茂木秀昭のレビュー一覧
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物事を論理的に考えるには、まず現在自分が持っている情報で判断出来るに、たるかを考え不足していたら追加の情報を探す必要があります。
日々、様々な本を読む習慣をつけるようになってこの情報を得ることには、慣れてきました。このお陰が興味があることが増えすぎて積読が増加して、本が読めないのが悩みです。
話を戻します。
この本は、学校では教えてくれない情報の調べ方について、調べる過程、その注意点を丁寧にされ、見開き2ページで分かりやすくまとめられています。
本を読むのが苦手な子でも右ページを読むだけでも十分理解出来る作りです。
学校のテストには、答えがありますが、仕事をしていると答えのないものば -
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【新卒研修で扱って欲しい内容!】
社会人4年目です。
調べ方を改めて勉強しなおしたいと考え読みました。特に下記が気に入りました。
- 「答えのない問い」へ答えを出すために調べる力が必要
- 本とネットの使い分け
社会人になってから、自分の欲しい確実な情報を、限られた時間の中で得られるようにしなければならない場面が本当に増えました。
また答えのない問い、やったことないことに手をつけることもしょっちゅうです。
そこで調べ学習が役に立つことを、この本は改めて教えてくれました。
自分がどれだけそれについて知っているかによって大きくアウトプットが変わるはずです。
その為の知識をどう得ていくの -
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ディベートについて、本来の定義から方法論と実践例、活用方法まで網羅した内容となっている
第1章 思考・表現技術としてのディベート
第2章 調査技術としてのディベート
第3章 コミュニケーション技術としてのディベート
第4章 問題解決技術としてのディベート
第5章 ディベートを社会に活かす
「ディベート」について、日本人の多くが「理屈で相手を論破する言い争いの技術」「サギをカラスと言いくるめる技術」というイメージを抱いているがそれは間違いだという
討論の勝ち負けが強調されがちではあるが、本質的には「論理的に思考し表現する技術」がディベート
「朝まで生テレビ」はディベートではないと断言する -
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一般的に思われている、やんややんやと言い争うイメージを払拭し、きちんとしたディベートの原理を解説してくれる本書。ディベートは単にルールもなくただ言い争うだけでなく、しっかりとルールを決め、論証や反駁、事前準備などの手続きをした上で「お互いに発言をしていく」というものがディベートなのだと、しきりに本書では強調されています。
特に、「朝まで生テレビ」はディベートではないと言いきり、明確なルールに基づく論理的思考、及びそのプロセスの記述は、特に面白く読ませていただきました。
読後、「聴くことの大事さ」がなんとなく気構えとして身についたような感じがします。相手の発言を止めてでも自分が発言するのでは -
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こどもでも身に付けておきたい問題解決の技法が紹介されています。問題解決とは何ぞや?という大人も読んでみるとよいのではないでしょうか。
問題解決は結局のところ面倒くさいものです、フレームワークを使うことで多少体系立てて処理できるとはいえ、結局のところは、しんどい思いをしながら泥臭く一つ一つ検討していくしかないです。(多分)
現代ではそれっぽい回答はAIがすぐに出してくれますが、それが使え無さそうな時に効いてくるのは、この面倒くさい問題解決の試みを継続出来るかどうか、そこに楽しみを見いだせるかどうかってことなんじゃないかと思ったりしています。 -
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小学3年~6年が対象のようですが、高度な内容が含まれています。
「フレームワーク」は、仕事のプロセスとして経験し効果を実感している社会人の方も多いでしょう。
このような小学生向けの本に、PDCA(計画・実行・評価・改善)とかWHYツリー(なぜなぜ分析)が出てくるとは思いませんでした。
これらは、やってる感は出せますが、具体的に有益に実践するには習慣化が必要です。うまくできなくても、知っておくことはいいことです。
小学生向けなのに、小さい頃によく思っていた「なんで?」をもっと大事にしよう。とありました。
大人になるほど、「なんで?」が脳裏をかすめても「どうでもいいか」と放置しがちなので身に染み -
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V章 日常で鍛えるロジカル・シンキング
1 文章を読んで論理力を鍛える
(1)何を知るために読むのか問題意識を持つ
(2)書かれている内容について仮説を立て、それを検証する 例:欧州大陸と英国ではユーロの恩恵は違ってくるのでは?
(3)使われている言葉の意味(定義)を考える
(4)常に「なぜ?」を考える
(5)賛否両論を踏まえて判断を下す
2 社会問題から論題を設定してみる
(1)なぜそのテーマが重要なのか?
(2)個人の意見、組織としての意見の主張内容と根拠の検証 例:「歴史的なドル安」→過去のドルの動きはどうであったか?
(3)問題の歴史的な背景や深い分析を読み取る
相手の立場に立 -
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ロジカルに考え、相手に自分の考えを分かりやすく伝える技術は社会人に必須なものだし、訓練次第で誰でも身につけることができる。この本はそういう前提にたっている。この本を通じて「ロジカル・シンキングとはなにか」を大筋で把握できる。
個人的に重要だと思ったのは、データ・論拠・主張の「三角ロジック」で相手を説得するというもの。具体的な数字などを用いて相手に分かりやすく主張しなければ望んだ結果は得られない。
ロジカルはメチャクチャ大事だとは思うけど、やっぱり情熱=パッションも大事じゃないかと思う。ロジカル、ロジカル、ロジカル、パッション!ロジカルの4分の1ぐらいパッションが入っていて欲しい。