アメリカの鏡・日本 完全版

アメリカの鏡・日本 完全版

GHQ労働諮問委員会の一員として来日したミアーズ。中立な立場で日本を研究してきた彼女にとって、「軍事大国日本」は西欧列強が自ら作り上げた誇張であった。ペリーによる開国を境に平和主義であった日本がどう変化し、戦争への道を突き進んだのか。日本を西欧文明の鏡と捉え、満州事変を軸に中国・韓国との関係を分析しながら、アメリカが変えんとするその未来に警笛を鳴らす。マッカーサーが邦訳を禁じた日本論の名著。

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アメリカの鏡・日本 完全版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「宿命の子」で知る。
    戦後、マッカーサーにより日本では発禁となったもの。
    これまでに教科書や各種のメディアから学んだ現代史の実態を最も理解させてくれる。
    この本を読むと、戦後70年談話の想いも伝わる気がする。
    歴史上、日本が侵略を犯したのは、豊臣秀吉と日中戦争のエスカレートの2回。日本人は決して好戦

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    日本のペリー来航による1854年の開国から1945年の敗戦までを描く。
    日本は西洋のやり方を学んで西洋の仲間入りをした。そして先生に教えられたように「法的に正しく」朝鮮、満州を手に入れた。
    ただ一つ間違っていたのは先生に歯向かったこと。そこに正義も不正義もない。

    本書は1948年にアメリカ人女性に

    0
    2024年10月27日

    Posted by ブクログ

    GHQ労働局の諮問機関である11人委員会の一人である著者が、日本に対する占領政策について論じた一冊。
    米国で出版されたのは1948年だけれど、当時はマッカーサーが邦訳を許さなかった。
    「私たちは自分たちの行為なら犯罪と思わないことで日本を有罪にしている。これは正義ではない。明らかにリンチだ」とのよう

    0
    2020年10月13日

    Posted by ブクログ

    米国人の日本研究者が、占領の始まる時点で、日本が鎖国終了以来国際関係の中に置かれた経緯を、列強との関係を中心に大局的に見通している。

    日米戦争を中立の視点から描かれると、まったくそうであったに違いないと思う。最初から戦争になっていない。

    日本人がそう見ないよう、占領軍が施した洗脳は、今もって有効

    0
    2018年12月03日

    Posted by ブクログ

    パールハーバーはアメリカ合衆国の征服を企んで仕掛けられた一方的な攻撃であるというが、この論理では日本を公正に罰することはできない。なぜなら私たちの公式記録が、パールハーバーはアメリカが日本に仕掛けた経済戦争への反撃だったという事実を明らかにしているからだ。パールハーバーは青天の霹靂ではなく、然るべき

    0
    2018年11月18日

    Posted by ブクログ

    この本が終戦から間もない1948年に出版されていることは驚きだ。ペリーが来航して開国以来、日本は欧米、特にアメリカの背中を追いかけて近代化を成し遂げてきた。しかし何処で間違えたのか、やがて欧米と敵対し太平洋戦争へと突入していく。その日本の姿をアメリカを写す鏡であり、欧米がアジアで拡大させた植民地支配

    0
    2018年08月27日

    Posted by ブクログ

    歴史の評価には慎重でなければならない。日本が無謀な戦争に踏み込んだのは確かではあるが、あらゆる面からみて悪であったのか?アメリカはあらゆる面で正しかったのか?そして、そこから我々がくみ取るべきものは何か?戦前の日本には受け継ぐべきものは何もないのか?改めて考え直す必要があるだろう。

    0
    2017年05月07日

    Posted by ブクログ

    きっとたまに読み返すだろうな。
    敗戦国日本は口をつぐむしかないし、日本人は後から何か言うことを言い訳と考えるから。。。
    公平なアメリカ人がいたんですね。

    0
    2016年12月13日

    Posted by ブクログ

    著者のヘレンミアーズと言う人は何と聡明な人だろう。アメリカ人にしてここまで正確、かつ客観的に近現代日本史を理解し、極めて高いバランス感覚を持っている。稀有の存在だと思う。
    題名にある『鏡』の意味は訳者あとがきに書かれてある通りだが、もう一つの意味を読み取ることもできる。つまり戦前の日本為政者の考え方

    0
    2016年09月01日

    Posted by ブクログ

    まだ読み途中。ユーモアを交え、淡々と状況を描写。なぜこれがマッカーサーから発禁処分を受けたのか不思議…あまりに素直に記述しているため都合が悪かったのか⁇
    英文でも読みたい。

    0
    2020年08月24日

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