伊藤延司のレビュー一覧

  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

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    1948年に、東洋学を研究したアメリカ人女性の手によって、「日本はこういう考えの元に戦争へと突入したのだろう」と解き明かされた原著を、翻訳した本。

    それにしても「アメリカの鏡・日本」というタイトルが秀逸である。このタイトルの意味が分かれば、本書の内容は8割以上読めたも同然である。

    このタイトルが言わんとしているのは、つまり
    「欧米諸国が批判している日本の行動は、まさに日本が欧米の“行動”(口先だけの理念でなく)から学んだことだよ。日本という鏡に映った姿が、私達アメリカの姿なんだよね」ということなのである。

    このように、自国の耳に痛い、他国のものの見方を解き明かせる人がいるというのが、アメ

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    2017年05月14日
  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

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    世界中の誰もが納得のいく歴史の教科書を書くというのは、そもそも無理だと思う。勝てば官軍というメリットは間違いなくあるし、虐げられた事実を強く訴えれば他国を悪者に出来るメリットも間違いなくある。

    この点で日本は、本当に外交が下手だと思う。目からウロコが落ちた本。

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    2016年02月21日
  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

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    原著の古さをあまり感じさせない内容。
    翻訳でも皮肉が伝わってくるので、原文を読めたらきっと面白いんだろうなぁ。

    別に「日本は悪くないよ!」という日本擁護本ではありません。さして高くない新書なので、気軽にでも手に取ってみると良いと思います。

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    2010年03月26日
  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

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    戦後すぐにアメリカ人によって書かれた。当初は日本人が読むことはできなかった。中立な立場で語られているが、当時も今もアメリカ人にとってはNGな内容なのだろう。

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    2019年08月12日
  • 抄訳版 アメリカの鏡・日本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     近頃書店で目につく、日本礼賛の書かと思ったがそうではないようで。筆者は太平洋戦争前に日本と中国に渡ったアジア研究家で、GHQによる日本の占領政策にも関わり、深い知識をもった女性である。

     本書を通じて報告されているのは、驚くべき日本軍の欠点と、あり得ないほどに日本軍の力量を過大評価したアメリカ軍の失敗である。

     資源を海外に頼むしかない日本の事情を知りながら、石油や鉄鋼を禁輸とし、戦争へと追い込んだアメリカの思惑。

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    2014年08月30日