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Posted by ブクログ
第一次大戦後、五大国の一つとして西洋諸国と同等の地位が与えられた日本。そして西洋諸国と同様に振る舞いアジア諸国に進出した日本。西洋諸国には認められ、日本には許せないれないのはなぜか。
アメリカ人によって書かれたことに意味があるが、同時に日本人だけが読んでいても意味がない本。アメリカ人にこそ読んでほしいが、アメリカでは恐らくキワモノ扱いだろう。
徹底的に破壊することが目的化した事実は、現在のイスラエルとパレスチナにも通じる。
・近代日本は西洋列強が作り出した鏡。近代日本の犯罪は、それを裁こうとしている連合国の犯罪である。
・日本にはすでに反撃能力も抗戦意思もほぼない状態であることは分かっていたが、世界で最も軍国主義的な国民、狂信的軍国主義者のレッテルのもと、二度と戦えない状態に破壊し尽くすために原発も含め徹底的に破壊。
・アメリカは、アメリカ圏において、いかなるときに権益の防衛を必要とするか、その場合いかなる防衛手段を発動させるか、を決定する権利を留保している。つまり、アメリカは国際的制約を受けない立場にいて、他国を国際的に制約したいと思っている。アメリカは判定するが、判定されたくないのだ。
Posted by ブクログ
GHQ占領下で出版が許可されなかったと知り、何が書かれているのか興味を持って読んだ。
子供の頃から、太平洋戦争は「日本だけが悪かった」という認識を漠然と持っていた。しかし本書は、日米双方の歴史や文化、国際情勢を比較しながら、戦争を単純な善悪では説明できないことを教えてくれる。
著者のヘレン・ミアーズは日本を無条件に擁護しているわけではない。軍国主義や中国での行動には批判的である一方、当時のアメリカにも植民地主義や人種差別などの問題があったことを指摘し、勝者だけの歴史観に疑問を投げかけている。
特に印象に残ったのは、日本人を戦時中の宣伝で描かれたような野蛮な民族ではなく、勤勉で誠実な国民として評価している点である。
この本を読んで、歴史を一つの価値観だけで判断するのではなく、多面的に見ることの大切さを改めて感じた。戦後教育で身についた自分の歴史観を見直すきっかけとなり、多くの人に読んで頂きたい一冊である。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
何が日本を勝てない戦争に追い込んだのか?
日米関係の原点を知るための歴史に封印された知られざる真実。
[ 目次 ]
第1章 懲罰と拘束
第2章 世界的脅威の正体
第3章 改革と再教育
第4章 最初の教科「合法的に行動すること」
第5章 鵞鳥のソース
第6章 第五の自由
第7章 誰のための共栄圏か
第8章 教育者たちの資質
付録
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
1948年に、東洋学を研究したアメリカ人女性の手によって、「日本はこういう考えの元に戦争へと突入したのだろう」と解き明かされた原著を、翻訳した本。
それにしても「アメリカの鏡・日本」というタイトルが秀逸である。このタイトルの意味が分かれば、本書の内容は8割以上読めたも同然である。
このタイトルが言わんとしているのは、つまり
「欧米諸国が批判している日本の行動は、まさに日本が欧米の“行動”(口先だけの理念でなく)から学んだことだよ。日本という鏡に映った姿が、私達アメリカの姿なんだよね」ということなのである。
このように、自国の耳に痛い、他国のものの見方を解き明かせる人がいるというのが、アメリカの強みなのだろうと感じた(翻訳者の前書きを見るに、流石にアメリカに手厳しすぎて、アメリカ内での受け入れはよくなかったようだが)。
同時に、現在、私達がある意味強国として見ている考え方と全く違う見方や考えを、国際社会から非難されている当事国は持っているんだろうなとも思った。
このように、立場が違うとガラッと見え方が変わるというのを知るには、本書は最適であると思う。
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小説・文芸