水谷千秋のレビュー一覧

  • 謎の大王 継体天皇

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    武烈天皇が跡継ぎを残さずに死んだあと、畿内を遠く離れた近江・越前を拠点とし、「応神天皇五世の孫」と称する人物が即位した。
    継体天皇である。
    この天皇にまつわるさまざまな謎―血統・即位の事情、蘇我・物部・葛城などの大氏族との関係、治世中に起きた「筑紫君磐井の乱」との関わり、「百済本記」に記録された奇怪な崩御のありさまなどを徹底的に追究し、さらに中世の皇位継承にその存在があたえた影響までをも考察した、歴史ファン必読の傑作。

    [ 目次 ]
    第1章 継体新王朝説
    第2章 継体出現前史―雄略天皇、飯豊女王の時代
    第3章 継体天皇と王位継承
    第4章 継体天皇の即位と大和定着
    第5章 磐井の

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    2011年04月17日
  • 教養の人類史 ヒトは何を考えてきたか?

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    サピエンス全史をさらに読みやすくしたような内容。
    他の方も言及されている通り読書についての入り口としては最適と思います。

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    2025年05月23日
  • 女たちの壬申の乱

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     天智と大海人皇子の最後の会話のところは、詳しくてよくわかった。
    昔の文献の引用からの説明があるのは難しかった。
    歴史を研究し論ずる過程がよくわかった。

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    2024年07月26日
  • 教養の人類史 ヒトは何を考えてきたか?

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    古代日本史の研究者による、短期大学における一般教養授業の講義をまとめたもの。
    ほどよくわかりやすく、最初の一冊としていいと思う。

    教養を前面に押し出したものではないが、本書に興味を抱いた方に、よりとっつきやすい書籍として『冒険の書』などが合うかもしれない。

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    2024年07月10日
  • 教養の人類史 ヒトは何を考えてきたか?

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    人類史というか、古今東西の知の巨人達の思考を通して、人類の歴史をざっくりとまとめた感じの一冊。
    内容の良し悪しではなくて、ちょっとタイトルと中身が噛み合ってない様な気がした。

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    2024年06月07日
  • 日本の古代豪族 100

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    蘇我氏や藤原氏など有名な豪族だけでなく100もの豪族を1500年前の家系図から解き起こした力作だけど、途中で力尽きた。文字の偉大さ痛感。優れた文明も文字が無ければ後世に伝わらない。それにしても権力者の振る舞いは大昔から何も変わらない。人間って面白い。史実を明らかにする歴史学者の醍醐味か…。それともミステリー作家の創作意欲掻き立てる宝庫か。

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    2022年10月05日
  • 女たちの壬申の乱

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    前半は期待したほど女性中心じゃないな…と思ったが後半はしっかり天智天武をとりまく女性についての考察。
    ただ、水谷先生のいままでの一般向け書籍のなかでは平凡かな。

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    2022年05月02日
  • 女たちの壬申の乱

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    ネタバレ

    女たちの壬申の乱になるまでが結構長い。数回挫折した。額田王のとらえ方がよかった。資料のない皇女は自害かというのはそうかもしれない。

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    2021年11月07日
  • 謎の大王 継体天皇

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    古代史好きならみんな気になる継体天皇。日本書紀の記述が不自然すぎて、今までの王家とぜんぜん血縁ない人が王位を簒奪して天皇になったんじゃないの?という学説が唱えられるなど、もっとも歴史ロマン溢れる天皇だと思う。万世一系を否定する学説なので戦前なら大問題だろうけど、とにかく興味深い。
    そのあたりも含め、日本書紀や古事記を丹念に読み解いて、継体天皇の正体を探っていく。ごく限られた資料から当時の政治体制や勢力関係を紐解いていくのは古代史の醍醐味だと思う。

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    2017年09月14日
  • 継体天皇と朝鮮半島の謎

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    古代、天皇を出す家系は複数あった可能性。
    九州から関東まで以外に広い朝廷の勢力圏。
    朝鮮半島との濃い交流。

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    2014年08月25日
  • 継体天皇と朝鮮半島の謎

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    継体天皇の父祖の系譜を近江の古墳の考古学の成果を受けて比定し、応神天皇の子孫がいかに近江に根を張り、土着していったかを明らかにした。また継体天皇の大和入りに年月がかかった理由を東大和と西大和の豪族の対立があったからだと考え、具体的には反対勢力の葛城氏が没落し蘇我氏が取って代わった為、大伴、物部といった東大和の豪族に擁立された継体天皇が大和に宮を構えることができた。この考えは面白い。何故、蘇我氏が葛城氏に代わる形で歴史の表舞台に出てきたのかが納得いく。五経博士のくだりも面白かった。ただ対外的な部分や磐井との関係、秦氏との繋がりなどは引っかかるところもある。

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    2013年09月09日
  • 謎の大王 継体天皇

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    謎に包まれた人。

    結局なにものなんだろう。



    万世一系?

    継体がいるのに?

    名前がものがたってるよね。

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    2009年10月04日
  • 謎の大王 継体天皇

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    大和朝廷の歴史に燦然と異彩を放つ継体天皇。
    今までの大和育ちではなく、近江の国に生まれ即位後も20年かけて大和に入る事ができた彼の生涯とその歴史的意義を解き明かしていくとても興味深い本です。

    記・紀に記されている事とその裏側にある思いを読み解きながら継体天皇が即位する事になった理由や彼の権力構造、そして彼の即位が後の武家政権による天皇擁立につながっていく事等、歴史の教科書からは読み取れない古代の実像がその元になる出典と著者の解説でわかりやすく書かれています。

    地方の時代と言われている現代に地方から中央に駆け上っていった彼の事が注目されている中で入門書としておすすめです。

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    2009年10月04日