948年に出版、日本語訳は当時マッカーサーにより発禁処分。60年以上経った今、新書で簡単に手に取れることがすばらしい。太平洋戦争についての本は何冊か読んだが、どれも人物の行動や思想を中心とした解説が多く疑問が残った。この本はその点、当時の国際経済の解説が豊富でとても分かりやすい。日本人であれば一度は目を通すべき。

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    2013年08月22日
  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

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    [ 内容 ]
    何が日本を勝てない戦争に追い込んだのか?
    日米関係の原点を知るための歴史に封印された知られざる真実。

    [ 目次 ]
    第1章 懲罰と拘束
    第2章 世界的脅威の正体
    第3章 改革と再教育
    第4章 最初の教科「合法的に行動すること」
    第5章 鵞鳥のソース
    第6章 第五の自由
    第7章 誰のための共栄圏か
    第8章 教育者たちの資質
    付録

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    [ 参考となる書評 ]

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    2011年05月24日
  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

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    日本の第二次世界大戦の敗戦は何だったのか、いや、敗戦後におこったことは何だったのかを考える上での好著。アメリカ人でありながら、アメリカの占領政策について批判的な視点を保っている。日本人が集団洗脳にかかっていく過程が垣間見える。この本は藤岡信勝が新自由主義史観を唱える時に、自らの正当性を主張するために使用した本の一つである。私は藤岡理論には大反対なのであるが、ただ、この本で書いてあることにはかなり共感した。だからといって、藤岡理論を肯定する気にはとてもなれなかったが。

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    2010年01月15日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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     すごい本であった。この文庫としては平成28年に初版が発行されたのが、令和7年12月に36回重版が重ねられているのであるからすごい本なのだ。
     そもそもこの本の著者ヘレン・ミアーズがこの本をアメリカで出版したのは1948年(昭和23年)なのだ。この本の日本語訳を出版しようとGHQにその翻訳許可を願い出たところマッカーサーは、「占領が終わらなければ、日本人はこの本を日本語で読むことはできない」として翻訳出版を不許可にしたのだ。
     占領が終了した翌年の昭和28年に「アメリカの反省」として翻訳者原百代氏により出版されたのだが、当時の日本人にこの本は注目されず、この本の訳者である伊藤延司氏は、すでに翻訳されていることを知らずに新たに翻訳して平成7年に「アメリカの鏡・日本」という題名で出版したのである。
     著者のヘレン・ミラー氏は二・二六事件が起きる前年の1年間日本に滞在して日本に興味を持ったジャーナリストで、日本がなぜ中国と戦争をしながら国力が10倍以上のアメリカとも戦争したのか?既に1944年には日本の軍事力は壊滅的な状態であったにもかかわらず、降伏できなかったのか?既に明らかに勝利しているにもかかわらずアメリカは60を超える日本の都市に絨毯爆撃を実施し、虐殺を繰り返したのか。7月27日のポツダム宣言からわずか11日間後の8月6日に広島に原爆を投下したのか?
     戦慄の内容が書いてあります。
     日本人は戦争を好む民族で天皇陛下を頂点にして世界征服を企んでいるのだというプロパガンダに乗せられたアメリカ国民と、実際には惨めな敗戦を続けていたにもかかわらず知らされていなかった日本国民が憎しみあっていた。そして必要のない殺戮行為が国益という名のもとに行われるのです。
     今でも非人道的な殺戮行為が行われてているのだから歴史は何度も繰り返されるのだと思いました。

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    2026年03月29日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    勉強になりました。ありがとうございます。

    ■ 私のポイント
    ・欧米による日本近代化
    ・その後日本は欧米を模倣し海外展開。やってることは欧米と同じ
    ・しかし欧米からダメを出される。大東亜戦争で
    ・同じことをやってた日本に対し占領政策するという矛盾
    ・各国は国益のために手を変え品を変え他国と組む、別れる、体裁を整える(法的擬制(辻褄合わせ))
    ・プロパガンダによる国内機運作成、受けた側は実態を知らずに判断、行動

    ■ アクション
    ・言ってることを頭から信じない、行動を見る
    ・歴史や政治に疑問を持ち学び続ける

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    2026年02月18日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    ネタバレ

     再読してみたヘレン・ミアーズの著作であるが、またしても読後に、言いようのないどんよりとした重たい気持ちになった。

     ミアーズの主張は、ごくごく単純化して言えば、第二次世界大戦で暴走した日本は西欧列強の姿そのままであるという事だと思う。それは題名である”Mirror for Americans : Japan”に最もよくあらわれている。

     さて、全編を通じて語られるのは日本であり、中心は満州事変前後から第二次世界大戦終戦までの日本の国際政治における振る舞いと西欧列強の反応である。日本は厳しい先輩であった西欧列強のやり方を忠実に学んだ結果を展開した。端的に言えば法的擬制を駆使した後進国の植民地化ないしは搾取、である。ただし、この国際ゲームは暗黙のルールがもう一つある。それは欧米列強に歯向かわない限りというものだ。また支配的人種の存在が厳然としてあったことに日本は気づくべきであった。

     日本は欧米列強に肩を並べたと勘違いし、彼らから日本がどう見えたかについては意識が薄かったのかもしれない。

     また、日本を叩くにあたり展開された米国での情報操作についてもすさまじいものがある。曰く、日本とは1,000年以上に渡り内戦を繰り返した国であるとか、本性的に野蛮である等のプロパガンダにより世論を感情的に動かし、日本への戦争を正当化した。
    [「東京レコード」の鳥シャス記者は、日本の歴史的拡張主義を立証するために、日本列島が神々に征服された「神話」と朝鮮を征服した「伝説」を歴史に書き入れている。つまり、架空の出来事を現実のモノにして、それを証拠と呼ぶのである。(位置2292)]
     哀しいかな、これは一部の日本軍の悪行とも相俟って、すでに”事実”と化した感がある。今更何をしても変わらないかもしれない。嘘も方便ということわざは、恐ろしい事実を物語っている。

     これ以外にも、本書ではとりわけ米国の自己矛盾をいちいち指摘しつつ、欧米列強が行ってきた国際政治や日本占領等々が公正であったかと筆者自身が米国へ問いかけるものである。具体的には、原爆投下の是非(ひいては一般市民殺戮の是非)、軍事裁判の是非、アジア諸国の気持ち、抑圧的懲罰的占領の是非、文化的独自性無視の是非等々である。
     自己をも騙しつつかつ正当化しつつ自国に有利な方向への流れを作るもの、得てして政治とはそのようなものかもしれない。

    ・・・

     改めて述べると、読むたびに気持ちが重たくなる。
     日本はムラ社会だとか忖度が必要だとかいうが、実は国際社会こそがこうした注意が必要なのだと思う。ゆえに、本書を読んで、我が意を得たりとただ快哉をあげるだけでは足りない。国際政治の現実を理解するべきであろう。

     本書は、日本および世界の歴史の理解を一段と深める良書であるとともに、国際政治や社会心理等についての洞察にもついても優れていると言いえると思う。

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    2021年06月19日
  • アメリカの鏡・日本 完全版

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    まだ読み途中。ユーモアを交え、淡々と状況を描写。なぜこれがマッカーサーから発禁処分を受けたのか不思議…あまりに素直に記述しているため都合が悪かったのか⁇
    英文でも読みたい。

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    2020年08月24日